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Revision 1.1.1.1 - (show annotations) (download) (vendor branch)
Tue Sep 3 07:23:27 2002 UTC (21 years, 6 months ago) by skeishi
Branch: MAIN, skeishi
CVS Tags: initial, HEAD
Changes since 1.1: +0 -0 lines
GUI Version of TW Synthesizer by Mr. Aoki. Thank you Aoki !!

1 ==============================================================================
2 TiMidity++ -- MIDI to WAVE converter and player
3
4 出雲正尚
5 <mo@goice.co.jp>
6 1999年4月28日
7 バージョン 2.0.0
8 ==============================================================================
9 本ドキュメントは TiMidity++ 2.0.0 以降の説明を記述しています。
10
11 本プログラムは全く無保証のフリーです。GPL に従い、自由に再配布/修正
12 することができます。ただし再配布する場合は、付属の COPYING、あるいは
13 GPL のファイル (バージョン 2 以降) を取り寄せ、本プログラムと一緒に配
14 布してください。
15
16 本プログラムのオリジナルは Tuukka Toivonen <tt@cgs.fi> さんによって
17 作られた TiMidity です。その後、出雲氏、あるいは他の様々な人達の協力に
18 よって、TiMidity の改良版である TiMidity++ がリリースされました。
19
20 TiMidity はもともと MIDI ファイルをソフトウェアのみで WAVE ファイル
21 に変換するツールとして開発されました。今ではただ単なる変換ではなく、リ
22 アルタイムに MIDI を演奏するプレイヤーとして利用されています。外部音源
23 なしにソフトウェアのみで MIDI を演奏するソフトウェアシーケンサとして動
24 作します。
25
26 音源には、GUS/patch (Gravis Ultrasound) が用いられます。また SoundFont
27 と呼ばれる音源も利用できます。
28
29
30 * TiMidity++ の主な特徴
31 - 外部 MIDI 音源なしで MIDI ファイルを演奏できる
32 - MIDI ファイルを様々な PCM 形式のファイル (wav や au など) に変換できる
33 - 音源には GUS/patch と呼ばれるファイルを用いる
34 - SoundFont と呼ばれる音源も利用できる
35 - リアルタイムに演奏中の状態が表示できる
36 - ncurses, motif, xaw など、様々なユーザインターフェースがある
37 - 日本語が表示できる (日本語をサポートしていないインターフェースは除く)
38 - ネットワークを介して MIDI ファイルを演奏できる
39 - アーカイブ/圧縮 ファイルを演奏できる
40 - MIMPI の WRD ファイルの表示をサポート
41 - SMF の他に、RCP/R36/G18/G36, MOD ファイルも演奏できる
42 - 32 チャネル対応。
43 - ユーザインターフェースをダイナミックリンク可能
44 - サウンドスペクトログラムを表示できる
45 - GM/GS/XG モードの認識
46 - GS/XG のドラムパート自動判別
47 - 音と表示の同期 (trace plaing)
48 - 低負荷 (trace plaing でない時)
49 - メモリを喰う (最低 20M bytes の空き容量は欲しい)
50 - オルタネートアサインをサポート
51 - リアルタイムに演奏することが困難になると、音数を自動的に減らし、
52 処理の軽減を図る
53 - ストリーム形式の MIDI を演奏できる。
54 - 以下の MIDI イベントをサポート:
55 NoteOn/Off, KeyPressure, Program, ChannelPressure, Pitchwheel,
56 ToneBank, ModulationWheel, MainVolume, Panning, Expression,
57 Sustain, Portamento, DataEntry, ReverbEffect, ChorusEffect,
58 RPN+/-, NRPN, RPN, AllSoundsOff, ResetControllers, AllNotesOff,
59 Mono/Poly Part, RandomPan, KeyShift,
60 TempoChange, Lyric, InsertText, KARAOKE-Part(@KMIDI),
61 MasterVolume, MIDI-Reset, SystemExclusiveMessages
62
63
64 * 起動
65 - 形式: timidity [options] midi-filename
66
67 - オプション:
68 -A n 音量を指定します.デフォルトでは n=70 です. 大き
69 な値を指定するほど大きな音になります.1〜800 の値
70 が有効です.
71
72 -a アンチエイリアシングを有効にします.
73 低いレートで再生したときに,折り返し雑音と呼ばれる
74 不自然な成分が含まれることがあります.-a オプショ
75 ンで起動することでこの 不自然な成分を取り除くこと
76 ができます.
