タブを含むテキストで点字ディスプレイ出力がずれる
メモ帳でタブがどのように表示されるか liblouis の仕様を確認:
アメリカ英語6点コンピューター点字(コンピューター点字のチェックなし):
アメリカ英語6点コンピューター点字(コンピューター点字のチェックあり):
統一英語点字1級点字(コンピューター点字のチェックなし):
統一英語点字1級点字(コンピューター点字のチェックあり):
ti31182v2 ブランチで本作業を合わせて行っています。
テキスト解析の前にタブ文字を U+2840 (7の点)に置き換えておく実装にしています。
本作業はチケット #31182 の作業と一緒に jpbeta ブランチにマージされています。
アメリカ英語点字での挙動に合わせて、7の点でタブを表現しています。 (キャレットが重なったときにも4の点ではなく7の点のままです)
この実装は NABCC モードにかかわらず同じ仕様にしましたが、 7の点がタブを表すことを知らないユーザーもいるのではないか、というご指摘をいただいています。
ドキュメントに説明を書こうと思いますが、仕様についてご意見があればお聞かせください。
このチケットはクローズして、残った作業は #31182 で扱います。
以下、Dummy Braille ドライバーで確認した状況なので、実機では未確認ですが、 おそらく同じ状況だと思うので書いておきます。
2014.2jp で点字出力を「日本語」にして、メモ帳で「文字変換」(ローマ字)
a Enter Tab a Enter
つまり「あ」タブ文字「あ」を入力します。
点字ディスプレイには
1 0 0 1
(ただし 0 は空白セル)のように表示されます。
左端にキャレットがある状態から、右矢印を押して右に1文字移動すると、 「タブ」と読み上げます。
画面では最初の「あ」のすぐ右側にキャレットが表示されます。
このとき、点字ディスプレイでは第4セルの 1 の場所がブリンクします。
さらに右矢印キーを押すと、 「あ」と読み上げます。
画面では2個目の「あ」の左側(タブの直後)にキャレットが表示されます。
点字ディスプレイでは「1の点」のさらに右側のセルがブリンクしています。
タブ文字を日本語点訳エンジンが正しく処理できておらず、 ポジションマッピングがずれているようです。