インテルのCoreシリーズCPUが登場して以来、マルチコアCPUは爆発的に普及している。現在では比較的低価格なCPUでも複数のコアを搭載するようになり、現在販売されているPCのほとんどはマルチコアに対応しているといっても過言ではない。しかし、まだマルチコアCPUの性能を生かす、並列処理を行っているアプリケーションは多くない。
【特集】マルチスレッド/並列プログラミングの必携ツール「インテル Parallel Studio」徹底活用第1回:ソフトウェア高速化の鍵は「並列化」:いま注目される並列化技術を知る第2回:マルチコア時代の新開発ツール「インテル Parallel Studio」第3回:サンプルコードで知るParallel Studioの並列化機能'第4回:並列アプリケーションを作ってみよう第5回:インテル Parallel Studioを活用したソフトウェアの並列化:AACエンコーダを高速化する 並列処理は、一般には実装が難しい、という印象があるようだ。確かにスレッドを駆使して処理を並列化する場合、スレッドの管理やスレッド毎の連携など、考慮しなければならないことが増え面倒ではある。しかし、プログラムを並列化するための言語規格「OpenMP」や、C++用の並列化ライブラリ「Threading Building Blocks」といった並列化支援技術を利用することで、プログラムの並列化へのハードルは大幅に低くなる。また、インテルの開発製品「Parallel Studio」に含まれる「Parallel Composer」には、独自の並列化支援機能を備えたC/C++コンパイラーが含まれている。このような技術や製品を利用すれば、手軽に並列処理を実装することが可能だ。