77
78 -B n 音源にデータを書き込む時の分割数を指定します. 0〜
79 1000 の値が有効です.このオプションは Linux,
80 FreeBSD, Windows のみで有効です.
81
82 -b mode ヘッドホンやイヤホンで聞いた時の音の臨場感を 出す
83 ようにします. mode には以下のモードが有効です.
84 -bl 主に左から音が聞こえてきます.
85 -br 主に右から音が聞こえてきます.
86 -bb ときどき,左右の音場が変化します.
87 -bc この機能は無効になります.
88
89 -C n 制御レートを指定します.TiMidity++ では, エンベロー
90 プやトレモロなどの音量計算を 1 サンプル毎行うので
91 はなく, 複数のサンプルをまとめて計算することで高
92 速化をはかっています. n サンプル毎に,エンベロー
93 プやトレモロの音量が再計算されます. n の値を小さ
94 くすればするほど音質が良くなりますが,その分 CPU
95 パワー を必要とします.n は 1〜255 までの値を指定
96 することができます. デフォルトでは 1 ミリ秒に相当
97 するサンプル数となっており、再生サンプルレート に
98 よって変わってきます。
99
100 -c file TiMidity++ の設定ファイル file を読み込みます.
101 TiMidity++ のデフォルトの設定ファルを読み込んだ後,
102 file が読み込まれます.
103
104 -D n n チャネル目をドラムチャネルにします. -nとすると
105 n チャネル目がドラムではなくメロディーチャネルに
106 することできます.
107
108 -d dir ダイナミックリンクインターフェース モジュールがイ
109 ンストールされているディレクトリを指定します.
110 -e TiMidity++ のプライオリティをあげます.Windows のみ
111 で有効です. このオプションを有効にすると,
112 TiMidity++ 以外のプログラムがほとんど動作 しなくなり
113 ます.
114
115 -E mode TiMidity++ の拡張モードを指定します(複数指定可).
116 主に演奏時の機能に影響を与えます. 以下の mode が
117 指定できます.
118 w モジュレーションコントロールを有効にします.
119 W モジュレーションコントロールを無効にします.
120 p ポルタメントコントロールを有効にします.
121 P ポルタメントコントロールを無効にします.
122 v NRPN ビブラートを有効にします.
123 V NRPN ビブラートを無効にします.
124 r リバーブエフェクトコントロールを有効にします.
125 R リバーブエフェクトコントロールを無効にします.
126 c コーラスエフェクトコントロールを有効にします.
127 cn 全てのチャネルのコーラスエフェクトを n で演奏
128 します.
129 C コーラスフェクトコントロールを無効にします.
130 s チャンネルプレッシャーを有効にします.
131 S チャンネルプレッシャーを無効にします.
132 t 全てのテキストメタイベントをトレースします.
133 T 特定のテキストメタイベントをトレースします.
134 o 同一音の重複を許します.
135 O 同一音の重複は許しません.前の音は消音されま
136 す.
137 mHH デフォルトのマニュファクチュア ID を 2 桁の16
138 数 HH で指定します.
139 mgm デフォルトのマニュファクチュア ID を 0x7f
140 (GM) にします.
141 mgs デフォルトのマニュファクチュア ID を 0x41
142 (GS) にします.
143 mxg デフォルトのマニュファクチュア ID を 0x43
144 (XG) にします.
145 Bn 全てのチャネルをバンク n で演奏します. n を省
146 略するとデフォルトの動作に戻ります.
147 bn 全てのチャネルのデフォルトバンクを n に 設定し
148 ます.Bn と異なり,演奏中のバンクセレクト命令
149 を受け付けます.n を省略するとデフォルトの動作
150 に戻ります.
151
152 -F このオプションを指定すると,Note ON のままの状態で
153 Midi control change 10: Panning が有効になります.
154 デフォルトではすぐには変化しないで,音量の再計算が
155 必要になったときに 変化します.改良版ではトグルオ
156 プションになっています.
157
158 -f このオプションを有効にすると, エンベロープの変化
159 時間が半分になり高速に動作します.ただし, 音の立
160 ち上がりとリリース時間が短くなってしまいます.
161
162 -g sec Sound-Spectrogram を表示する Window を開きます.
163 このオプションは X Window がサポートされている環境
164 のみで動作します. Sound-Spectrogram は声紋のよう
165 なもので,スペクトラムの時間変化を 表現したもので
166 す.
167
168 -h オプションの説明を表示します.
