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Contents of /canna/canna/OCHANGES.jp

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Revision 1.1 - (show annotations) (download)
Thu Sep 25 15:24:31 2003 UTC (20 years, 6 months ago) by aida_s
Branch: MAIN
CVS Tags: before_new_zipcode, release_3_7_p1, release_3_7_p2, release_3_7_p3, release_3_7_beta1, relbr_3_7_bp, after_new_zipcode, release_3_7, HEAD
Branch point for: RELBR_3_7
Update documents for 3.7 beta release.

* CHANGES.jp: truncated
* OCHANGES.jp: moved everything here from CHANGES.jp
* INSTALL: Updated. Removed description about ancient systems.
* INSTALL.jp: ditto
* README.jp: cannuum is now secure.
* misc/initfiles/sample.canna: describe :katakana
* misc/initfiles/verbose.canna: ditto
* misc/initfiles/unix.canna: describe and enable :katakana

1 本文書では『かんな』Version 1.2 以降の変更点について時間をさかのぼりな
2 がら説明いたします。 Version 3.7 以降については、CHANGES.jpを参照して
3 ください。
4
5
6 0. 『かんな』Version 3.6 におけるパッチ
7
8 0.1 パッチレベル4での修正
9
10 ここでは主要な変更のみを述べます。詳しくは ChangeLog を参照して下さい。
11
12 仕様変更:
13 ・サンプルの初期化ファイルやdefault.cannaを開発中の3.7と同様の構成にした。
14 ・起動スクリプトのサンプルmisc/cannaを廃止して、より現代的なrc.cannaに
15 置き換えた。
16 ・カナ変換時の自動登録を使えるようにした。verbose.cannaにあるように、
17 use-dictionaryで:katakana "your-dictionary"のように設定することでこの機能を
18 利用できる。
19 ・fuzokugo.cldはインストールも生成も止めた。
20 ・lispで設定できるキーシンボルを増やした。(アプリケーション側の対応も必要。)
21
22 バグ修正:
23 ・単語登録の時の単語の編集がまだおかしかったので修正。
24 ・条件によって文節を延び縮みさせた時にサーバが落ちる問題を修正。
25 ・cpdicが動かない問題を修正。
26 ・ローマ字仮名変換ファイルを生成する際の特殊文字問題を修正。
27 ・「ん」を「n'」で入力できない問題を修正。
28 ・KC_DOの不適切な挙動を修正。
29 ・単語登録の品詞メニューで「その他」を選んだ時に不正な動作をする問題を修正。
30 ・わずかに間違ったバイナリ辞書が生成される問題を修正。
31
32 その他:
33 ・ドキュメントを修正した。特に、doc/man/guide以下のTeXドキュメントを大
34 幅に更新し、LaTeX2eに対応した他、古い記述を修正した。
35 ・サーバが異常終了した際に適切な終了コードを返すようにした。
36 ・その他、内部の潜在的な問題を修正した。
37
38 0.2 パッチレベル3での修正
39
40 ・manページのインストールに失敗する問題を修正。
41 ・Sunでcanuumが動くようにした。
42
43 0.3 パッチレベル2での修正
44
45 ここでは主要な変更のみを述べます。詳しくは ChangeLog を参照して下さい。
46
47 ・canuum を FreeWnn の uum をベースに書き換え。
48 ・共有ライブラリのバージョンを1.1に統一。
49 ・辞書の誤字、品詞の誤りを修正。
50 ・character-based-move が t に設定されていると、単語登録の際に単語の編集
51  がうまく出来ない不具合を修正。
52 ・TTY ベースのアプリケーションや emacs で、カーソルキーやファンクションキー
53  を正常に入力できない不具合を修正。
54 ・字種変換、部分確定の際に誤った学習が行われる問題を修正。
55 ・現代的なディレクトリ構造に対応させやすいよう、 Canna.conf.dist を
56  書き換え。デフォルトのディレクトリ構造は変えていない。
57 ・FreeBSD 5.x,OpenBSD でのワイドキャラクタの扱いを修正。
58 ・mkbindic で同じ読みの単語同士の優先順位を変えないようにした。
59 ・3.6p1 で逐次入力が壊れていたのを修正。
60 ・マニュアル類やカスタマイズファイルのサンプルを更新。
61 ・その他細かなバグ修正。
62
63 0.4 パッチレベル1での修正
64
65 クライアントから不正なリクエストを送られると、バッファオーバーフローを
66 起こしたり、内部情報が漏れたりするというセキュリティ問題を修正。
67
68
69 1. 『かんな』Version 3.6 における変更点
70
71 『かんな』Version 3.6 では『かんな』Version 3.5 β2版 に対して以下に
72 示すような機能拡張、変更を行っています。
73
74 1.1 従来と互換性のない変更
75
76 cannaserverに-inetオプションを付けて起動しない限り、TCP接続は受け付けず、
77 UNIXドメインソケットでの接続のみを受け付けるようにしました。これは、
78 Debian GNU/Linuxでの修正を取り入れたものです。なお、UNIXドメインの場合、
79 サーバ名はunix[:番号]と指定します。
80
81 1.2 セキュリティ修正
82
83 クライアントから非常に長いユーザ名を送られると、バッファオーバーフロー
84 を起こすという問題を修正しました。
85
86 1.3 辞書、文法データの修正
87
88 3.5 β2版リリース後に公開された、狩野氏および藤枝氏によるアンオフィ
89 シャル文法パッチを適用しました。また、pubdic+の誤字を数箇所修正しま
90 した。
91
92 1.4 変換エンジンの強化
93
94 次の機能を実現する、藤枝氏によるアンオフィシャルパッチを適用しました。
95
96 ・3つ以上付属語が接続した時に、日本語としてあり得ない表現が生じるのを
97 打ち消すロジックを追加する。
98
99 ・使われていなかった文節区切り学習の機能を有効にする。
100
101 この他、Debian GNU/Linuxで行われていた、読みが一文字の単語では優先度を
