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NVDA日本語版の説明 NVDA_VERSION %!includeconf: ../userGuide.t2tconf = 目次 = %%toc + はじめに + - 最終更新日:2012/06/09 - 更新者:NVDA 日本語チーム - ++ ドキュメントの構成 ++ 「キーボードコマンド」「ユーザーガイド」は NVDA 2012.2(本家版)と同じ内容です。 「NVDA日本語版の説明」では「NVDA本家版」と「NVDA日本語版」の違いを説明します。 ++ 免責事項 ++ NVDA日本語版は、予期できない問題を含んでいる可能性がありますので、ご自身の責任でご利用ください。 ++ リリース内容 ++ - nvda_2012.2jp.exe:配布パッケージファイル(インストール、ポータブル版作成、実行を継続、の3種類の使い方ができます) - NVDA 日本語版ではインストールに必要な空きディスクスペースは 120MB 程度です。 NVDA 日本語版のインストーラー(実行ファイル)は http://i.nvda.jp から入手できます。 NVDA 日本語化プロジェクトが公開するその他のファイルは http://sourceforge.jp/projects/nvdajp/ から入手できます。 NVDA 本家版は http://www.nvda-project.org/ から入手できます。 ++ インストール ++ 本家版NVDAの配布ファイルはデジタル署名がされています。 NVDA日本語版のリリース版では独自にデジタル署名を行います(予定)。 NVDA日本語版の開発途中のバージョンはデジタル署名されていないため、配布パッケージを実行して最初に表示されるダイアログで「許可」 ALT-A を押さないとインストールに進めない場合があります。 + 日本語環境での注意 + - CapsLock キーをNVDAキーに割り当てる設定は日本語キーボードでは使用できません。 - NVDA本家版の標準の音声エンジン eSpeak は日本語に対応していません。 - NVDAの点字ディスプレイ出力の日本語対応は開発途上のものです。 - + NVDA日本語版の機能 + ++ ヘルプ機能 ++ NVDAメニューの「ヘルプ」のドキュメントで見出しジャンプ(HおよびSHIFT-H)などのナビゲーション機能が利用できます。 本家版ではシステムのデフォルトWebブラウザが起動するため、環境によってはドキュメントを読み上げできないことがあります。 ++ NVDAキーの設定 ++ NVDAの操作の基本は「NVDAキー」と他のキーの組み合わせです。 インサートキーがNVDAキーとして利用できますが、その他のキーを割り当てることもできます。 この設定は「ヘルプ」「ようこそ画面」または「設定」「キーボード設定」で変更できます。 NVDA日本語版では日本語キーボードの無変換キーをNVDAキーに設定できます。 NVDAを初めて起動すると、NVDA制御キーとNVDAメニューに関する設定を含む「ようこそNVDAへ」というダイアログボックス(「ようこそ画面」)が表示されます。 このダイアログボックスには3つのチェックボックスがあります。 - 1つめは「CapsLockキーをNVDA制御キーとして使用する」ですが、この機能は日本語キーボードでは無効です。 - 2つめが「無変換キーをNVDA制御キーとして使用する」です。初期値は無効です。 - 3つめが「NVDA起動時にこのダイアログを表示する」です。初期値は有効です。 - ++ 音声合成エンジン ++ NVDA 日本語版では音声エンジンは JTalk に設定されています。これは日本語に対応しています。 - 男性 m001, lite と女性 mei の3種類の音声を搭載しています。 - m001 と mei の利用時に CPU 性能の低いマシンでは応答が遅くなることがあります(lite は 16kHz サンプリング、m001 と mei は 48kHz サンプリングの音声です)。 - 速さ、音量、高さ、抑揚の調整ができます。 - 「高速読み上げ(T)」をチェックありにするとさらに速度が上がります。 - 「大文字の前に大文字と読む」は全角アルファベットおよび半角アルファベットが対象になります。 - 「サポートされている場合自動的に言語を切り替える」「サポートされている場合自動的に方言を切り替える」「大文字の前に大文字と読む」は動作しません。 - JTalk は、オープンソースプロジェクト Open JTalk, MMDAgent, Mecab の成果を利用しています。 実験的な音声エンジン JTalk2 では、コンテンツに言語情報がある場合に自動切換を行います。内部では JTalk と eSpeak のエンジンが使われます。 なお、本家版は標準の音声エンジンが eSpeak です。 本家版は初期状態では日本語のメニューなどを読み上げることができませんが、SAPI 対応の日本語音声エンジンなどに切り替えて使用できます。 ++ 日本語入力の読み上げ ++ NVDA日本語版は日本語入力の読み上げを行います。 - 日本語入力のオンおよびオフの操作を「日本語変換」「変換停止」の音声で通知します。 - 変換キーを押す前の文字入力のキーエコーを読み上げます。 - スペースキーを押すと表示される変換候補を詳細読みで読み上げます。 - エンターキーを押して確定された文字を読み上げます。 - 32ビット版および64ビット版のWindowsおよびアプリケーションに対応しています。 - 日本語のかな漢字変換の読み上げの実装は不完全です。 