[groonga-dev,02029] [ANN] Groonga 3.1.1

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HAYASHI Kentaro hayas****@clear*****
2013年 12月 29日 (日) 13:56:47 JST


林です。

今日は2013年のしめくくりのいい肉の日ですね。

Groonga 3.1.1をリリースしました!
  http://groonga.org/ja/docs/news.html#release-3-1-1

それぞれの環境毎のインストール方法はこちらを見てください。
  http://groonga.org/ja/docs/install.html

今回のリリースではデータベースのファイル形式は互換性があるのでデータベースを作りなおす必要はありません。

今回のリリースの主なトピックは次の通りです。

* 位置情報検索で座標が矩形範囲にあるかを調べるためのgeo_in_rectangleの
  世界対応
* 特定の範囲内のカラムの値でフィルタするためのbetween関数のサポート
* Fedora 20のサポート
* Debian 6.0(squeeze)とUbuntu 10.04(lucid)、Fedora 19のサポート終了
* Groonga Advent Calendar 2013を実施しました
* [募集] コマンドリファレンスをいっしょに良いものにしませんか
* [募集] groongaからGroongaへ 表記の統一を一緒にやってみませんか
* [募集] 週刊Groongaの情報を海外向けに発信してみませんか

○ 位置情報検索で座標が矩形範囲にあるかを調べるためのgeo_in_rectangleの世界対応

今回のリリースでは、位置情報検索をするときに使うgeo_in_rectangleを全世
界対応にしました。

これまでも、geo_in_rectangleを使うことができましたが、サポートしている
のが、北半球の東経の範囲に限定されていました。そのため、赤道や子午線を
またいだような場合では使えませんでした。
これは日本に限定しているような場合では実用上問題になりませんが、
Groongaの世界進出には妨げとなってしまうので、今回対応しています。

geo_in_rectangle関数の詳細については次のドキュメントを参照してください。

  http://groonga.org/ja/docs/reference/functions/geo_in_rectangle.html

○ 特定の範囲内のカラムの値でフィルタするためのbetween関数のサポート

今回のリリースでは、特定の範囲にあるカラムの値を抽出するのに便利な
between関数をサポートしました。

たとえば、次のようなサンプルデータで

  table_create Users TABLE_HASH_KEY ShortText
  column_create Users age COLUMN_SCALAR Int32
  table_create Ages TABLE_HASH_KEY Int32
  column_create Ages user_age COLUMN_INDEX Users age
  load --table Users
  [
  {"_key": "ありす",  "age": 14},
  {"_key": "いつき",    "age": 15},
  {"_key": "うみ", "age": 16},
  {"_key": "えいじ",   "age": 17},
  {"_key": "おういちろう",   "age": 18}
  ]
  
映倫のR15+に該当するユーザーを検索するには、これまでは次のような
クエリで実現していました。

  select Users --filter 'age >= 15 && age <= 17'

これがbetweenを使うと次のようにして検索することができます。

  select Users --filter 'between(age, 15, "include", 17, "include")'

  [
    [
      [3],
      [["_id","UInt32"], ["_key","ShortText"],["age","Int32"]],
      [2,"いつき",15],
      [3,"うみ",16]
      [4,"えいじ",17]
    ]
  ]

between関数では、範囲の境界値を含むかどうかを指定できます。
上記例では"include"を指定することで、15歳以上17歳以下というのを実現し
ています。
between関数の詳細については次のドキュメントを参照してください。

  http://groonga.org/ja/docs/reference/functions/between.html

○ Fedora 20のサポート

今回のリリースでは、2013年12月17日にリリースされたばかりの
Fedora 20をサポートしました。それにともないFedora 19のサポートを終了し
ています。

Fedora 20でのインストール手順については次のドキュメントを参照してくだ
さい。

  http://groonga.org/ja/docs/install/fedora.html

○ Debian 6.0(squeeze)とUbuntu 10.04(lucid)、Fedora 19のサポート終了

今回のリリースでは、予告どおりにDebian 6.0(squeeze)とUbuntu 10.04(lucid)のサポートを終了しました。

これらの環境で使っている人はDebian 7.0(wheezy)もしくはUbuntu 12.04(precise)へ移行するか、
あるいはソースからビルドして使うようにしてください。

サポート終了することになった経緯については、次のエントリを参照してください。

  Debian 6.0(squeeze)およびUbuntu 10.04(lucid)サポート終了予定について
  http://groonga.org/ja/blog/2013/12/16/drop-squeeze-and-lucid-support.html

○ Groonga Advent Calendar 2013を実施しました

Groongaを囲む夕べ4でも告知しましたが、ここ数年、年末の風物詩である
技術系Advent CalendarをGroongaでもやってみました。

  http://qiita.com/advent-calendar/2013/groonga/

みんなでGroongaやMroongaやRroongaなど、Groonga関連のノウハウを
共有してみようという趣旨ではじめたGroonga Advent Calendar 2013に
参加してくださった方、ありがとうございます!