102 無視する修正を加えています。(これは藤枝氏がCanna-mlに流したパッチので、
103 統合パッチから抜けていたものです。)また、藤枝氏のパッチでは、mkdicで
104 作った辞書では文節区切り学習が効かないので、それも効くようにしました。
105
106 1.5 その他の主な変更
107
108 (1) cannaserverの特権の設定
109
110 -uオプションで、cannaserverがどのユーザの権限で動作するかを指定できる
111 ようになりました。これはDebian GNU/Linuxでの修正を取り入れたものです。
112
113 (2) 日本語manページのインストール
114
115 従来は、日本語と英語のどちらかのmanページしかインストール出来ません
116 でしたが、両方のmanページが入るようになりました。
117
118
119 2. 『かんな』Version 3.5 β版における変更点
120
121 2.1 β2版での変更点
122
123 ・C-j の問題点の修正
124
125 C-j を部分確定機能にわりあてたが、読みモードで最後尾にカーソルがあ
126 る状態で部分確定すると、空モードに戻らないで読みモードのままである
127 と言う問題があった。具体的には「わたし C-j C-b」のように Emacs 上で
128 入力したとき、C-b が Emacs のカーソル移動に用いられれず C-b 自身が
129 されてしまうという問題があった。
130
131 ・早稲田大学の狩野氏および北陸先端大学院大学の藤枝氏によるアンオフィ
132 シャル文法パッチを適用した。
133
134 ・C-k や C-d の処理の修正
135
136 C-k や C-d のような先頭一文字、末尾一文字を取り出す処理を行う場合に、
137 内部にかかえている読み部分を先頭一文字/末尾一文字などにしていたが、
138 これだとアンドゥできなくなるので、この処理をやめた。ただし、現状で
139 は C-k や C-d 後に self-insert(a などを入力)すると C-k や C-d の効
140 果が無くなってしまうと言う問題がある。
141
142 ・ライブラリのインストールパスを /usr/local/lib から /usr/lib に戻し
143 た。
144
145 ・OS/2 でもコンパイルできるようにした。この部分は日本 IBM の上野さん
146 による修正です。
147
148 ・Linux が select 部分で CPU を異常に消費してしまう問題を解決した。
149 ・NetBSD でもコンパイルできるようにした。
150 ・keishiki.t や katakana.t などの足りなかった辞書の追加。
151 ・β1で canuum がコンパイルできなかった件を修正
152 ・SunOS 4.1 のコンパイラではねられる記述を取り除いた。
153 ・その他小さな問題の修正
154
155 3. 『かんな』Version 3.5 における変更点
156
157 『かんな』Version 3.5 では『かんな』Version 3.4 に対して以下に示すよう
158 な機能拡張・変更を行っています。
159
160 (1) ユーザインタフェースの改善
161 (2) ファイル拡張子の変更
162 (3) 辞書の変更
163 (4) スリムな Canna を作るためのフラグの追加
164 (5) 旧形式ファイルのサポートとりやめ
165 (6) SJ3, Wnn のサーバアクセスライブラリのサポートとりやめ
166 (7) いくつかのコマンドのサポートとりやめ
167 (8) アプリケーションプログラムインタフェースの改善
168
169 (1),(2) の変更は、主に Canna for Windows 95 開発に伴う変更です。
170
171 3.1 ユーザインタフェース
172
173 (1) 候補一覧のページスクロール
174
175 候補一覧の二次元表示時に、画面に収まり切らない候補に関してページ単位
176 のスクロールアップスクロールダウンができるようになりました。
177
178 (2) 一文字選択機能の追加
179
180 文節内の先頭あるいは末尾の一文字だけを選択する機能をつけました。C-k
181 および C-d に割り当ててあります。これに伴い、変換中の C-k の機能(部
182 分確定を行い残り部分を読みに戻す)は C-k への割当が削除されました。一
183 文字選択機能は例えば、「直出(ちょくしゅつ)」という単語が辞書に無かっ
184 た時に、「ちょくせつがいしゅつ<変換>」→「直接外出」→C-k,C-f,C-d→
185 「直出」として入力することができます。
186
187 C-k を以前と同じ意味で利用する場合は以下のように定義してください。
188
189 (set-key 'tankouho-mode "\C-k" '(bubun-kakutei quit))
190 (set-key 'ichiran-mode "\C-k" '(bubun-kakutei quit))
191
192 (3) bubun-kakutei 機能
193
194 bubun-kakutei 機能を追加しました。これはカレントカーソルポジションの
195 前までの領域を確定させるものです。キーは C-j に割り当てました。
196
197 (4) 文字種変換バリエーションの追加
198
199 かな文字字種だけでぐるぐる字種変換する kana-rotate、英数文字だけでぐ
200 るぐる字種変換する romaji-rotate、大文字小文字キャピタライズを選択す
201 る case-rotate 機能を入れました。
202
203 (5) 文字種変換後の動作がカスタマイズ可能に
204
205 文字種変換後、文字種変換部分を確定しないで次の入力を行うかどうかを指
206 定することができるようになりました。指定するための変数は
207 mojishu-continue で、t または nil を指定します。デフォルト値は t で、
208 Version 3.4 のときの仕様と同じ「確定しないで次の入力を行う」です。
209
210 (6) defsymbol の拡張
211
212 ローマ字かな変換の補助を行う defsymbol 機能を拡張しました。入力キー
213 に対して他のキーが入力されたように振舞わせることができるようになりま
214 す。
215
216 (例) F1 を押したら全角スペースを入力する。その時入力キーはあたかも
217 スペースキーであったかのようにする。
218
219 (defsymbol ?\F1 ?\Space " ")
220
221 (7) defsymbol の動作の若干の変更
222
223 defsymbol してある文字については候補一覧表示を行った時にはかならず
224 defsymbol での定義による一覧が出ていましたが、defsymbol で候補が一つ
225 しかないときは漢字の一覧が出るようになりました。
226
227 (8) 候補一覧モードにおける操作の拡張
228
229 文節伸ばし(C-o)など、候補一覧モードでは直接用いられないキーを入力し
230 たときに、候補一覧を終了し、単候補モードでその機能が実行されるように
231 なりました。