169
170 -I n デフォルトの楽器番号を指定します. デフォルトでは
171 -I n/ n=0 (通常はピアノ) となっています.改良版では, チ
172 ャネル毎にデフォルトの楽器番号を指定でき,チャネル
173 番号 cを nに続けて「n/c」と記述します.「/c」が 省
174 略されると,全チャネルのデフォルトの楽器番号が設定
175 されます.
176
177 -i mode ユーザインターフェースを指定します. 環境によって
178 利用可能なインターフェースが異なります. 以下の
179 mode が存在します.
180 -id dumb interface
181 -in ncurses interface
182 -is slang interface
183 -ia X Athena Widget interface (拡張版のみ)
184 -ik Tcl/Tk interface
185 -im motif interface
186 -iT vt100 interface (拡張版のみ)
187 -ie Emacs interface (拡張版のみ、Emacs 上から M-x
188 timidity により起動されます)
189 上記オプションに続けて(スペースを空けずに), 以下
190 の文字列を追加することができます(複数指定化).
191 v 冗長表示のレベルを上げます.
192 q 冗長表示のレベルを下げます.
193 t トレース表示の on/off (トグル).
194
195 -j このオプションを有効にすると, 演奏しながらパッチ
196 ファイルを読み込みます.
197
198 -L dir TiMidity++ のサーチパス dir を追加します.
199
200 -n mode Noise Shaping Filter
201 8 bit linear 出力時の量子化誤差による歪みを改善し
202 ます.ただし, ノイズが増えます.
203 mode には 0〜4 の値が有効で, noise shaping filter
204 の次数を表します.0 の時はフィルタ無しです.
205
206 -O mode 出力モードやフォーマットを指定します. 以下の mode
207 が有効です.
208 -Od オーディオデバイスに出力します(デフォルト).
209 -Ow Windows WAV ファイルを出力します.
210 -Or ヘッダのないオーディオのデータ部分のみを出力
211 します.
212 -Ou Sun Audio (au) ファイルを出力します(拡張版の
213 み).
214 -Oa AIFF ファイルを出力します(拡張版のみ).
215 上記オプションに続けて(スペースを空けずに),
216 以下の文字を追加することで出力フォーマットを
217 指定できます(複数可).
218 8 8-bit サンプル精度
219 1 16-bit サンプル精度 (数字のいち)
220 U U-Law 符合化方式
221 A A-Law 符合化方式 (拡張版のみ)
222 l linear PCM 符合化方式 (英小文字のエル)
223 M モノラル
224 S ステレオ
225 s 符合付き整数
226 u 符合無し整数
227 x バイト反転
228
229 -o file 出力ファイル名を指定します.出力先が ファイルでな
230 い場合はこのオプションは無視されます.
231
232 -P file 全ての楽器を file を用いて演奏します.file には
233 GUS のパッチファイルを指定します。
234
235 -p n 最大同時発音数を指定します.
236
237 -Q n n チャネル目を演奏しないようにします.
238
239 -R n エンベロープリリース を修正して音響効果を得ます.
240 0〜2 の値が指定可能で,nの値によってその効果が異な
241 ります.
242
243 -r このオプションを有効にすると, リバーブ効果を得ま
244 す.
245
246 -S size リサンプリングキャッシュの大きさを バイト数で指定
247 します. 頻繁に用いられるサンプルは予めリサンプリ
248 ングしておくことで 高速化しています.ただし,ビブ
249 ラートやピッチベンドなどによってピッチが 変化する
250 サンプルはキャッシュされません.0 を指定すると全く
251 キャッシュ しません.デフォルトでは n=2097152 (2M)
252 となっています.
253
254 -s freq 再生サンプルレート (Hz または kHz) を指定します.4
255 〜65 の場合は kHz、4000〜65000 の場合は Hz として
256 解釈されます。それ以外のレートはエラーとなります。
257
258 -t code テキストの出力文字コードを指定します. 以下の code
259 が指定可能です(大文字小文字は区別されません).
260 auto LANG 環境変数によって,コードが決まります.
261 ascii 非可読 ASCII を ピリオド(0x2e) に変換して出
262 力します.
263 nocnv 出力文字コードを変換しません.
264 euc EUC コード(japan) で出力します.
265 jis JIS コードで出力します.
266 sjis SJIS コードで出力します.
267
268 -U このオプションを有効にすると,毎曲, パッチに割り
269 当てられていたメモリを解放します.
270
271 -W mode MIMPI の WRD ファイルのトレース表示する インターフ
272 ェースを指定します。以下の mode が有効です.
