本家2011.2リリースへの対応
(1)および(3)については現時点で問題は出ていませんが、引き続き検証します。
(2)については、下記で指摘されている問題(¥24,000を「にじゅうよえん、かんま、ぜろぜろぜろ」と読むなど)が、音声エンジンにかかわらず起こるようになります。
これは例えば、数字に挟まれたカンマが「記号読み上げレベル」によって、「カンマ」または空白の文字列に置換されて音声エンジンに送られる仕様のためです。
(4)については、nvda.po を手作業でマージしました。
JTalk の読み付与を調整したい箇所の例:
(5)ミツエーリンクスさんによるユーザーガイド日本語版の改訂が本家にコミットされたので、確認中です。
nvda-japanese-users 2011-09-05 投稿より。
Windows XP + JTalk で、 「長時間使っていると音声が出なくなることがある」 という報告をいただきました。
あわせて「このままでいいかどうか」ご意見を伺いたいことがあります。 2011.2 系の大きな変更である、記号読み上げモードの影響です。
モード(レベル)切替: NVDA制御キー + P
これに伴って、例えば 100,000 円という表記を「十万円」ではなく 「ひゃく、ゼロゼロゼロえん」あるいは「ひゃく、カンマ、ゼロゼロゼロえん」 のように読み上げます。
記号読み上げ「なし」の場合は 100 000 と区切られた数字が、 記号読み上げ「あり」の場合は 100 カンマ 000 のような文字列が音声エンジンに 送られます。すべての音声エンジンに共通の処理になっています。
できるだけ音声エンジンに依存しない読み付与を行う、ということが、 本家の開発方針になっているようです。
2011.1.1j 系では「記号と数字が混在していた場合の読み」について いろいろ独自のルール(電話番号や日付など)を実装しましたが、 2011.2 系では上記の理由で動かないため、この処理も削除しました。
記号読み上げのレベルごとの「読む・読まない」および「どのように読むか」は ユーザがカスタマイズできるテーブルとして実装されています。 例えばここに手を入れれば、数字に挟まれたカンマの例外処理はできそうです。
Windows 7 x86 Home Basic にて jpdev_110831_installer (JTalk) を使用したところ、 「しばらく使用していると(エラーの音を出さず)いつの間にか NVDA が落ちる」 という状況を確認しました。
jpdev_110831_installer にて、インストーラーでアイコンがうまく設定できていないらしく、デフォルトのアプリケーションのアイコンになってしまう現象が、Windows Vista/7 で確認されています。
https://code.launchpad.net/~nishimotz/nvdajp/releases_2011.2 revno 4221 (miscdep revno 56) で、アイコンの問題を解決しました。
nvdajp.ico を gimp で開き、画像サイズの大きい順にレイヤーを並べ替えて nvdajp2.ico を作りました。 (本家の nvda.ico がそういう順序になっていたことに気づいたので)
上記(5)に関連して。
http://bazaar.launchpad.net/~nishimotz/nvdajp/releases_2011.2/revision/4226 までの作業で user_docs/ja/userGuide.t2t のうち、英語のままになっていた箇所を日本語化しました。 また、明らかな誤りは訂正しました。
現在の上記ドキュメントは、本家ユーザガイド最新版の日本語訳という位置づけです。
2011.1j2 のように本家ドキュメントと区別できる形で訳注を付け加えることを検討中です。
上記(3)に関連して。
http://bazaar.launchpad.net/~nishimotz/nvdajp/releases_2011.2/revision/4228 で、JTalk において NVDA+下矢印 (SayAll) の読み上げが途切れにくくなりました。 IndexCommand の実装の不具合を修正しました。
(5)readme ファイルは http://bazaar.launchpad.net/~nishimotz/nvdajp/releases_2011.2/revision/4236 としてコミットされました。
本家 2011.2 リリースを待って下記を行います。
(1)一文字詳細読みの検証。2011.1.1jで先行マージ済み。
(2)記号読みレベル変更の国際化。JTalk での動作の検証。
(3)synthDriver の仕様変更への対応。SayAll コマンドの挙動など。
(4)メッセージ翻訳の追加・変更への対応。JTalk の調整。
(5)日本語ユーザガイドと readme ファイルの確認および調整。
いちおうコンポーネントは「音声合成」に割り当てておきます。