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SIGMABLADE+SigmaSystemCenterによる仮想マシンの自律運用システム

仮想マシン最適配置の動作テスト

最後に仮想マシンの最適配置設定が期待通りに機能するか動作テストを行います。初期状態の仮想マシンの配置は下の画面のように「esx1」上で「VM-01」が動作し、「esx2」上で「VM-02」と「VM-03」が動作しています。

今回は3台の仮想マシン上で負荷ツールを実行し、負荷状況を意図的に変更してみました。以下のようにVM-02とVM-03にはCPU使用率20%の負荷を掛け続け、VM-01のみ40%→0%→40%とCPU使用率を変更しました。

仮想マシンのCPU使用率

時間軸 Aエリア Bエリア Cエリア
VM-01 40 0 40
VM-02 20 20 20
VM-03 20 20 20

下は上記の実験でプロットされたグラフです。

このグラフでは、Bエリアの入り口でVM-01をホストしていたesx1の負荷が急激に下がっています。esx1の負荷が急激に下がったあと、esx1とesx2の両方に小さなスパイクが発生していますが、これはライブマイグレーションの実行によるものです。スパイク発生後にSSCの仮想ビューを確認すると、下のように3台の仮想マシンがすべてesx2に集約されていました。

次にCエリアでは、VM-01の負荷上昇に伴いesx2の負荷が急激に上昇して高負荷境界を超えています。これにより負荷分散アクションが実行されVM-01がesx1に移動し、結果として初期状態と同じ配置に戻りました。

なお、負荷分散アクションを実行する際は、どの仮想サーバをどの物理サーバに移動させるのが効率がよいのかを、SSCが自動的に判断します。そのため、管理者は負荷分散の細かな制御ルールを気にせずに物理サーバや仮想マシンを追加/削除することができるわけです。

従来のシステム構築ではピーク時のリソース要求を満たすようにサーバの選定が行われてきましたが、その結果、企業内にはさまざまなスペックのサーバが増え続け、同時に個々のサーバがアイドル時にリソースをもてあます状態に陥っていました。幸いCPUの性能向上とマルチコア化のおかげで、従来なら4CPUのマシンが必要だったシステムでも現在なら単体のブレードサーバで運用することができます。ブレードサーバを社内システムの標準コンポーネントとしてそこに仮想化を導入することで、企業は均質なコンピュータリソースプール構築し、リソースを無駄なく利用できるようになります。


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