本記事ではTBBを使用した典型的な並列処理の実装方法について解説した。概念は若干難しいものの、TBBでは並列処理が一般化されて実装されているため、基本的な考え方さえ覚えてしまえば、さまざまなアルゴリズムの実装に向けて応用が効きやすい。また、ここでは解説しきれなかったが、TBBにはほかにもスレッドセーフなコンテナや、柔軟なタスクスケジューラといった高度な機能も用意されている。C++での並列処理の実装を考えているならば、ぜひ一度試す価値があるだろう。
なお、TBBの解説書籍としてはオライリー・ジャパンから発売されている、「インテル スレッディング・ビルディング・ブロック」が非常に参考になる。TBBについてより詳しく、より高度な情報を知りたいなら、そちらも参考にしてほしい。
オープンソース化された並列化テンプレートクラスライブラリ「Intel Threading Building Blocks」入門Page 1: Intel Threading Building Blocksが持つ機能Page 2: TBBのメリット、TBBを用いた並列アプリケーションの設計と実装Page 3: 要素数が分かっているデータ群に対する反復処理の並列実装(forループの並列化)Page 4: 要素数が分からないデータ群に対する反復処理の並列実装(whileループの並列化)Page 5: パイプライン処理の並列化Page 6: パイプライン処理の並列化・ソースコード詳細解説[http://sourceforge.jp/magazine/09/08/21/1128207/7 Page 7: 高い抽象度でアルゴリズムを実装できるTBB
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