文節をひとつずつ入力して確定する、不要な文字の削除は確定後に行う、 といった使い方でご利用ください。 (関連チケット28155) 「キーボード設定」「入力文字の読み上げ」が無効の場合にも日本語入力の読み上げを行います。 NVDAメニュー「設定」「キーボード設定」で日本語入力(IME)に関する設定ができます。 - 「全角半角キーが押されたらビープ音を鳴らす」は初期状態でoffに設定しています。 - 「日本語IME読み上げ(設定の保存と再起動が必要)」は初期状態でonになっています。無効にするにはこの設定をoffにして「設定情報の保存」「終了」してもう一度NVDAを起動してください。 - 「確定読み上げ」:チェックありの場合、確定操作のときに確定された文字列を読み上げます。 - 「詳細読み上げ」:チェックありの場合、未確定文字の読み上げのときに、漢字の詳細な説明を行います。 - 「フォネティック読み」:チェックありの場合、未確定文字の読み上げのときに、仮名文字のフォネティック読みを行います。 - 例えば「にほんご」と入力し、変換キーを押し、候補を選び、最後に確定キーを押すと: - 確定読み上げ・なし:なにも読み上げない - 確定読み上げ・あり:「にほんご」と読み上げる - 例えば「たすける」と入力し、変換キーを押し、候補を「助ける」を選ぶと: - 詳細読み上げ・なし+フォネティック読み・なし→「すけ・け・る」 - 詳細読み上げ・あり+フォネティック読み・なし→「たすけるのじょ・け・る」 - 詳細読み上げ・あり+フォネティック読み・あり→「たすけるのじょ・けしきのけ・るすばんのる」 - なお、日本語IMEの読み上げ機能は開発途上のものです。 処理が不完全な場合や、システムの動作が不安定になる場合があります。 ++ 詳細読み辞書のカスタマイズ ++ 統合システム研究所 藤沼様による詳細読み辞書を NVDA日本語版 2012.1j の形式で公開します。 - dic ファイル ダウンロード用のリンク http://sourceforge.jp/projects/nvdajp/downloads/55638/characterDescriptions-ja.dic - リリースノート http://sourceforge.jp/projects/nvdajp/releases/55638/note - 関連チケット 26926 http://sourceforge.jp/ticket/browse.php?group_id=4221&tid=26926 - この dic ファイルを「ユーザー設定ディレクトリ」においていただくと、NVDA 日本語版の起動時に読み込まれます。 ファイル名は変更しないでください。 「ユーザー設定ディレクトリ」は Windows XP の場合 ``` C:\Documents and Settings\(ユーザー名)\Application Data\nvda ``` Windows Vista, 7 の場合 ``` C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\nvda ``` です。 辞書ファイルは UTF-8 エンコーディングのテキストファイルで、編集は自由に行っていただけます。 ++ 点字ディスプレイ ++ - 実験的な日本語点字ドライバ(DirectBM)および「点字ビューワー」を追加しています。 - ++ その他の変更点 ++ - アイコンを「でめきん」に変更しています。 - 音声ドライバ Speech Platform Haruka が追加されています。 - 「ようこそ画面」は NVDA 本家版では Welcome to NVDA というタイトルです。また、本家版には無変換キーのチェックボックスはありません。 - マウス移動時に、ビープ音でマウス位置を通知する機能をoffに設定しています。 NVDAメニューの「設定」→「マウス設定」から、「マウス移動時ビープ音で通知」のチェックボックスをonにすることで利用できます。 - マウス位置のオブジェクト名を通知する機能がoffに設定されています。 NVDAメニューの「設定」→「マウス設定」から、「マウス位置のオブジェクト名を通知」のチェックボックスをonにすることで利用できます。 - ブラウズモード「フォーカスの変化を追跡する自動フォーカスモード」をoffに設定しています。日本語入力における不具合を回避するためです。 - 音声設定「サポートされている場合スペル読み機能を使用する(S)」をoffに設定しています。(音声合成に SAPI4 の ProTALKER をお使いの場合は、この設定をonにすると「RMS」という不要な音声が読み上げられる不具合がおきます) - NVDAメニューの「ヘルプ」→「Webサイト」から開かれるページを、SourceforgeのNVDA日本語化プロジェクトのページに変更しています。 - NVDAメニューの「ヘルプ」→「貢献者」では、NVDA日本語版への貢献者の情報が表示されます。 - + 関連情報 + ++ SAPI 5 日本語音声エンジン ++ SAPI 5 (Speech API バージョン 5) 対応エンジンは NVDA 本家版および NVDA 日本語版で使用できます。 マイクロソフトは障碍のある方、ボランティアの方を対象に、SAPI 5 に対応した日本語音声合成エンジンを無償 (数量限定) で提供しています。 「Microsoft 日本語音声合成エンジンのご提供について」 - http://www.microsoft.com/japan/enable/7narrator/default.mspx - ++ Speech Platform Haruka 日本語音声エンジン ++ Microsoft Speech Platform はマイクロソフトが無償で配布している音声合成エンジンです。 