232
233 (9) Capitalize 機能の修正
234
235 Capitalize 機能を修正しました。例えば、new york に対しては New York
236 となるようになりました。
237
238 3.2 ファイル拡張子の変更
239
240 各種ファイルの拡張子を Canna for Windows 95 に合わせて、以下のように
241 変更しました。
242
243 ローマ字かな変換テーブル *.kp → *.cbp
244 バイナリ辞書 *.d → *.cbd
245 テキスト辞書 *.t → *.ctd
246 学習ファイル *.fq → *.cld
247
248 3.3 辞書の変更
249
250 (1) pubdic+ の利用
251
252 pubdic+ の辞書を簡単に利用できるようになりました。
253
254 (2) ユーザ用サンプル辞書とシステム辞書の統合
255
256 ユーザ辞書ディレクトリ(user/user) にサンプル辞書がいくつか置いてあり
257 ましたが、これらの辞書をシステム辞書ディレクトリ(canna)に移動しまし
258 た。
259
260 3.4 スリムな Canna を作るためのフラグの追加
261
262 旧プロトコル互換のためのコードや、ユーザインタフェースライブラリにお
263 けるメニュー部分のコードをコンパイルスイッチで削除することができるよ
264 うになりました。デフォルトでは、旧プロトコル(『かんな』Version 1.x
265 のプロトコル)は削除、メニューはそのままとなります。
266
267 これにより旧プロトコルしか話せないクライアントやサーバとの接続ができ
268 なくなります。『かんな』Version 1.x のものとの通信を行なう場合は、旧
269 プロトコルも利用できるように Canna.conf を書換えてください。
270
271
272 3.5 旧形式ファイルのサポートの取りやめ
273
274 以下の旧形式ファイルのサポートをとりやめました。
275
276 *.iroha … 旧形式カスタマイズファイル
277 *.rdef … 旧形式ローマ字かな変換テーブルソース
278 *.rdic … 旧形式ローマ字かな変換テーブル
279
280 これにともない、mkromdic の -n オプションも使用できなくなります。
281
282 3.6 SJ3, Wnn のサーバアクセスライブラリのサポートとりやめ
283
284 RKSj3(SJ3 サーバアクセスライブラリ)、RKWnn(Wnn の jserver アクセスラ
285 イブラリ)のサポートをとりやめました。
286
287 3.7 いくつかのコマンドのサポートとりやめ
288
289 以下のツール、プログラムのサポートをとりやめました。
290
291 canvert … 『かんな』Version 1.x のバイナリ辞書やカスタマイズファ
292 イルを Version 2.1 以降の形式のファイルに変換するツール。
293
294 dpwdic … 上記 canvert から呼び出される辞書コンバータ。
295
296 itoc … 上記 canvert から呼び出されるカスタマイズファイルコンバー
297 タ。
298
299 3.8 アプリケーションプログラムインタフェース
300
301 候補一覧のコールバック API を拡張および変更しました。この API は
302 Windows 95 用 IME のためのものです。kinput2 もこの API を利用してい
303 ますが、kinput2v2 fix2 にて対応済です。
304
305
306 4. 『かんな』Version 3.4 における変更点
307
308 『かんな』Version 3.4 では『かんな』Version 3.3 に対して以下に示すよう
309 な機能拡張を行っています。
310
311 (1) ユーザインタフェースの改善
312 (2) アプリケーションインタフェースの追加
313 (3) その他の変更
314
315 本変更は主に Canna for Windows 3.1 開発に伴う変更です。
316
317 4.1 ユーザインタフェース
318
319 (1) カタカナ自動登録
320
321 全角カタカナに字種変換して確定した場合は、そのカタカナを自動登録する
322 ことができるようになりました。自動登録の指定は、カスタマイズファイル
323 を利用して以下のように記述します。
324
325 (use-dictionary :katakana "katakana")
326
327 (2) コード種別の指定
328
329 コード変換の機能を利用してコード入力を行う場合、JIS コード(jis)、シ
330 フト JIS コード(sjis)、区点コード(kuten)の 3 つのコード種別のいずれ
331 かを指定することができるようになりました。コード種別の指定は、カスタ
332 マイズファイルを利用して以下のように記述します。
333
334 (setq code-input "jis")
335
336 ただし、メニューを利用したコード入力は、JIS コードのみサポートします。
337
338 4.2 アプリケーションインタフェース
339
340 (1) KC_SETUSERINFO
341
342 KC_SETUSERINFO によってアプリケーションからユーザ名などの指定が行え
343 ます。
344
345 (2) KC_CHANGESERVER
346
347 KC_CHANGESERVER によってアプリケーションから接続しているサーバを変更
348 することができます。
349
350 4.3 その他
351
352 メニュー表示をアプリケーションが行ったり、カスタマイズファイルをバイ
353 ナリ形式にしたりすることができるようになりました。
354
355
356 5. 『かんな』Version 3.3 における変更点
357
358 『かんな』Version 3.3 では『かんな』Version 3.2 に対して以下に示すよう
359 な機能拡張・変更を行っています。
360
361 (1) クライアントサーバ間通信プロトコルの追加
362 (2) 辞書の同期処理の改善
363 (3) ユーザインタフェースの改善
364 (4) premountdics サポートとりやめ
365 (5) その他
366
367 5.1 クライアントサーバ間通信プロトコルの追加
368
369 サーバの終了要求を送るプロトコルを追加しました。Version 3.2 までは、
370 サーバの終了処理はシェルスクリプトで行っており、ロックファイルの有無
371 でサーバの起動状態を判断していたため、ロックファイルを削除すると、サー
372 バが起動されていても起動していないものと判断されていましたが、
373 Version 3.3 からは、サーバの終了処理はプロトコルで要求するようになり、
374 確実にサーバの終了処理が行えるようになりました。
375
376 このプロトコルのサポートに伴い、ロックファイルのサポートを中止しまし
377 た。
378
379 5.2 辞書の同期処理の改善
380
381 サーバが一定時間アイドルであった場合に、サーバ側で辞書の同期処理を行
