kitagawa_test ブランチのマージ
作業が落ち着いてきたので,doc/jfmglue.tex における文書化 が終了次第,master にマージしようと考えています.
なんとか書いたので,master にマージしました.
今の実装は pTeX にほぼそったものですが,doc/jfmglue.pdf 内に,気になっている事柄を書いておきました.
# 「行末との空白」や penalty がからんでくるので,ややこしいです.
実装とドキュメント,ありがとうございます. doc/jfmglue.pdf を読みました. 以下,気になった点をば.(kuroky があまり TeX オリジナルの仕様やアルゴリズムを知らないので,抜かしているところも多々あるかと思います.そういうところは笑い飛ばしてください.)
a. 改行があると,行末側に kern が生きるけれど,glue は破棄されると考えればよいのでしょうか?
b. 「透過する」の用語に定義が欲しい.初出は p. 2 上:この\inhibitglue 用 node は透過する.
c. (ソースを見ていないのですが,)ライプライタ体の直後にも空白が入っていたほうがよい.(後ろは入っているように見える.)
d. p. 2 下の箇条 2:g-w_{J} ですが,これが glue なのか kern なのかは,g の glue/kern 種別を維持すると考えればよいですか? p. 7 の上,二つ目の↓の変換先「glue g+k_{XS}」とも関連.
e. p. 4 上,「kern が前だった場合」→「p が kern だった場合」,「kern が後だった場合」→「q が kern だった場合」とした上で、箇条の順番を入れ替える.
f. p. 4 要検討の箇所の箇条書き,行末はピリオドではなくてセミコロンのほうがよい(本質ではないです; 趣味にもよりますが)
g. p. 4 下,次の node の並びを得るの後,
h. p. 5 中,数式中の \hbox{} の中の和文は,和文処理グルーの挿入処理を入れるのですよね?
i. p. 6 中,「np が subtype が 0 の場合」→「np が subtype=0 の場合」.=1 も同様.
j. p. 9 中,アクセント由来の話ですが,ベトナム語みたいな多重アクセントの場合は?
k. p. 9 下例 1,glue/kern g+w_{J} → glue/kern g+w_{J または KS} ?
k'. p. 9 下例 2,glue/kern g+w_{J} → glue/kern g+w_{J または XS} ?
以上です.
コメントありがとうございます, 0a0b5bbf24f6170a8d0f66e246d163a3e3f5e27b in kitagawa_test で書き換えました.大半が直っているように思います.
a. 改行があると,行末側に kern が生きるけれど,glue は破棄されると考えればよいのでしょうか?
行末では何も削除されないようです(glue も生き残る). 一方,行頭では,次の3種類の node (の連続)が消去されます:
b. 「透過する」の用語に定義が欲しい.初出は p. 2 上:この\inhibitglue 用 node は透過する.
主に開発者用に(仕様決定の参考として)書いているので,「透過する」の定義はまだしていません.
# ところで,きちんと定義すると,どうなるんでしょうね? 漠然とした意味はわかりますが.
h. p. 5 中,数式中の \hbox{} の中の和文は,和文処理グルーの挿入処理を入れるのですよね?
はい,もちろん.
j. p. 9 中,アクセント由来の話ですが,ベトナム語みたいな多重アクセントの場合は?
問題にしていたのは,一番単純な,\accent primitive によるアクセントの場合です. 多重アクセントの場合は,まだ調べていません;が,この場合も無視するのが自然な気がします.
ありがとうございます.確認しました.
項目 e の改訂が,こちらの思い描いていたものと異なるのですが,正確に記述できていますでしょうか? 「p がkern だった場合は,p のJFM に」: p が kern だったら,p に対する JFM は無い……?
18890ec447368badfa0a8c6ddf2a8b33278d9322 on kitagawa_test で解決されているようで,kuroky が確認できる範囲では,十分満足できるドキュメントになったと思います.ありがとうございます.(課題は,相談部分の解決ですね…….)
だいぶ kitagawa_test branch での作業期間が多く,master とのズレも多くなってきました.
そのため,そろそろ master にマージさせ,その後の更新はまた別ブランチでと考えていますが,如何でしょうか?
* 和文処理グルーの挿入仕様を書き直し.
が受入れ可能なのか,もう一人くらいレビューしてくれるといいのですが.紛れはなくなったのですが,ユーザが調整しようとなったときに難しくないかが心配です.
マージ自体は今日か明日にでもやってしまおうかな,と考えています.
* 和文処理グルーの挿入仕様を書き直し.
が受入れ可能なのか,もう一人くらいレビューしてくれるといいのですが.紛れはなくなったのですが,ユーザが調整しようとなったときに難しくないかが心配です.
確かに,(今のコードは僕の勝手な考えで仕様を決めたので)レビューは欲しいですね.
# フォーラムに書いた話と関連しますが,問題は pTeX における「クラス0の仮想文字」のところですね.
マージ自体は今日か明日にでもやってしまおうかな,と考えています.
というわけで,kitagawa_test branch を master にマージをしました. わかり易くするため,マージ直前の master ブランチの内容には master-20110808 タグを付けています.
ブランチ kitagawa_test 内で,
をしています. 作業が落ち着いてきたので,doc/jfmglue.tex における文書化 が終了次第,master にマージしようと考えています.