273 -W- WRD ファイルを無視します(デフォルト).W と
274 '-' にスペースを 入れないことに注意すること
275 -Wd WRD コマンドを表示します. -Wt vt100 や
276 kterm に基づいた制御コードを用いて、WRD のテキスト
277 表示の部分を表示します。 -Ww Windows のコンソール
278 に基づいた制御コードを用いて、 WRD のテキスト表示
279 の部分を表示します。
280
281 -W Ropts1,opts2,...MIMPI の WRD ファイルに関するオプションです。以下
282 の opts が指定可能です。
283 -WRd=level MIMPI のバグエミュレーションレベル
284 を指定します。以下の値を取ります。
285 0 MIMPI のバグをエミュレーションしないで
286 規格通りに忠実に WRD をトレースします。
287 @WAIT 命令によって時間をさかのぼるような
288 WRD も、指定した時刻通りにタイミングを
289 合わせます。
290 1 既知のバグのみをエミュレーションします。
291 2 バグらしい部分までもエミュレーションしますが
292 今までタイミングのあっていたものが
293 ずれてしまうことがあります。
294 3 以上
295 開発用に設けたレベルで、一部の特定の WRD
296 のみに対象を絞ってタイミングを合わせます。
297 -WRf=filename WRD ファイルが見つからない場合の
298 み、 指定した filename が WRD ファイルとして用いら
299 れます。
300 -WRF=filename 常に指定した WRD ファイル filename
301 が用いられます。
302 -WRp=path @MAG, @PLOAD のデフォルトパス path を指
303 定します。
304
305 -w mode Windows 用の拡張モードのオプションです. 以下の
306 mode が有効です.
307 -w r rcpcv.dll を使用します.
308 -w R rcpcv.dll を使用しません(デフォルト).
309
310 -x str 指定した文字列 str で設定を行います. 例えば
311 -x'bank 0\n0 violin.pat'
312 とすると 0 番をバイオリンにすることができます.
313
314
315 * アーカイブファイルの演奏
316 TiMidity++ では、アーカイブファイルをそのまま読み込んで演奏
317 することができます。以下のアーカイブ形式をサポートしています。
318
319 - tar ファイル (*.tar)
320 - tar + gzip'ed ファイル (*.tar.gz, *.tgz)
321 - zip ファイル (*.zip)
322 - lzh ファイル (*.lzh)
323 (lh0, lh1, lh2, lh3, lh4, lh5, lh6, lzs, lz5, lz4 対応)
324
325 アーカイブファイル中の個々のファイルを指定するには,アーカイブファイル名の
326 後に続けて # を記述し,その後に続けて アーカイブ中のファイル名を指定します.
327 # の後は UNIX shell の正規表現のパターンになっていますが、大文字/小文字は
328 区別されません。以下に例をいくつかあげます。
329 timidity 'file.zip#file.mid'
330 file.zip 中の file.mid ファイルを演奏します.
331 timidity 'file.lzh#*.mid'
332 file.lzh 中の *.mid にマッチするファイルを演奏します.
333 timidity 'file.tgz#*'
334 これは timidity 'file.tgz' と等価です.
335
336
337 * MIDI ファイルのネットワークアクセス。
338 TiMidity++ では、MIDI ファイルをネットワークを介してアクセスする
339 ことができます。現在サポートしているプロトコルは HTTP, FTP, NNTP(NetNews)
340 で、それぞれ、http://〜, ftp://〜, news://〜 のように指定します。
341 ネットワーク上にアーカイブされた MIDI ファイルも同様な方法で指定すると
342 演奏することができます。なお、NetNews によるアクセスにおいて、
343 MessageID 部に NewsGroup 名を記述すると、その Group 中に投稿されている
344 全ての MIDI ファイルを演奏します。また、投稿された MIDI ファイルは、
345 uuencode されているか、あるいは Multipart 形式の uuencode/base64/hexbin
346 でなければなりません。
347
348
349 * 入手元
350 以下の場所から最新の TiMidity++ が入手できます。
351 http://www.goice.co.jp/member/mo/timidity/
352 (主に UNIX 用)
353 http://www.asahi-net.or.jp/~gb7t-ngm/timidity/
354 (Macintosh 版)
355 http://www2.off.ne.jp/~dai/timidity/timidity-izumo.html
356 (Windows 版)
357 なお、オリジナル版である Tuukka Toivonen さんの TiMidity の公式な
358 配付サイトは閉じてしまいました。もし、オリジナル版を入手したいならば、
359 http://www.goice.co.jp/member/mo/timidity/dist/timidity-0.2i.tar.gz
360 から得ることが出来ます。

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