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= SIGMABLADE+!SigmaSystemCenterによる[[BR]]障害自動復旧システムの構築

増え続けるコンピュータリソースをいかに効率よく管理するか──これはエンタープライズコンピューティングにおける大きな課題の1つです。この課題に対処するために近年主流になっているのが、コンピュータリソースを“プール化”してまとめ、そこから各サービスに必要なリソースを必要な分だけ割り当てるという考え方です。もっとも、そうした考え方を実践するには粒度のそろった均質なハードウェアプラットフォームが必要となります。そこで注目されているのがブレードサーバです。

ここでは、NECのブレードサーバ「[http://www.express.nec.co.jp/pcserver/products/blade/index.html SIGMABLADE]」と管理ツールの「[http://www.nec.co.jp/pfsoft/sigmasystemcenter/index.html SigmaSystemCenter 2.0]」(SSC)を利用したシステムを構築してみることにします。SSCではサービスの負荷状況に応じたリソースの最適配置などが行える統合プラットフォーム管理ソフトウェアで、物理マシンだけでなく、仮想マシンも管理対象として扱えます。また、サーバだけでなくクライアントマシンの管理も行えます。非常に多機能な管理ツールですが、ここでは基本的な構成例として障害発生時に待機サーバを使って自動復旧するシステムを構築してみることにします。

== 使用した機材

今回使用した機材は以下のとおりです。
[[Thumb(sigma:sigmablade.jpg, float=right, size=320x240, caption=SIGMABLADE(上)とiStorage S1500(下))]]
 * 管理対象サーバ([http://www.express.nec.co.jp/pcserver/products/blade/120bb6/ SIGMABLADE Express5800/120Bb-6]×3台)
   * アプリケーションサーバ
     * Windows Server 2003 Standard Edition
     * ホスト名:System-A
   * データベースサーバ
     * Red Hat Enterprise Linux 4
     * ホスト名:System-B
   * 待機サーバ
 * 収納ユニット([http://www.nec.co.jp/products/sigmablade/products/sigmablade_m.html SIGMABLADE-M])
 * ストレージ([http://www.nec.co.jp/products/istorage/product/san/s1500/index.shtml iStorage S1500](FC接続))
 * 管理サーバ(Express5800/120Rh-2)
   * Windows Server 2003 Standard Edtion

上記のように、管理対象はアプリケーションサーバがWindowsで、データベースサーバがLinuxという異種OS混在システムです。このようなシステムの場合でもSSCを使えばOSごとに待機サーバを用意する必要がなくなるので、無駄を省きつつ可用性を向上させることができます。

ちなみに、SSCではSIGMABLADEだけでなく、Express5800シリーズ、NX7700シリーズといったサーバも管理できます。また、管理対象OSは、Windows、Linux、HP-UXに対応しています。詳しい管理対象や管理サーバの要件については、[http://www.nec.co.jp/pfsoft/sigmasystemcenter/environment.html こちらのページ]を参照してください。

== SSCインストールの前準備

SSCをインストールする前に、管理サーバにDHCPサーバとIIS、ASP.NETをWindows Serverのインストールメディアからインストールしておいてください。DHCPサーバはバックアップ専用OSで起動した管理対象サーバにIPアドレスを割り当てるために必要になります。このとき割り当てるIPアドレスは運用時と同じである必要はないので、DHCPサーバは標準設定(セグメント内でクライアントに動的IPを割り当てられる状態)のままで結構です。

また、アプリケーションサーバとデータベースサーバとして利用するブレードには、あらかじめOSをインストールし、サービスを提供するためのシステム構築作業(ストレージとの接続設定、サーバソフトウェア/アプリケーションの設定)が行われているものとします。それから、管理サーバにはiStorageManagerとの連携用ソフトウェア「iStorageManager Integration Base」を、管理対象サーバにはSIGMABLADEおよびExpress5800に標準添付の管理ツール「ESMPRO/!ServerAgent」をインストールしておいてください。

なお、管理対象サーバのバックアップ/リストア時には大量のデータがネットワークを流れます。そのため、サービス用ネットワークとは別に管理用ネットワークを構築し、管理対象サーバをそれぞれのネットワークに接続するようにしてください(SIGMABLADEは標準で2つのギガビットEthernetポートを備えており、最大6個までポートを増やせます)。

== 開放するポート

下表に今回構築するシステムで使われるポート(パケット受信のために開放する必要があるポート)をまとめておきます。送信パケットが使用するポート、および各ポートがどのような用途で使われるのかについては、[http://www.nec.co.jp/pfsoft/sigmasystemcenter/download.html こちらのページ]にある「!SigmaSystemCenter 2.0 リファレンスガイド」の「付録 A ネットワークポートとプロトコル一覧(201ページ)」を参照してください。なお、外部から切り離されている管理用ネットワークを使う場合、ポート開放設定を個別に行わずに、管理用ネットワークに関してはファイアウォール自体を切ってしまってもよいでしょう。

'''管理サーバのポート(受信)'''
|| !SystemProvisioning || TCP:8080, 26102, 26150, 80 ||
|| !DeploymentManager || TCP:56050, 56030, 56022, 56023, 56020, 56024, 56028, 56011, 56060, UDP:4011, 69 ||
|| ESMPRO/!ServerManager || TCP:31134, 8806, UDP:67, 162 ||

'''管理対象サーバのポート(受信)'''
|| !DeploymentManager || TCP:56010, 56000, 56001, 56025 ||
|| ESMPRO/!ServerAgent || UDP:161, 10101, 5002 ||
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=== 目次
 * 1/8 使用する機材と前準備 <=
 * [SIGMABLADE-SSC_1p2 2/8 SSCのインストールとDPMの初期設定]
 * [SIGMABLADE-SSC_1p3 3/8 シナリオの作成とディスクイメージの作成]
 * [SIGMABLADE-SSC_1p4 4/8 SigmaSystemCenterの初期設定]
 * [SIGMABLADE-SSC_1p5 5/8 管理対象リソースの追加]
 * [SIGMABLADE-SSC_1p6 6/8 SSCによる運用設定]
 * [SIGMABLADE-SSC_1p7 7/8 運用ポリシーの設定]
 * [SIGMABLADE-SSC_1p8 8/8 動作テスト]
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