CITK(Cloud Integration Tool Kit)とは

CITKは、オージス総研が経済産業省からの委託(※)を受けて開発した成果をOSSとして公開しています。

(※)経済産業省 平成23年度次世代高信頼・省エネ型IT基盤技術開発・実証事業(エンタープライズサービスバスとシングルサインオンを利用したクラウドサービス連携基盤フレームワークの開発)

CITKは、パブリッククラウドやプライベートクラウドの基盤構築を行う際に検討される次の技術的課題を解決するための認証基盤と認証および連携フレームワークの総称です。

  • セキュリティ
  • 接続性・相互運用性

クラウド環境上にCITKとごく普通のWebアプリケーションやWebサービスを一緒に配置することで、配置したWebアプリケーションやWebサービスにシングルサインオンによる認証機能や認可機能を簡単に追加することができます。

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CITKの特徴

CITKは、主に次の3つの機能を提供します。

  • Web SSO
    CITK環境上のWebアプリケーションに対してのSSO(Single Sign-On)認証と認可を容易に実現します。
  • Webサービスセキュリティ
    CITK環境上のWebサービスに対してセキュアなSOAP通信を容易に実現します。
  • 外部接続
    CITK環境上から外部システムや外部サービスの呼び出しを容易に実現します。

これら主機能はそれぞれ1つ以上のCITKを構成するモジュールを組み合わせることによって実現しています。
CITKのモジュールはそれぞれ独立しているため、モジュールをつなぎ合わせて機能を拡張したり、必要な機能のみを利用することもできます。

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CITKのサポートツール

CITKの導入や運用をサポートするツールです。

  • ポリシー定義ツール
    CITK環境上に公開するWebアプリケーションおよびWebサービスに対するアクセスポリシーを直感的に設定できるツールです。