charactermanaj.l4j.ini設定ファイルについて

これはWindows用のキャラクターなんとかJのEXE用設定ファイルです。

以下のものを設定することができます。

  • 使用するメモリサイズ
  • キャラクターデータディレクトリの指定
  • アプリケーション設定ファイル(appSettings.xml)の指定

設定ファイルはテキストファイルとなっているので、メモ帳などで書き換えることができます。


メモリサイズの設定

同時に複数のプロファイルを開いたり、大きな画像のプロファイルを扱う場合にはメモリサイズを増やすと良いかもしれません。

-Xms64m
-Xmx128m

上記例の場合、最低64MB、最大で128MBのヒープメモリを使用します。

アプリケーション全体ではヒープサイズに加えて、さらに若干量のメモリを使用しますが、概ね、ヒープサイズ = 使用メモリサイズと考えてよいです。

なお、ヒープメモリのほとんどは画像のキャッシュに使用されます。

メモリの指定が小さいと、キャッシュサイズが小さくなるためパフォーマンスが落ちますが、メモリ消費を抑えたい場合は低い数値で試してみると良いです。


キャラクターデータディレクトリの指定

起動時にキャラクターデータディレクトリを問い合わせますが、設定ファイルに以下のようにフォルダが指定されている場合は、それを優先して使用します。

"-DcharactersDir=%EXEDIR%\characters"

上記の「%EXEDIR%」という文言はアプリケーション(charactermanaj.exe)があるフォルダを意味します。

したがって、上記の例では、「charactermanaj.exeのあるフォルダ上にcharactersというキャラクターデータディレクトリがある」という指示となります。

(ただし、指定された場所にフォルダがない場合は指定は無視されます。)


アプリケーション設定ファイルの指定

キャラクターなんとかJのアプリケーション設定ファイルは通常はユーザーごとの設定ファイルの格納場所に作成されますが、 明示的に特定の場所を指示することができます。

"-DappConfigFile=%EXEDIR%\appConfig.xml"

上記の例では、「charactermanaj.exeのあるフォルダ上にあるappConfig.xml」をアプリケーション設定ファイルとして使用する、という指示となります。

アプリケーション設定ファイルを更新した場合も、ここで指定された場所が使用されます。


その他

charactermanaj.l4j.iniは、JavaアプリケーションをExe化するLaunch4j(紹介ページ)というツールが認識する設定ファイルです。

指定できるのは、Javaのシステムプロパティ全般なので、Javaの起動オプションをカスタマイズしたい場合にも使えると思います。

また、%EXEDIR%以外にも、定義済みの環境変数を指定することができます。

コマンドラインのjava起動オプションに使われるため、空白により区切りと見なされます。

したがって、空白を含む可能性があるものはダブルクォートで囲んでください。

charactermanaj.l4j.iniの使用例

実際のファイルの内容としては、以下のような書き方となります。

-Xms64m
-Xmx128m
"-DcharactersDir=%EXEDIR%\characters"
"-DappConfigFile=%EXEDIR%\appConfig.xml"