382 うようになりました。
383
384 5.3 ユーザインタフェースの改善
385
386 (1) 単語登録メニューの改善
387
388 メニューを利用した単語登録時に表示される品詞および詳細な品詞決定のた
389 めの質問を見直し、わかりやすくしました。
390
391 (2) 単語削除メニューの改善
392
393 メニューを利用した単語削除時に、Version 3.2 までは辞書を選択した後に、
394 読みを入力して単語を削除していましたが、Version 3.3 からは読みを入力
395 すると、その読みを持つ単語が表示され、削除する単語を選択した後に辞書
396 を選択するようになりました。これによって、以前は削除したい単語が登録
397 されている辞書がわからないと単語削除できなかったのが、単語さえ指定す
398 れば削除できるようになりました。
399
400 (3) カスタマイズファイルの見直し
401
402 提供しているカスタマイズファイルをすべて見直し、操作性を変更しました。
403
404 5.4 premountdics サポートとりやめ
405
406 premountdics ファイルのサポートをとりやめました。
407
408 5.5 その他
409
410 スタンドアロンタイプとしても make することができるようになりました。
411
412
413 6. 『かんな』Version 3.2 におけるパッチ
414
415 6.1 パッチレベル 2 での修正
416
417 ・INSTALL の修正
418 - X11R6 環境での作り方の記述しかなかったが、X11R5 と X11R6 の両
419 方を記述した。
420 ・Imakefile の修正
421 - INSTALLFLAGS を抜いた(パッチ 1 での修正もれ)。
422 - chmoddic がインストールされるようにした。
423 ・カスタマイズのキーワードの追加
424 - inhibit-hankaku-kana を追加した。
425 ・lseek の第 2 引数関連の修正
426 ・cpp がないときの処理の追加
427 ・辞書の修正
428 - 「台」を #JS でも登録した。
429 - 「しんがくぎほう」の修正。
430 ・ローマ字かな変換テーブルの修正
431 - cpp によってはうまく処理できなかったため、「"」や「'」を「\x22」
432 や「\x27」に変更した。
433 ・マニュアルの修正
434 - SCREEN という環境を使うようにした。
435 ・rmdic の結果が dics.dir に反映されなかったのを修正した。
436 ・base-kakutei で、確定キーを押すと何もなくなる問題を直した。
437 ・その他細かいバグの修正。
438
439 6.2 パッチレベル 1 での修正
440
441 ・kinput2 で記号の連続入力に対応するための修正。
442 ・サンプルのカスタマイズファイルの修正。
443 - skk.canna を kinput2 で使えるようにした。
444 - tut.canna で TUT 記号が入れられるようにした。
445 ・Imakefile の修正。
446 - X11R5,X11R6 ともに対応できるようにした。
447 - INSTALLFLAGS を抜いた。
448 ・ドキュメント用 README の修正。
449 ・ドキュメントの修正。\tt の問題。
450 ・いくつかの単語の品詞の修正。
451 ・number.t がインストールされるようにした。
452 ・Sparc の cc で warning が出たのを修正した。
453 ・その他細かい修正。
454
455
456 7. 『かんな』Version 3.2 における変更点
457
458 『かんな』Version 3.2 では『かんな』Version 3.1 に対して以下に示すよう
459 な機能拡張を行っています。
460
461 (1) グループ辞書のサポート
462 (2) 辞書の同期処理のサポート
463 (3) 分野別学習ファイルのサポート
464 (4) 辞書コピーの改善
465 (5) 辞書のアクセス権の設定
466 (6) 接続クライアント数の拡大
467 (7) バイナリ辞書からの単語削除のサポート
468 (8) ユーザインタフェースの改善
469
470 7.1 かな漢字変換
471
472 (1) グループ辞書のサポート
473
474 辞書をコピーしなくても、グループ ID(gid) の同じユーザ間では複数のユー
475 ザで同一の辞書を使用できるようになりました。
476
477 (2) 辞書の同期処理のサポート
478
479 辞書ファイルへの同期処理を追加しました。これにより、カスタマイズす
480 ることによって、単語登録/削除時に辞書をメモリ上の辞書と同期できるよ
481 うになりました。
482
483 (3) 分野別学習ファイルのサポート
484
485 一つの辞書に対し複数の学習情報ファイルが扱えるようになり、分野ごと
486 に学習情報を切替えることができるようになりました。
487
488 (4) 辞書コピーの改善
489
490 辞書コピー専用の関数を作成し、辞書のコピーが速くなりました。また、
491 学習ファイルについても、バイナリ辞書のコピーという形で個人別学習ファ
492 イルとして使用できます。
493
494 (5) 辞書のアクセス権の設定
495
496 辞書の READ/WRITE 権を設定できるようにしました。
497
498 (6) 空白文字を含む単語の登録・削除
499
500 空白文字を含む読みや候補を登録・削除できるようになりました。
501
502 (7) 接続クライアント数の拡大
503
504 システムの資源(メモリ等)が許す限り cannaserver にクライアントが接続
505 できるようにしました。
506
507 (8) バイナリ辞書からの単語削除のサポート
508
509 バイナリ辞書からの単語の削除が可能になりました(α版では未サポート)。
510
511 7.2 ユーザインタフェース
512
513 (1) 逐次自動変換および連文節変換部の統合
514
515 『かんな』Version 2.1 において、文節伸縮モードがサポートされました
516 が、この機能が使用できるのは連文節変換時のみでした(Version 1.2 にお
517 ける変更点 参照)。この機能が逐次自動変換時にも使用できるようにしま
518 した(α版では未サポート)。
519
520 (2) 編集モード時の処理の変更
521
522 編集モードの処理が変更になり、編集モードがなくなりました。かわりに
523 読みモード、単候補モード、字種モードの混在により処理されるようにな
524 りました。
525
526 (3) メニューのカスタマイズ化
527
528 拡張メニューがカスタマイズできるようになりました。
529
530 (4) 記号入力時の操作の改良
531
532 記号を連続して入力できるようにしました。
533
534 (5) 新キーワードの導入
535
536 新キーワードが導入され、連文節変換時に英数モードで空白文字の入力時
537 に変換が行われないようになりました。また、逐次自動変換時においても、
538 句読点の入力時に変換が起動されるようになっている場合、英数モードで
