アクセント付き文字前後の xkanjiskip
db76b579 で直しましたが,美文書にも挙げられている \'圏 のような使用法が出来ないままなのが気になっています.
db76b579 を試してみました。
美文書にも挙げられている \'圏 のような使用法が出来ないままなのが気になっています.
確かに出来ないですね(「圏」の字が出ずにアクセントだけプリントされます)。ちょっと古い W32TeX 2016/01/13 環境(つまり LuaTeX 0.80.0 + luaotfload v2.6 + LuaTeX-ja 20151212.0)でも症状は同じなので、今回入れたパッチとは無関係のようです。
\'圏 のような使用法が出来ない
このような場合には \accent プリミティブが使われることになるのですが, その際には「欧文フォントの『圏』」を使うことになります(欧文フォント→和文フォントへの置換は段落・hboxの終了時に行われるので).しかし,現実には欧文フォントに「圏」のグリフはないことがほとんどです.
安直な方法は \accent プリミティブに相当する内容を Lua で再実装することですが,このプリミティブは
\accent <char number> <optional assignments> <character>と,アクセントがつく文字の前に代入が来ることを許しています. (これによって,アクセント本体とそれのつく文字を異なるフォントで組むことが可能になる.) そのため,どうすればいいのか私も悩んでいる状況です.「無理」と仕様化するのもありでしょう.
20160618.0 を出したので「修正済み」にしておきます……が,\'圏 については引き続き考えてみるのでまだクローズしないでおきます.
platex 側でパッチを外そうか,という議論になっていますので,それが落ち着いたら早めに新バージョンをリリースします.
platex 2016-07-01 でパッチが外されたので,それにならってパッチを外した 20160701.0 を出しました. これにより,完了とします.
コミュニティ版 platex 2016/06/05 におけるバグ(https://github.com/texjporg/platex/issues/5 )が,LuaTeX-ja にも当てはまるので立てておきました.