日本語版のSkypeフリーズ対策の廃止、本家のSkypeモジュールの有効化
本家チケット 2298 を詳しく読んでみました。
http://community.nvda-project.org/ticket/2298
コメント13によると 2013.2 から「Skype でチャット(conversation)にフォーカスがあるときに、受信したチャットメッセージを自動的に読み上げる」とのことです。
ただし、他のユーザーがキーボード入力を始めたときの通知はしないようにしているそうです。
Windows 8 (64ビット) + Skype 6.6.59.106 で後述の状況を確認しました。
結論からいうと 2013.2jp における本家版の Skype の読み上げの改善をできるだけ多くの人に体験してもらうために、「Skypeフリーズ対策」の実装および設定項目を削除して、Skype 推奨バージョンを 6.6 と明記してはどうかと思うのですが、いかがでしょうか?
以下、関連チケット(本家2712 日本語版30703):
http://community.nvda-project.org/ticket/2712
http://sourceforge.jp/ticket/browse.php?group_id=4221&tid=30703
まだ Windows 8 で検証していませんが Skype 6.7 が出ています。
スクリーンリーダーモードの設定がなくなり、最初からスクリーンリーダー対応で動くようになったみたいです。
skypeWin8Hack 関連の実装とドキュメントを削除しました:
[release-2013.2jp e89eaae] removed skypeWin8Hack: nvdajp ti31906 7 files changed, 10 insertions(+), 99 deletions(-) delete mode 100644 source/appModules/_skypeWin8Hack.py
日本語版 2013.1.1jp のSkypeフリーズ対策と、本家版 2013.2 のSkypeモジュールが競合しているので現状をまとめます。
日本語設定のSkypeフリーズ対策はデフォルトで有効になっていて、これが有効のときには日本語版の独自アプリケーションモジュールが有効です。
チェックを外すと独自モジュールを使わないので、本家のSkypeモジュールが有効です。本家版は 2013.2 で処理が改善されたとされています。
ただ、送られてきたメッセージを自動的に読み上げる、といった拡張までは本家もまだやっていないようです。
ちなみにデスクトップ版 Skype 6.5 では、日本語版のSkypeフリーズ対策をしなくても、Skype がフリーズすることはないようです。