539 は句読点を入力しても変換が行われないようになりました。
540
541 (6) 文法辞書の指定
542
543 ユーザが自由に文法辞書を変えられるようになりました。
544
545 (7) 辞書引き順の明確化
546
547 カスタマイズファイルに、優先して引きたい順に辞書を指定できるように
548 なりました。
549
550 (8) boiled-egg 的入力方法のサポート
551
552 あるタイミングで一括してローマ字かな変換/かな漢字変換を行うことがで
553 きるようになりました。
554
555 (9) ローマ字かな変換優先機能の追加
556
557 ローマ字かな変換を優先することができるようになりました。
558
559
560 8. 『かんな』Version 3.1 における変更点
561
562 『かんな』Version 3.1 では『かんな』Version 2.2 に対して以下に示すよう
563 な機能拡張を行っています。
564
565 (1) 文節長学習・単語長学習対応
566
567 文節長学習・単語長学習の結果をファイルに保管するようになり、翌日に
568 なってもそれまでの学習結果が反映されるようになりました。
569
570 (2) 辞書形式の変更
571
572 4Kbyte 単位でアクセスするようになり、アクセス効率および仮想記憶効率
573 が上がりました。また、辞書が小さくなりました。
574
575
576 9. 『かんな』Version 2.2 におけるパッチ
577
578 9.1 パッチレベル4での修正
579
580 ・Mule を使っている時に接続がきれたり、立ち上げ時に辞書のマウントに失
581 敗することがあった。この問題を直した。
582 ・パッチ2 で cannaserver にバグを入れていた。具体的には文節伸ばし縮め
583 を行った時に、余計なデータをクライアントに返していた。これを直した。
584 ・addwords などでタブをうまく処理していなかったことの修正。
585 ・単語登録時に候補を入れて確定した後 romaji 機能を使うと core dump す
586 ることがあった。これを修正。
587 ・辞書の若干の修正。
588 ・jdvi2kps で epsbox スタイルを使う人のための注意を入れた。
589
590 9.2 パッチレベル3での修正
591
592 ・パッチ2で入れてしまった以下の問題を解決
593 - iroha.t のコンパイルができなくなっていた。
594 - rename() を、ポータビリティ向上のため link/unlink で置き換えたが、
595 置き換え方に一部間違いがあった。
596 ・サービス番号のデフォルト値を用いる時に Little Endian マシンでの値の
597 設定が間違っていた。
598 ・一般の接尾語辞書 suffix.t を消し、数関係の接尾語辞書 number.t を入
599 れた。
600
601 9.3 パッチレベル2での修正
602
603 ・DEC αで動作するようにした。今までも大体動いていたが、cannaserver
604 だけはプロトコル処理部に sizeof(long)==sizeof(int)==4 と仮定してい
605 る部分があってうまくなかった。これを直した。
606 ・TUT 入力のための tut.canna および tut.kpdef をサポート。
607 ・ヘッダの C++ 対応(つもり)。
608 ・ドキュメントの整備(ASCII TeX への対応、ディレクトリの記述が
609 Canna.conf にしたがうようにした、など)。
610 ・ライブラリのマニュアルページを doc/man/lib から lib/canna に移した。
611 ・doc/man/guide/tex/texindex の動作が awk に依存していたので C で書き
612 直し名前も変更し cannaindex とした。
613 ・rename() を使っている部分があったので link()/unlink() で書き換えた。
614 rename() を持たないシステムへの対応。
615 ・Purify した。
616 ・狩野氏による、文法関連の unofficial patch の反映。(patches.49 まで)
617 ・一部のマシンで make canna 時に辞書コンパイルのところで syntax error
618 が出る件を修正。
619 ・その他細かいバグ修正。
620
621 9.4 パッチレベル1での修正
622
623 ・sj3serv にも接続できるようにした。
624 ・BSD386 などで見られる、プロトコルエラーを修正した。
625 ・linux に対応した。
626 ・ユーザインストール時に chown で fail する件に対処した。
627 ・cannaserver での free 忘れ/メモリ初期化忘れの修正。
628 ・マニュアルを作る時にディレクトリ表記をインストール時の指定に合わせ
629 るようにした。
630 ・canuum のベースを Wnn4.108 から Wnn4.109 に変えた。
631 ・canuum の PTY の最大値を大きくした。
632 ・mergeword の引数にファイルが指定できるようにした。また、splitword
633 に引数を与えない時に標準入力を見るようにした。
634 ・いくつかの文法の修正。
635 ・その他細かいバグの修正。
636
637
638 10. 『かんな』Version 2.2 における変更点
639
640 『かんな』Version 2.1 から『かんな』Version 2.2 では以下のことが追加
641 されました。
642
643 (1) エンジンの切り替え
644
645 かな漢字変換エンジンを cannaserver(irohaserver) と Wnn の jserver
646 との間で自由に切り替えることができるようになりました。
647
648 (2) マーク
649
650 字種変換などの範囲をマークとカーソルで指定できるようにしました。
651
652 これらについては参照できるドキュメントがほとんど存在しませんので、こ
653 こでちょっと説明します。詳しい説明はもうしばらくお待ちください。
654
655 (1) エンジンの切り替え
656
657 エンジンの切り替えはダイナミックローディング(dlopenなど)を使って行っ
658 ています。したがって、ダイナミックローディングを利用できない OS では
659 使えません(実はオブジェクトサイズが大きくなっても良いのであればなん
660 とでもできるのですが)。ロードされるライブラリは libRKC.so (かんな)
661 か libRKWnn.so (Wnn) です。
662
663 β版の Makefile (Imakefile) では Shared Library のことはあまり考慮し
664 ていないのでエンジンの切り替えを行うには人手での Makefile の書き換え
665 が必要になります。
666
667 libRKWnn.so はβ版のソース(lib/RKWnn)に加えて、Wnn の libwnn.a と
668 kinput2 の jclib.o jilib.o があれば作成できます。以後の版で Makefile
