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==== Anjutaプラグインのインストール ====
Moblinアプリケーション開発では、IDEとしてGNOMEベースのAnjutaも利用できる。AnjutaはGNOMEベースということもあり、比較的軽量なのが特徴だ('''図17''')。Anjuta向けのMoblin SDKプラグインとEclipse向けMoblin SDKプラグインでは機能的に大きな差はないので、好みに応じて利用する開発環境を選択できる。
[[Thumb(c65d3f35fb971d036ab8c926a03dbb24.png, caption=図17 GNOMEベースのIDE「Anjuta」)]]
UbuntuやFedoraの場合、Anjutaは標準のパッケージマネージャでインストールできる。たとえばUbuntuの場合は次のように実行すれば良い。
{{{
$ sudo apt-get install anjuta
}}}
また、プラグイン本体はMoblinのWebサイト内にある[http://moblin.org/projects/moblin-anjuta-plug-in Moblin Anjuta Plug-in]ページからダウンロードできる。tar+gzおよびRPM、deb形式のパッケージが用意されているので、利用する環境に対応したパッケージをダウンロードしてインストールしよう。Ubuntu環境では、deb形式のパッケージをダウンロードし、次のように「dpkg -i」コマンドでインストールすれば良い。
{{{
$ sudo dpkg -i moblin-anjuta-plugin_0.2.0-1_i386.deb
}}}
インストール後は、GNOMEの「アプリケーション」?「プログラミング」メニュー内の「Anjuta IDE」、もしくはターミナルから次のように実行することでAnjutaを起動できる。
{{{
$ anjuta
}}}
Anjutaを起動したら、メニューバーから「編集」?「設定」を選択して設定ウィンドウを開き、「全般」の「インストール済のプラグイン」タブ内で「Moblin SDK」にチェックを入れてプラグインを有効にしておこう('''図18''')。
[[Thumb(4df1ec7738b5630707030cc03e66eccc.png, caption=図18 メニューバー「編集」?「設定」で設定ウィンドウを開き、「全般」の「インストール済プラグイン」内「Moblin SDK」にチェックを入れてプラグインを有効にする)]]
なお、MoblinのWebサイトで現在公開されているAnjutaプラグインは最新版であるAnjuta 2.28向けで、これよりも古いバージョンのAnjutaでは利用できない。この場合、AnjutaのWebサイトなどから最新版のAnjutaを入手・インストールする必要がある('''コラム1''')。
{{{ html
<div class="column">
}}}
==== コラム1:Ubuntu 9.04でMoblin Anjutaプラグインを利用する ====
前述のとおり、Moblin Anjutaプラグインを利用するにはAnjuta 2.28が必要だ。しかし、Ubuntu 9.04の標準パッケージで用意されているAnjutaのバージョンは2.26であり、そのままではMoblin Anjutaプラグインを利用できない。そこで、ここではUbuntu 9.04にAnjuta 2.28をインストールする方法を説明しておこう。
なお、Anjuta 2.28のコンパイルにはgdl 2.28以降が必要だ。Ubuntu 9.04に含まれるgdlのバージョンは2.26であるため、こちらについても自前で用意する必要がある。
まず、gdlおよびAnjutaのコンパイルに必要なパッケージ群をインストールする。これは、「apt-get build-dep」コマンドを利用すれば良い。
{{{
$ sudo apt-get build-dep gdl
$ sudo apt-get build-dep anjuta
}}}
続いてUbuntuのWebサイトからUbuntu 9.10向けのgdlソースコードおよび関連ファイルをダウンロードする。[http://packages.ubuntu.com/ja/source/karmic/gdl http://packages.ubuntu.com/ja/source/karmic/gdl]をWebブラウザで開き、ページ下の「Download gdl」から、下記の3つのファイルをダウンロードする。
* gdl_2.28.0-1.dsc
* gdl_2.28.0.orig.tar.gz
* gdl_2.28.0-1.diff.gz
ダウンロードした3つのファイルを適当なディレクトリに保存し、そのディレクトリで次のように実行する。
{{{
$ dpkg-source -x gdl_2.28.0-1.dsc
$ cd gdl-2.28.0/
$ sudo dpkg-buildpackage -ppgp -rsudo
$ cd ..
}}}
以上で、libgdlのdebパッケージが作成されるはずなので、これをインストールする。
{{{
$ ls
gdl-2.28.0 libgdl-1-3_2.28.0-1_i386.deb
gdl_2.28.0-1.diff.gz libgdl-1-common_2.28.0-1_all.deb
gdl_2.28.0-1.dsc libgdl-1-dbg_2.28.0-1_i386.deb
gdl_2.28.0-1_i386.changes libgdl-1-dev_2.28.0-1_i386.deb
gdl_2.28.0.orig.tar.gz
$ sudo dpkg -i libgdl-1-*.deb
}}}
次に、Anjuta本体のコンパイルを行う。gdlの場合と同様、UbuntuのWebサイト([http://packages.ubuntu.com/ja/source/karmic/anjuta http://packages.ubuntu.com/ja/source/karmic/anjuta])から必要なソースパッケージをダウンロードする。必要なのは次の3ファイルだ。
* anjuta_2.28.0.0-0ubuntu3.dsc
* anjuta_2.28.0.0.orig.tar.gz
* anjuta_2.28.0.0-0ubuntu3.diff.gz
これら3ファイルを適当なディレクトリに保存し、そのディレクトリで次のように実行する。
{{{
$ dpkg-source -x anjuta_2.28.0.0-0ubuntu3.dsc
}}}
以上でソースコード一式が展開されるので、続いてUbuntu 9.04環境に向けて設定ファイルの修正を行う。修正するファイルは、「anjuta-2.28.0.0/debian/control」ファイルだ。このファイルの中ごろ「libgda-4.0-dev」の部分を「libgda4-dev」に書き換えて保存しよう。
{{{
libunique-dev,
libgda-4.0-dev (= 4.0.0), ←「libgda-4.0-dev」の部分を「libgda4-dev」に書き換える
liblocale-gettext-perl,
Standards-Version: 3.8.0
Homepage: http://www.anjuta.org
}}}
設定ファイルの編集が完了したら、「anjuta-2.28.0.0」ディレクトリ内で次のように実行してコンパイルとパッケージの作成を行う。
{{{
$ cd anjuta-2.28.0.0
$ sudo dpkg-buildpackage -ppgp -rsudo
$ cd ../
}}}
以上が正常に完了すると、Anjutaのdebパッケージが作成されているはずだ。最後に作成したAnjutaパッケージをインストールする。
{{{
$ sudo dpkg -i anjuta-common_2.28.0.0-0ubuntu3_all.deb anjuta_2.28.0.0-0ubuntu3_i386.deb
}}}
{{{ html
</div>
}}}
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