Nakai
ynaka****@redha*****
2004年 8月 3日 (火) 15:04:11 JST
はじめまして。 libwnnがGPL2で困ると言う話が過去のメールにあったのを拝見しました。 GPL等のオープンなライセンスのアプリケーションにリンクする限りは問題にならない という意見もあったようですが、そもそもFreeWnn発足当初にLGPLがなかったのでは という気もします。 なんにせよ、FreeWnnのjserverに接続するためのクライアントライブラリがGPL2であると 不都合がおきるケースも考えられるので、LGPLにすることを提案したいと思います。 ・GPL2だけではクローズドなアプリケーションにリンクできない。LGPLなら問題ない。 →libwnnを使うクローズドなアプリケーションを作る人がいるかどうかは議論の余地がある。 ・GNUソフトウェアがGPL2だけでは不都合が起こることは、ストールマンも認めているはずである。 →だからLGPLができたわけで。 ・クライアントライブラリをLGPL化するだけなら、FreeWnnをGPL2で配付する主旨に反しない。 →FreeWnnをもっと普及させるには、クライアントライブラリはLGPLのほうがよい。 →FreeWnn全体をLGPL化しようとするのとは話は異なる。 ・LGPLにすると、ライセンスに関する議論を減らすことができる。 GPL2でもdlopenするなど特殊な技巧をすればGPL2の制限事項を回避できるとの主張があるが、 専門家の解釈とGNUの主張が食い違っていたり、国によって有効範囲や有効性が異なる。 またオープンソースコミュニティで一般的に言われているGPL解釈は根拠のない主張が多く、 無効である可能性が高い。こうした問題の調査を専門家に依頼するコストを考えると、 LGPLにする方が得であるはず。 オムロンさんからは、FreeWnnのことはFreeWnnプロジェクトに一任するとの回答を いただきました。 ということで、いかがでしょうか。 -- Nakai