669 を提供する予定ですが、とりあえずやってみたい人は doc/misc/engine.tx
670 を見てトライしてください。
671
672 (2) マーク
673
674 マークを打つのは C-<space> です。今までは C-n などで字種変換をすると
675 入力中の文字全てが字種変換されていましたが、Version 2.2 では
676 C-<space> が打たれたり、一度字種変換がされたりするとマークが設定され、
677 そこから後ろだけが字種変換されます。
678
679 《例》
680
681 fairu C-n a C-p → V1.2 ファイルa (「ファイル」の部分が確定される)
682 V2.1 fairua
683 V2.2 ファイルa (「ファイル」の部分も読みのまま)
684
685
686 11. 『かんな』Version 2.1 における変更点
687
688 『かんな』Version 2.1 では『かんな』Version 1.2 に対して主に以下に示す
689 機能拡張を行っています。
690
691 (1) 逐次自動変換方式の導入(サーバクライアント方式ではフリーソフト初)
692 (2) 個人別頻度学習管理のサポート
693 (3) EUCのG3文字のサポート
694 (4) ユーザインタフェースの改善
695
696 これにともない、かな漢字変換辞書形式の変更、ローマ字かな変換テーブルの
697 形式の変更、カスタマイズファイル形式の変更を始めとする様々な変更が行わ
698 れました。詳しくは以下を参照してください。
699
700 11.1 かな漢字変換
701
702 (1) 逐次自動変換サポート
703
704 サーバクライアント方式としては初の逐次自動変換をサポートしました。従
705 来のパーソナルコンピュータなどでは逐次自動変換の操作方法がぎこちない
706 場合が多くありましたが、連文節変換でのユーザインタフェースを自然に拡
707 張する形の操作法を提供しており、誰でも自然に逐次自動変換を利用するこ
708 とが可能です。
709
710 (2) 個人別頻度学習のサポート
711
712 今までは同一の辞書を複数のユーザが使用しているときは最後に使用した人
713 の学習情報によって他の人の学習情報が上書きされていましたが、メインの
714 辞書とは別に学習情報ファイルをユーザ毎に分散させて持たせることにより
715 頻度情報を各個人毎に管理することが可能になりました。
716
717 今まで通り頻度情報を共有することもユーザ毎の設定により可能です。
718
719 (3) EUCのG3文字のサポート
720
721 JIS規格により補助漢字集合(JIS X0212)が制定されました。補助漢字集合は
722 UNIX Internationalの日本語規約ではEUCのG3文字として取り扱うことが定
723 められております。
724
725 『かんな』Version 2.1では補助漢字集合を始めとしてG3領域に置かれるこ
726 とが多い外字等をサポートできるようにEUCのG3文字をかな漢字変換の「読
727 み」あるいは「候補」として利用できます。
728
729 (4) 辞書形式の変更(バイナリ辞書)
730
731 個人別頻度学習とEUCのG3文字のサポートに伴い辞書形式が変更されました
732 (テキスト形式辞書に関しては以前のままです)。
733
734 旧形式の辞書を『かんな』Version 2.1でも活用したいかたのために旧形式
735 辞書から新形式辞書へのコンバータツールもサポートしています。
736
737 11.2 ローマ字かな変換
738
739 (1)「ん」の入力のためのデフォルトの変更
740
741 従来「あんない」「せんい」などの入力を行う時に「annai」「sen'i」など
742 のような「n」一文字が「ん」に対応するものをデフォルトとしていました。
743 もちろん従来からカスタマイズの設定により変更することは可能でしたが、
744 『かんな』Version 2.1 ではパソコン、ワープロで広く見られる「nn」を
745 「ん」に対応させる規則をデフォルトに変えました。これにより「あんない」
746 「せんい」などの入力のしかたは以下のようになります。
747
748 ┌────┬─────┬───────────┐
749 │ │ 従来 │『かんな』Version 2.1 │
750 ├────┼─────┼───────────┤
751 │あんない│ annai │ annnai │
752 ├────┼─────┼───────────┤
753 │ せんい │ sen'i │ senni │
754 │ │ semni │ sen'i │
755 │ │ │ semni │
756 ├────┼─────┼───────────┤
757 │ べんり │ benri │ benri │
758 └────┴─────┴───────────┘
759
760 (2)ローマ字かな変換テーブルの形式の変更
761
762 ローマ字かな変換テーブルのテキスト形式およびバイナリ形式を変更しまし
763 た。ローマ字かな変換規則の記述の際に中間結果を記述する3番目フィール
764 ドが設けられ柔軟な規則が記述できるようになりました。
765
766 以前作成したローマ字かな変換テーブルに関しても『かんな』Version 2.1
767 で利用することが可能です(バイナリ形式、テキスト形式両方とも)。
768
769
770 (3)複数のローマ字かな変換テーブルの切り替え可能
771
772 複数のローマ字かな変換テーブルを登録しておいて、使用時にそれらを切り
773 替えることが可能となりました。
774
775 (4)多候補シンボル定義が可能
776
777 「.」(ピリオド)や「,」(コンマ)を始めとして全てのキーに対して複数の記
778 号を対応させて使用時に切り替えることが可能となりました。例えば、以下
779 のような対応が可能です。
780
781 ┌───┬──────────────┐
782 │ 入力 │ ローマ字かな変換結果 │
783 ├───┼──────────────┤
784 │ . │ 。 または . │
785 ├───┼──────────────┤
786 │ , │ 、または , │
787 ├───┼──────────────┤
788 │ [ │ 「、『、[、〔 または [ │
789 ├───┼──────────────┤
790 │ ] │ 」、』、]、〕 または ] │
791 └───┴──────────────┘
792
793 切り替えはかな漢字変換の候補選択と同様の操作で行えます。また、複数の
794 切り替えをリンクして行うことも可能です。
795
796 11.3 日本語入力操作
797
798 (1)モード表示の変更
799
800 逐次自動変換モードの導入に伴ってモード表示文字列を見直しました。
801
802 ・「確」の領域の削除
803
804 モード表示の左側に設けられていた、確定入力を表す「確」を表示する領
805 域が削除されました。
806
807 確定モードはモード表示を取り囲む括弧の形で表現されます。
808
809 ・アルファベット入力モードのモード表示が 「」(空文字列)だったものが
