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Project Description

This is "Linux-HA Japan" site for developer.
Main site is here http://linux-ha.osdn.jp/ (Japanse only)

You can download Pacemaker,Heartbeat Corosync and other necessary RPM packages for Red Hat Enterprise Linux (RHEL) as yum repository.
http://osdn.jp/projects/linux-ha/releases/

System Requirements

System requirement is not defined

Released at 2016-07-22 13:00
[2-01] Pacemaker-1.1系リポジトリパッケージ (RHEL7) 1.1.14-1.1 (3 files Hide)

Release Notes

Pacemaker利用に必要なコンポーネントを一括してまとめインストールを容易にできるようにしたリポジトリパッケージです。 RHEL 6 / RHEL 7 およびこれらの RHEL互換OSに対応しています。

1.1.14-1.1リポジトリパッケージには、以下のバージョンのコンポーネントが含まれています。

推奨インストール手順では★印のついたパッケージがインストールされます。 太字は 1.1.13-1.1 から変更されたパッケージです。

  • バージョン一覧
    • リポジトリパッケージ
      • pacemaker-repo-1.1.14-1.1
    • 主要コンポーネント
      • pacemaker-1.1.14-1
      • corosync-2.3.5-1
      • cluster-glue-1.0.12-2
      • libqb-1.0-1
      • resource-agents-3.9.7-1
      • ldirectord-3.9.7-1
      • crmsh-2.1.5-1
      • pssh-2.3.1-5 ★
    • Linux-HA Japan拡張コンポーネント
      • pm_crmgen-2.1-1 ★
      • pm_diskd-2.2-1
      • pm_extras-2.2-1
      • pm_logconv-cs-2.2-1
      • pm_ctl-2.0-1
    • 追加コンポーネント
      • pcs-0.9.149-1
      • fence-agents-4.0.22-1
  • 補足
    • Heartbeatは今後非推奨とするためパッケージには含みません。
    • ユーザインタフェースとして crmsh, pcs の2種類のコンポーネントを同梱していますが、1.0系と同様 crmsh の利用を推奨します。
    • crmsh の機能のうち、pssh を利用する一部の機能(crm resource secret, crm cluster 等)は利用できません(コミュニティ版psshの制約による)。将来のバージョンアップ(crmsh-2.2系以降)で改善を検討します。
    • pcs は本パッケージでは「テクノロジープレビュー」(お試し版)の位置付けで添付しており、実用目的の利用は推奨しません。また利用する場合はさらに依存パッケージの追加インストールが必要です。
    • STONITHプラグインとして cluster-glue, fence-agents の2種類のコンポーネントを同梱していますが、1.0系と同様 cluster-glue に含まれるSTONITHプラグインの利用を推奨します。
    • 1.0.13リポジトリパッケージに含まれていた pm_kvm_tools, vm-ctl コンポーネントは本バージョンには対応していないためパッケージには含みません。

Changelog

修正内容

Pacemaker-1.1.13-1.1からの主な差分について記載します。

  • pacemaker-1.1.14-1
    • glib2 バージョン 2.28 以降を必須としました。RHEL6.5以前では適切なErrataが適用されていないとインストール時にエラーが表示されます。
    • ごく稀な状況で STONITH 完了前にリソース起動が開始される不具合が修正されました。
    • crm_mon 表示において Failed actions が表示されない場合がある不具合が修正されました。
    • ifcheckd の interface 表示などの属性値が残存する場合がある不具合が修正されました。
    • pacemaker_remote 関係のさまざまな不具合が修正されました。
    • syslog に出力するログメッセージがより簡略化されました。
    • RHEL6版パッケージの pacemaker-doc には publican ドキュメントは含まれなくなりました。
    • また、Pacemaker-1.1.14コミュニティリリース後に発見された下記のレグレッションについて、バックポートによる修正が含まれています。
  • corosync-2.3.5-1
    • 複数のインタフェース(ring)を使用する場合、マルチキャストアドレスもしくはポート番号のいずれかを異なる値に設定することが必須となりました。
      • この点のみ従来のバージョン(1.1.13-1.1以前)の設定と互換性がありませんのでご注意願います。
    • ring の片系故障から復旧した時に、ring回復のログが複数回出力される不具合が修正されました。
    • OS の shutdown 時にごく稀に通信故障のログが出力される不具合が修正されました。
  • cluster-glue-1.0.12-2
    • libvirt: ホスト名に大文字が使用されている場合に動作しない不具合が修正されました。
    • fence_ec2: AWS EC2用STONITHプラグインが追加されました。
  • resource-agents-3.9.7-1
    • mysql: プロセス故障発生直後にPacemaker 停止を行うと不要な STONITH が発生する不具合が修正されました。
    • pgsql: 一部のパラメタについて、軽微なログ表示上の誤りやエラーチェックなどが改善されました(xlog_check_count, stop_escalate_in_slave, replication_slot_name 等)。
    • nfsserver: nfsd プロセス故障が検知できない不具合が修正されました。
  • pm_diskd-2.2-1
    • I/O高負荷の状況下における故障の誤検知発生を抑制するため監視処理のキャッシュクリア処理を見直しました。
  • pm_extras-2.2-1
    • hulft: huluser パラメタが追加されました。HULFT8 以降において一般ユーザ権限による起動が利用可能となります。
  • pm_logconv-cs-2.2-1
    • Pacemaker-1.1.14 でのログメッセージの変更に追随しました。
  • pcs-0.9.149-1
    • 最新版に追随しました。
  • fence-agents-4.0.22-1
    • vbox 用、docker 用などのエージェントが追加されました。

既知の不具合

Pacemaker-1.1.14-1.1 には以下の既知の不具合があります。 これらの事象は Pacemaker-1.1.14-1.1 でのみ発生する不具合です。 1.1.13-1.1 以前では発生せず、また将来のバージョン(1.1.15-1.1 以降)で解消される見込みです。

  • pacemaker-1.1.14-1
    • pacemakerd プロセス故障発生時に、ノード再起動およびフェイルオーバが発生する。
      • 本来期待される動作では、 pacemakerd プロセスのみの再起動が実行されフェイルオーバは発生しません。
      • なお、pacemakerd 以外の内部プロセス(corosync, crmd等)故障時には、ノード再起動およびフェイルオーバが発生します。これは仕様通りです。
    • 故障ノードの Pacemaker を停止した後に crm_mon に Failed Actions が残る。
      • 本来期待される動作では、Pacemaker停止時に Failed Actions の表示が消えます。
      • crm_mon の表示上の問題のみであり動作に影響はありません。
      • 残存した表示は、故障ノードを復旧させ再度 Pacemaker を起動した後に消去されます。