源ノフォントでU+2015「―」を2つか3つ並べると、その次の文字が重なる
https://github.com/trueroad/HaranoAjiFonts/issues/5#issuecomment-705536006 で見つけた現象ですが、
\documentclass{ltjsarticle} \usepackage[sourcehan]{luatexja-preset} \begin{document} あ――あ あ―――あ \textgt{あ――あ} \textgt{あ―――あ} \end{document}
U+2015は源ノ角ゴシックではCID+723に割り当てられていて、CID+723が2つ並ぶとGSUBテーブルのccmpでCID+63143に置き換えられます。このCID+63143は全角の2倍の横幅で最初からダッシュがつながった形のグリフになっています。また、CID+723が3つ並ぶと同じくccmpでCID+63144に置き換えられ、これは横幅が3倍です。 こうした横幅が長いグリフの次のグリフの位置がおかしくなり、全角の2倍ないし3倍幅のグリフが全角幅として扱われているようにも見えます。
luatexjaを使わない場合にはこのような現象は発生しません。
また、原ノ味フォントでは横幅2倍ないし3倍のグリフを持っておらず置き換えないので、luatexjaを使ってもこの現象は発生しません。
既に 20200517.0 で同様の話 #38487 に対応した気がしますが,LuaTeX-ja や luaotfload のバージョンはいくつでしょうか?
すみません。最新版では問題ないことを確認いたしました。 お騒がせしました。
https://github.com/trueroad/HaranoAjiFonts/issues/5#issuecomment-705536006 で見つけた現象ですが、
のようにすると、「――」や「―――」のあとの「あ」が「―」と重なってしまいます。U+2015は源ノ角ゴシックではCID+723に割り当てられていて、CID+723が2つ並ぶとGSUBテーブルのccmpでCID+63143に置き換えられます。このCID+63143は全角の2倍の横幅で最初からダッシュがつながった形のグリフになっています。また、CID+723が3つ並ぶと同じくccmpでCID+63144に置き換えられ、これは横幅が3倍です。 こうした横幅が長いグリフの次のグリフの位置がおかしくなり、全角の2倍ないし3倍幅のグリフが全角幅として扱われているようにも見えます。
luatexjaを使わない場合にはこのような現象は発生しません。
また、原ノ味フォントでは横幅2倍ないし3倍のグリフを持っておらず置き換えないので、luatexjaを使ってもこの現象は発生しません。