810 「   」(空白文字列)に変更されました。(見た目には同じです)
811
812 (2)文字種ベース変更の削除
813
814 読みを入力している状態で C-i および C-o を押した時に文字種ベースの変
815 更が行われるようになっていましたが、誤操作が多いのでオプションとしま
816 した。
817
818 (3)再初期化の削除
819
820 ユーティリティメニューにてカスタマイズファイルの再読み込みを行いかな
821 漢字変換を再初期化するメニューを提供していましたが、アプリケーション
822 プログラムとの間に設定のずれを生じさせる可能性があるので『かんな』
823 Version 2.1 ではサポートをとりやめました。
824
825 再初期化に関してはアプリケーションプログラムが提供している機能によっ
826 てのみ行えます(例えば『かんな』版 Nemacs の M-x canna-reset)。
827
828 (4)候補番号の表示
829
830 候補一覧を出している際に、現在カーソルが指している候補が全体の候補の
831 何番目かを示す表示が行われるようになりました。
832
833 (5)文節伸縮モード
834
835 文節を伸ばし縮めするもうひとつの方法として一太郎などでよく見られる方
836 法もオプションとしてサポートするようにしました。
837
838 その場合、文節伸ばし縮め操作を行うとカレント文節以降が一旦読みに戻さ
839 れ、読みの上でカーソルが移動し、文節長を調整することになります。文節
840 長が正しくなった時点で変換キーを押すとカーソルがある部分までをひとつ
841 の文節として変換が行われます。
842
843 (6)大文字小文字変換
844
845 今までは字種変換時に字種が英数字になっていたときのみ大文字小文字変換
846 が行われていましたが、かなが表示されている時に大文字小文字変換キーを
847 押すと一旦英数字に変換した後大文字小文字変換するようにしました。
848
849 (7)バージョン情報、サーバ情報の表示
850
851 ユーティリティメニューにて『かんな』のバージョンや接続しているサーバ
852 に関する情報が取り出せるようになりました。
853
854 (8)設定の変更
855
856 逐次自動変換や学習に関して使用時にオン/オフを切り替えることが可能に
857 なりました。
858
859 11.4 カスタマイズファイル
860
861 (1)カスタマイズファイル名の変更
862
863 カスタマイズファイルのファイル名が .iroha から .canna に変更になりま
864 した。また、カスタマイズファイルの記述形式もLispシンタックスを使った
865 ものに変更になりました。既存の .iroha を新形式に変更するためのコマン
866 ドも提供します。
867
868 既存のシンタックスは拡張性が乏しかったためバージョンアップ時に新しい
869 カスタマイズ記述を組み入れると古いアプリケーションプログラムが回復不
870 能なシンタックスエラーとなっていました。新形式では一部理解できない部
871 分があっても読み飛ばして次の設定を行うことが可能です。
872
873 また、新形式では現在の『かんな』のバージョン、接続されているサーバの
874 バージョンなどを問い合わせることが可能であり、それらのバージョンによっ
875 て条件的にカスタマイズを行うことが可能です。
876
877 (2)InitialMode の削除
878
879 今までは InitialMode によってアプリケーション起動時のかな漢字変換の
880 モードを設定することが可能でしたが、『かんな』Version 2.1 ではこれに
881 代わって initialize-function という機能を使ってアプリケーション起動
882 時の状態を設定することが可能です。
883
884 initialize-function では「一度ある状態に移行してからそこでの設定を変
885 更してまた別の状態に戻る」などの処理が行えます。
886
887 例えば、initialize-function にて「一度日本語入力モードに移行し、文字
888 ベースをカタカナに切り替えた後再びアルファベットモードに戻る」という
889 処理を行っておけば、C-oなどで日本語モードに移った時にカタカナベース
890 の日本語入力が行えるようになります。
891
892 (3)実行可能機能の増加
893
894 文字ベースに関する機能が増えた他、逐次自動変換関連、新しい文節伸ばし
895 縮め操作関連でキーに割り当てることができる機能が増えました。
896
897 (4)記号定義
898
899 ローマ字かな変換の補助としてピリオドやコンマに対して複数のローマ字か
900 な変換を定義する機能が追加されました。ユーザの好みで任意のキーに対し
901 て任意の記号を割り当てることが可能です。
902
903 (5)確定モード等の削除
904
905 確定モード等のモードがなくなりました。それに代わって以下の2つのうち
906 のいずれかで代替することができます。
907
908
909 (a) 読み入力時の属性を変更する以下の機能を組み合わせて入力する文字
910 種や状態を変更します。
911
912 名称 機能
913 base-hiragana 文字ベースをひらがなに変える
914 base-katakana 文字ベースをカタカナに変える
915 base-eisu 文字ベースを英数に変える
916 base-kana 文字ベースをひらがなかカタカナに変える
917 base-zenkaku 文字ベースを全角に変える
918 base-hankaku 文字ベースを半角に変える
919 base-kakutei 確定入力に入る
920 base-henkan 確定入力を抜ける
921 base-hiragana-katakana-toggle ひらがなとカタカナをトグルする
922 base-kana-eisu-toggle かなと英数をトグルする
923 base-zenkaku-hankaku-toggle 全角と半角をトグルする
924 base-kakutei-henkan-toggle 確定入力かどうかをトグルする
925 base-rotate-forward 文字ベースを順送りに変更してゆく
926 base-rotate-backward 文字ベースを逆送りに変更してゆく
927
928
929 (b) モード定義を使う
930
931 以下で説明するモード定義を使い新たにモードを定義します。
932
933 (6)モード定義
934
935 ユーザが自由にモードを定義することが可能となりました。
936
937 モードの定義に伴い、そのモード固有のローマ字かな変換テーブル、モード
938 表示文字列、文字ベースの状態などが選択できます。
939
940 これにより疑似かな入力モードやTコード入力モードなどが定義できます。
941
942 またユーザ定義モードだけに対して有効なキーの割り当てを行うことが可能
943 です。
944
945 (7)記号モードでのカスタマイズ
946
947 『かんな』Version 1.1 から Version 1.2 へとバージョンアップされた時
