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SIGMABLADE+SigmaSystemCenterによる
障害自動復旧システムの構築

増え続けるコンピュータリソースをいかに効率よく管理するか──これはエンタープライズコンピューティングにおける大きな課題の1つです。この課題に対処するために近年主流になっているのが、コンピュータリソースを“プール化”してまとめ、そこから各サービスに必要なリソースを必要な分だけ割り当てるという考え方です。もっとも、そうした考え方を実践するには粒度のそろった均質なハードウェアプラットフォームが必要となります。そこで注目されているのがブレードサーバです。

ここでは、NECのブレードサーバ「SIGMABLADE」と管理ツールの「SigmaSystemCenter 2.0」(SSC)を利用したシステムを構築してみることにします。SSCではサービスの負荷状況に応じたリソースの最適配置などが行える統合プラットフォーム管理ソフトウェアで、物理マシンだけでなく、仮想マシンも管理対象として扱えます。また、サーバだけでなくクライアントマシンの管理も行えます。非常に多機能な管理ツールですが、ここでは基本的な構成例として障害発生時に待機サーバを使って自動復旧するシステムを構築してみることにします。

使用した機材

今回使用した機材は以下のとおりです。

  • 管理対象サーバ(SIGMABLADE Express5800/120Bb-6×3台)
    • アプリケーションサーバ
      • Windows Server 2003 Standard Edition
      • ホスト名:System-A
    • データベースサーバ
      • Red Hat Enterprise Linux 4
      • ホスト名:System-B
    • 待機サーバ
  • 収納ユニット(SIGMABLADE-M
  • ストレージ(iStorage S1500(FC接続))
  • 管理サーバ(Express5800/120Rh-2)
    • Windows Server 2003 Standard Edtion

上記のように、管理対象はアプリケーションサーバがWindowsで、データベースサーバがLinuxという異種OS混在システムです。このようなシステムの場合でもSSCを使えばOSごとに待機サーバを用意する必要がなくなるので、無駄を省きつつ可用性を向上させることができます。

ちなみに、SSCではSIGMABLADEだけでなく、Express5800シリーズ、NX7700シリーズといったサーバも管理できます。また、管理対象OSは、Windows、Linux、HP-UXに対応しています。詳しい管理対象や管理サーバの要件については、こちらのページを参照してください。

SSCインストールの前準備

SSCをインストールする前に、管理サーバにDHCPサーバとIIS、ASP.NETをWindows Serverのインストールメディアからインストールしておいてください。DHCPサーバはバックアップ専用OSで起動した管理対象サーバにIPアドレスを割り当てるために必要になります。このとき割り当てるIPアドレスは運用時と同じである必要はないので、DHCPサーバは標準設定(セグメント内でクライアントに動的IPを割り当てられる状態)のままで結構です。

また、アプリケーションサーバとデータベースサーバとして利用するブレードには、あらかじめOSをインストールし、サービスを提供するためのシステム構築作業(ストレージとの接続設定、サーバソフトウェア/アプリケーションの設定)が行われているものとします。それから、管理サーバにはiStorageManagerとの連携用ソフトウェア「iStorageManager Integration Base」を、管理対象サーバにはSIGMABLADEおよびExpress5800に標準添付の管理ツール「ESMPRO/ServerAgent」をインストールしておいてください。

なお、管理対象サーバのバックアップ/リストア時には大量のデータがネットワークを流れます。そのため、サービス用ネットワークとは別に管理用ネットワークを構築し、管理対象サーバをそれぞれのネットワークに接続するようにしてください(SIGMABLADEは標準で2つのギガビットEthernetポートを備えており、最大6個までポートを増やせます)。

開放するポート

下表に今回構築するシステムで使われるポート(パケット受信のために開放する必要があるポート)をまとめておきます。送信パケットが使用するポート、および各ポートがどのような用途で使われるのかについては、こちらのページにある「SigmaSystemCenter 2.0 リファレンスガイド」の「付録 A ネットワークポートとプロトコル一覧(201ページ)」を参照してください。なお、外部から切り離されている管理用ネットワークを使う場合、ポート開放設定を個別に行わずに、管理用ネットワークに関してはファイアウォール自体を切ってしまってもよいでしょう。

管理サーバのポート(受信)

SystemProvisioning TCP:8080, 26102, 26150, 80
DeploymentManager TCP:56050, 56030, 56022, 56023, 56020, 56024, 56028, 56011, 56060, UDP:4011, 69
ESMPRO/ServerManager TCP:31134, 8806, UDP:67, 162

管理対象サーバのポート(受信)

DeploymentManager TCP:56010, 56000, 56001, 56025
ESMPRO/ServerAgent UDP:161, 10101, 5002


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