毎週1つのトピックを週刊GroongaということでQiitaに投稿していますが、
週刊Groongaでは扱っていないネタがたくさん集まりました。

たとえば、whombxさんはC APIから使う方法を、性能という観点からnaoaさん
やorangainさんがエントリを書いてくれました。ongaeshiさんはドリルダウン
やRroonga付属のコマンドの話を、yoku0825さんはGroongaを囲む夕べの所感や
Mroonga 3.11を先取りした紹介エントリを書いてくれました。KitaitiMakoto
さんによるRroongaとスレッドプログラミングに関するエントリも必見です。

まだ未読の人はぜひ読んでみてください。

○ [募集] コマンドリファレンスをいっしょに良いものにしませんか

APIのドキュメント化作業が一段落したので、次のステップとして
コマンドリファレンスの改善作業をはじめました。
コマンドリファレンスは新規コマンドが追加されたり、機能が追加されたり
する度に加筆修正していっているので、今では古いスタイルと
新しいスタイルとが混在している状態になっています。

これを新しいスタイルに統一しようというのが、このコマンドリファレンスの
改善作業の内容です。

ただ現状リソースが足りていないので、ユーザのみなさんにも協力していただけたらいいなと思っています。

具体的な作業手順の詳細については以下を参照してください。
もし、できそうだな、とかちょっとやってみよう、と思われたらぜひ参加して
くれると嬉しいです。

  http://groonga.org/ja/blog/2013/08/12/reference-command-documentation.html

○ [募集] groongaからGroongaへ 表記の統一を一緒にやってみませんか?

リリースアナウンスや、公式ドキュメントをみてもうすでに気づいた人がいるかもしれませんが、
Groonga関連のソフトウェアの表記を「Groonga」(先頭が大文字)へ統一する作業をすすめています。
これは、世界中で広く使ってもらえることを視野に入れているからです。

それなりに分量があるので、ドキュメントに散らばっている「groonga」表記の統一をお手伝いしてくれる人を募集します。
コードを書かなくてもできる作業なので一緒にやってみませんか。
Groongaプロジェクトに名前を残せるチャンスですよ!

具体的にどんなふうに作業をすすめたらいいかについては、エントリを書いたので、
そちらを参照してください。

  http://groonga.org/ja/blog/2013/10/30/use-capitalized-notation.html

すでに、yoku0825さんやcosmo0920さんが参加してくれています。
それらの成果はもちろん今回のリリースに反映されています。ありがとうござ
います!

○ [募集] 週刊Groongaの情報を海外向けに発信してみませんか

毎週木曜に Qiita http://qiita.com/ にてGroongaやMroonga,Rroongaなどの
トピックを一つ投稿するという取り組みを続けています。

それなりにトピックがたまってきたので、これを翻訳して英語圏にも情報を発信して
いこうかと考えています。

ただ、現状リソースがあまり足りていないので、ユーザのみなさんにも
翻訳作業を協力していただけたらいいなと思っています。

翻訳作業の詳細については以下を参照してください。

  http://groonga.org/ja/blog/2013/07/22/qiita-translation.html

○ [参考] 隔週連載Groonga

これまでも、groonga.orgにて利用事例 http://groonga.org/ja/users/ を
紹介してきましたが、それとは別に、http://gihyo.jp/にてGroonga関連の記事の連載を
隔週連載Groongaとしておよそ2013年4月から半年間連載しました。

まだGroongaを知らない人にもWebの連載記事を通じて知ってもらいたいとい
うのが動機で始めましたが、この半年間でgroonga-devへの新規投稿が活発化する
など、一定の成果をあげることができました。
ユーザーのみなさんの事例紹介の記事のおかげで、この企画を続けることが
できました。ひとつの区切りとして連載は終了しましたが、ユーザー事例とその補足を
取り混ぜた連載です、ぜひ参考にしてみてください。

過去の記事(第1回から第10回)については隔週連載Groongaのページを参照してください。

  http://gihyo.jp/dev/clip/01/groonga

似たような動機で、毎週木曜にQiitaでのGroonga関連の情報提供も続けています。
こちらも参考にどうぞ。

    http://qiita.com/groonga

○ 変更点

さて、3.1.0からの変更点は以下の通りです。
  http://groonga.org/ja/docs/news.html#release-3-1-1

改良

  * [deb] Debianのパッケージングポリシーに準拠するようにしました。
    [groonga-dev,01930] [やまねさんが提案]
  * [deb] Debian 6.0 (squeeze)のサポートをやめました。
  * [deb] Ubuntu 10.04 (Lucid)のサポートをやめました。
  * geo_in_rectangle が全世界をサポートしました。
  * GeoPoint型の値のキャストに失敗したときにエラーを報告するようになりました。
  * 疑似カラム名でアクセスするためにいくつかのマクロを公開するようにしました。[groonga-dev,01999]
    [whombxさんが提案]
  * [doc] ドリルダウンのドキュメントを整理しました。[@Yappoさんが報告]
  * 特定の範囲にあるカラムの値をフィルタリングするのに使う between 関数をサポートしました。
  * [doc] Travis CIの環境情報を更新しました。[cosmo0920さんがパッチ提供]
  * [rpm][fedora] Fedora 19のサポートをやめました。
  * [rpm][fedora] Fedora 20をサポートしました。
  * [doc] "Groonga" 表記に更新しました。[cosmo0920さんがパッチ提供]
    [GitHub#122, #123, #124, #125, #125, #126, #127, #128, #129, #130, #131, #131, #132, #133, #134
    #136, #137, #138, #139, #140, #141, #142]
  * [munin] GQTPだけでなくHTTPにも対応しました。

修正

  * [munin] GQTPのポート番号の誤りを修正しました。
  * [geo_in_circle] "LONGITUDExLATITUDE" を geo_in_circle の3番目の引数に与えたときに
    Groongaがクラッシュする問題を修正しました。

感謝

  * やまねひできさん
  * whombxさん
  * @Yappoさん
  * cosmo0920さん
</pre>

-- 
株式会社クリアコード
林 健太郎 <hayas****@clear*****>
〒113-0033 東京都文京区本郷3-27-12
TEL:03-6231-7270 FAX:03-6231-7271

Groongaサポートサービスはじめました。
http://groonga.org/ja/support/




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