948 に記号モードだけに有効である限定カスタマイズが行えなくなりましたが、
949 元に戻しました。
950
951 したがって、記号モード固有のカスタマイズを行うことが可能となります。
952
953 11.5 アプリケーションインタフェース
954
955 アプリケーションインタフェースに関しては以下の変更があります。
956
957 (1)ワイドキャラクタインタフェースのサポート
958
959 ワイドキャラクタベースのかな漢字変換ライブラリをサポートします。これ
960 により日本語を取り扱い易いワイドキャラクタだけを使って日本語関連のア
961 プリケーションプログラムを作成することが可能です。
962
963 (2)KC_PARSE の変更
964
965 KC_PARSE によってアプリケーションプログラム独自にカスタマイズを設定
966 することが可能でしたが、カスタマイズファイルの形式の変更に伴い
967 KC_PARSE で与える文字列も変更になります。
968
969 (3)IROHA_ から CANNA_ へ
970
971 モードや機能、キーなどを表すマクロ名としてIROHA_××××がありました
972 が、このマクロ名がCANNA_××××に変更されました。
973
974 ただし、コンパイル時に -DIROHA_BC を指定することにより旧マクロ名を使っ
975 ていてもコンパイルが可能です。
976
977 (4)モード番号、機能番号
978
979 モード番号(CANNA_MODE_××××)、機能番号(CANNA_FN_××××)の番号が
980 一部入れ替わりました。これらの番号をマクロ名でのみ扱っている場合には
981 問題ありませんが、直接番号をプログラムに記述している場合には修正が必
982 要です。
983
984 (5)libiroha から libcanna へ
985
986 かな漢字変換を行うアプリケーションプログラムがリンクするライブラリが
987 libiroha から libcanna に変更になりました。
988
989 11.6 コマンドの変更
990
991 (1)コマンドの追加
992
993 かな漢字変換辞書やローマ字かな変換テーブルの新形式に対応するためのユー
994 ティリティツールを始めとしていくつかのコマンドが追加されました。
995
996 追加コマンド 概要
997 ------------+------------------------------------------------------
998 canvert カスタマイズファイル、かな漢字変換辞書等の形式の変換
999 addwords 一括単語登録
1000 delwords 一括単語削除
1001
1002 11.7 ファイルの位置
1003
1004 『かんな』の名称が決定したことに伴い今まで iroha が付いたディレクトリ
1005 に存在していたファイルを canna が付くディレクトリに移動しました。
1006
1007 (1)辞書関連
1008
1009 ローマ字かな変換ファイルやかな漢字変換ファイルは $(irohaLibDir)/dic
1010 に移動、その他 $(irohaLibDir) にあったものは $(cannaLibDir) に移動し
1011 ました。
1012
1013 (2)ログファイル、ロックファイル
1014
1015 エラーログやロックファイルは $(irohaSpoolDir) から $(cannaSpoolDir)
1016 に移動しました。
1017
1018 (3)ヘッダファイル
1019
1020 ヘッダファイルは $(irohaIncDir) から $(cannaIncDir) に変更になりました。
1021
1022 (4)UNIX通信用ファイル
1023
1024 かな漢字変換サーバとクライアントがUNIXドメインで通信するための
1025 ファイル(/tmp/.iroha_unix/IROHA)に関しては旧クライアントとの通信に関す
1026 る互換性確保のためファイル名が変わりません。
1027
1028 以上
1029
1030 /* Copyright 1994 NEC Corporation, Tokyo, Japan.
1031 *
1032 * Permission to use, copy, modify, distribute and sell this software
1033 * and its documentation for any purpose is hereby granted without
1034 * fee, provided that the above copyright notice appear in all copies
1035 * and that both that copyright notice and this permission notice
1036 * appear in supporting documentation, and that the name of NEC
1037 * Corporation not be used in advertising or publicity pertaining to
1038 * distribution of the software without specific, written prior
1039 * permission. NEC Corporation makes no representations about the
1040 * suitability of this software for any purpose. It is provided "as
1041 * is" without express or implied warranty.
1042 *
1043 * NEC CORPORATION DISCLAIMS ALL WARRANTIES WITH REGARD TO THIS SOFTWARE,
1044 * INCLUDING ALL IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS, IN
1045 * NO EVENT SHALL NEC CORPORATION BE LIABLE FOR ANY SPECIAL, INDIRECT OR
1046 * CONSEQUENTIAL DAMAGES OR ANY DAMAGES WHATSOEVER RESULTING FROM LOSS OF
1047 * USE, DATA OR PROFITS, WHETHER IN AN ACTION OF CONTRACT, NEGLIGENCE OR
1048 * OTHER TORTUOUS ACTION, ARISING OUT OF OR IN CONNECTION WITH THE USE OR
1049 * PERFORMANCE OF THIS SOFTWARE.
1050 */
1051
1052 ($Id: CHANGES.jp,v 1.2.2.3 2003/09/21 06:46:15 aida_s Exp $)

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