御園 政光
mison****@043*****
2013年 1月 9日 (水) 09:56:04 JST
御園 政光です。 >>(4)開発活動のバランスについて >>点訳エンジンの開発の詳細にこだわりすぎているのではないか? >>文字入力の実装を改善する作業のほうを優先すべきではないか? > >すみませんが、この点については >私はある程度の点訳エンジンの実装を >出来るだけ進めてほしいと思っている一人です。 >(あまり細かいことはあとまわしでよいですが) 補足ですが点訳エンジンの開発をしないわけではなくて、 当面の課題の優先順位を考えて点訳エンジンはまずは、 KGSドライバが安定して動くこと、 そして点訳のベースとなるもの(わかち書き)がある程度きちんとできること、 に取り組むのを先に、記号類の表記の細かいことは、 長期的なスパン(数年かけて)で取り組んでもいいのでは・・・という議論です。 今年やらないと、来年以降に困るだろうということとして、 特に本家へにマージしていく必要のある開発のソースコードの修正や追加作業は、 現段階で代表者の西本さんがかなりの部分関わっているからできていることで、 来年以降は、どのような体制になるのか不透明なこともあり、 優先順位をあげて取り組まないといけないといったことです。 点訳作業は、将来的にNVDAから離れて独自のプロジェクトとして動くなら、 なおさら、また点訳表記に関してはある程度は辞書の修正だけでもどうにか なる作業と考えています。そのような意味で、西本さんが直接は関わらなくても できることと思います。 という流れで、DropBoxの作業は杉山さんとうめきさんが引き続き行っていくと いう話です。 ということは、日本語チームとしての作業を減らしていこうということです。 日本語チームとして、ソースをいじらずにすむようにすることが我々の今年の 目標です。 下に、まだ続きがあります。 >>日本語チームの仕事を減らしていく工夫が必要。 >>妥協の目安として「読めればよい」?どの程度なのか? >> >>(5)KGSディスプレイドライバについて >>NVDA 日本語版は DirectBM.dll だけを同梱している。 >>日本のスクリーンリーダーの多くは KBDC.exe も同梱しているので、 >>BMユーティリティをインストールしていなくても点字ディスプレイを使える。 > >それで、思い出したのですが、 >いまの最新のスナップショットが >点字表示の送り、戻しが出来ない状況は >以前のDirectBMでの表示に似ている気がします。 之は違います。 今回の症状は、 StartDisplayMode/EndDisplayMode がきちんと働いていないからです。前のメールで指摘したことが修正できれば、 まず動くでしょう。端末によって接続できたりできなかったりもじつは同じこと です。 >>(6)どのレベルの人をNVDA日本語版のユーザーとして想定するか >>日本の現状ではNVDAはセカンド・スクリーンリーダー? > >いえ、私はNVDAの音声機能だけをとると >すでに日本のほかのスクリーンリーダーより優れているとさえ >思っています。 >みんながまだNVDAを良く知らないから >セカンドになっているだけで。 >使いやすくするためには >いろんな使い方の実例集が必要ではないかと >思います。 // start 雑感 個人的な雑感ですが、私自身は、 NVDAがプライマリだろうがセカンダリだろうがどっちでもよいし、 そもそもNVDAが使われようが使われなかろうがどっちでもいいです。 ユーザが必要とすれば使ってもらえるだろうし、 そうでなければ日本では使用されないだけです。 日本語チームのリソースが乏しい状況下では、 そもそもプライマリなスクリーンリーダーにする社会活動もできませんし、 プロモーションするゆとりも今はないはずです。 (実質動いているメンバだけでは) 日本は他アジア諸国よりも、支援機器に対する制度助成が手厚いことから、 高額といわれるスクリーンリーダーが売れて、普及しました。 この社会事態はもはや当面(5年・10年)は変化しないでしょう。 その間は、よっぽどNVDAがすごいことをしないかぎりは、NVDAがプライマリに なることはないように思えます。 NVDAがすごいことを・・・と書きましたが、そもそもどのスクリーンリーダーも OSからもらえる情報は同じです。 それをどう表現するかがスクリーンリーダーのそれぞれの特性となっています。 上記の雑感は私の個人的な考えですので、特にコメントは不要です。