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EXPRESSSCOPEエンジンを使う / [基本編] リモートからのOSインストール

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インストール後の後始末

OSのインストールは完了しましたが、システムにはサーバでは利用しないパッケージがたくさんインストールされていますし、タイムゾーンも間違ったままになっています。また、Fedoraのデフォルト設定はどちらかと言うとデスクトップ用途向けに味付けされているので、そうした部分をサーバ向けに変更しておきたいところです。そこで以下では、サーバを構築するためのベースとしてふさわしい状態になるよう、システムを変更します。

まず、SSH経由でサーバにログインします。firstbootで作成したアカウントを使ってログインし、「su -」でrootになってください。

タイムゾーンの変更

タイムゾーンの設定は「/etc/sysconfig/timezone」ファイルに記述されています。

# The ZONE parameter is only evaluated by system-config-date.
# The timezone of the system is defined by the contents of /etc/localtime.
ZONE="America/New_York"
UTC=true
ARC=false
ここの「ZONE="America/New_York"」を「ZONE="Asia/Tokyo"」に、「UTC=true」を「UTC=false」に修正します。あるいは、system-config-timeという専用のツールが用意されているので、こちらを使ってもよいでしょう。端末エミュレータによってはsystem-config-timeの画面が少し崩れることがありますが、操作できないわけではありません。直接エディタで編集した場合再起動するまで修正が反映されませんが、system-config-timezoneを使えば即座に設定を変更できます。

ランレベルの変更

FedoraでX Window Systemをインストールした場合、デフォルトでXが起動するように標準ランレベルが「5」に設定されます。サーバ専用機でXを起動させておく理由は特にないので、ランレベルを「3」に変更しておきましょう。「/etc/inittab」ファイルを開き、

id:5:initdefault:
という行を
id:3:initdefault:
のように修正します。なお、すぐにランレベル3に移行したい場合は「telinit 3」を実行します。

GRUBの設定変更

最近のディストリビューションでは大抵、ブートローダにGRUBが採用されています。このGRUBの設定がFedoraではデスクトップ向けに味付けされているので、サーバ向けに修正します。

作業方法は次のとおりです。GRUBの設定ファイル「/boot/grub/menu.lst」をエディタで開き、以下のよう修正します。

# grub.conf generated by anaconda
#
# Note that you do not have to rerun grub after making changes to this file
# NOTICE:  You have a /boot partition.  This means that
#          all kernel and initrd paths are relative to /boot/, eg.
#          root (hd0,0)
#          kernel /vmlinuz-version ro root=/dev/VolGroup00/LogVol00
#          initrd /initrd-version.img
#boot=/dev/sda
default=0
timeout=5
#splashimage=(hd0,0)/grub/splash.xpm.gz  ← (1)
#hiddenmenu  ← (2)
title Fedora (2.6.21-1.3194.fc7)
        root (hd0,0)
        kernel /vmlinuz-2.6.21-1.3194.fc7 ro root=/dev/VolGroup00/LogVol00    ← (3)
        initrd /initrd-2.6.21-1.3194.fc7.img

  1. 背景画像がリモートKVMで問題となりやすいので背景画像を無効化(splashimageの行をコメントアウト)
  2. GRUBメニュー(OS選択メニュー)が非表示になっているので、標準で表示されるように変更(hiddenmenuをコメントアウト)
  3. グラフィカルブート(OS起動時の進捗状況をプログラスバーで表示する機能)を無効にしてコンソールにブートログが表示されるように変更(カーネルオプション「rhgb」を削除)、詳細なブートログが出力されるように変更(カーネルオプション「quiet」を削除)

不要なパッケージの削除

最後にサーバに不要なパッケージを削除します。個別に削除するのは大変なので、パッケージグループ単位で削除すると良いでしょう。たとえばXが不要なら「X Window System」パッケージグループをyumのgroupremoveコマンドで削除します。

# yum groupremove "X Window System"
インストール済みのパッケージグループと、インストール可能なパッケージグループは、「yum grouplist」コマンドで確認できます。
# yum grouplist
Loading "installonlyn" plugin
Setting up Group Process
Installed Groups:
   Office/Productivity
   Administration Tools
   Editors
   System Tools
   GNOME Software Development
   Text-based Internet
   X Software Development
   Authoring and Publishing
   Network Servers
   Hardware Support
   Graphics
   Web Server
   Mail Server
   Server Configuration Tools
   Development Libraries
   Development Tools
   Graphical Internet
Available Groups:
   Engineering and Scientific
   MySQL Database
...中略...
   News Server
   Sound and Video
Done
また、各パッケージグループに含まれるパッケージのリストは以下のコマンドで確認できます。
# yum groupinfo "Package Group Name"
今回は以下のパッケージグループを削除しました。
X Window System
Office/Productivity
GNOME Software Development
X Software Development
Authoring and Publishing
Graphics
Graphical Internet
不要なパッケージをあらかた削除したら、インストール済みパッケージをアップデートします。
# yum update
この操作でカーネルがアップデートされた場合は、システムを再起動してください。以上でインストール後の後始末は終わりです。あとは、サーバの用途に応じて必要なパッケージを適宜追加してください。

以上、今回はリモートKVMとリモートメディアを利用したOSインストールを行ってみました。テキスト・インストーラが利用できなかったのが残念ですが、おおむね成功したと言って良いでしょう。OSのインストールはそれほど頻繁に発生する作業ではありませんが、リモートKVMとリモートメディアが利用できると、BIOSやRAIDカードのファームウェア・アップデート、設定変更なども遠隔地から行えます。

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