Windows XP, Vista, 7 で利用できますが、標準ではシステムに入っていません。 NVDA 本家版には Microsoft Speech Platform のための音声ドライバが組み込まれています。 さらに NVDA 日本語版には Speech Platform Haruka という日本語専用ドライバが追加されています。 音声エンジン Haruka は下記のツールでインストールできます。 Microsoft Speech Platform 簡単インストーラー Ver.2.1 - http://mahoro-ba.net/e1542.html - またはマイクロソフトのWebサイトから入手できます。 ランタイム(Version 11)の入手: - http://www.microsoft.com/download/en/details.aspx?id=27225 - license.rtf を確認してください。 以下のファイルをダウンロードしてインストールしてください。 Windows 32ビット版および64ビット版のいずれをお使いの場合もx86のランタイムが必要です。 - x86_SpeechPlatformRuntime\SpeechPlatformRuntime.msi - 言語ファイル: - http://www.microsoft.com/download/en/details.aspx?id=27224 - 日本語に対応した言語ファイルとして Haruka を使用します。以下をダウンロードしてインストールしてください。 - MSSpeech_TTS_ja-JP_Haruka.msi - ++ OpenOffice.org および LibreOffice ++ - オープンソースのオフィスソフト OpenOffice.org および LibreOffice は Java 実行環境および Java Access Bridge (JAB) を使うことで NVDA に対応します。 - nvdajp プロジェクトではアクセシビリティ設定をデフォルトで有効にした OpenOffice.org 3.4.5 のインストールパッケージを公開しています。JABとJREのインストールも同時に行うことができます。 http://sourceforge.jp/projects/nvdajp/releases/54673/note - JAB についてはこちらをご参照ください http://sourceforge.jp/projects/nvdajp/wiki/JavaAccessBridge - ++ クリップボードの読み上げ ++ クリップボードの更新を監視して自動的に読み上げる方法については、下記をご参照ください。 - http://sourceforge.jp/projects/nvdajp/wiki/ClipboardNotification - ++ Mozilla Firefox の利用 ++ NVDA と Firefox で Web ページを閲覧する方法が下記の「NVDA 日本語版 操作ガイド」にまとめられています。 - http://nvdajp.sourceforge.jp/howto/manual/ - ++ 日本語化に関するチケット ++ NVDA日本語化プロジェクトでは SourceForge JP の「チケット」機能で、確認された不具合および対応を公開しています。 - http://sourceforge.jp/projects/nvdajp/ticket/ - ++ メーリングリスト ++ NVDA日本語版ユーザーメーリングリスト nvda-japanese-users は Google グループで運営されています。 Google のアカウントをお持ちでなくても、下記にメールを送信することで、登録を行うことができます。 ``` nvda-japanese-users+subscribe@googlegroups.com ``` ++ Twitter ++ Twitter ハッシュタグ #nvdajp は NVDA 日本語版の関係者が使用しています。 NVDA 日本語化プロジェクトが SourceForge.jp で行う活動は @nvdajp でお知らせしています。 ++ 寄付 ++ オープンソースのスクリーンリーダーNVDA の開発組織である 非営利団体 NV Accessは、活動の存続のために寄付を求めています。 クレジットカードを使って日本から寄付をする方法が「まほろば」のサイトで説明されています。 - http://mahoro-ba.net/e1582.html - ++ 開発に興味をお持ちの方へ ++ JTalk の読み上げ誤りを下記のサイトで収集しています。 - http://ja.nishimotz.com/project:nvdajp-jtalk-dic - NVDA 日本語版をソースから実行したい、開発に参加したい、という方は、下記をご覧ください。 - NVDA日本語化プロジェクト http://sourceforge.jp/projects/nvdajp/wiki/FrontPage - NVDA Project http://www.nvda-project.org/ - + NVDA日本語版の更新内容 + NVDA日本語チームによるリリース 2012.1j からの変更は以下のとおりです。 - JTalk で音声設定「大文字のピッチ変更率」が反映されるようになりました。 アルファベット(全角および半角)の大文字を1文字ずつ読み上げるときに、 指定された数字を標準のピッチに加算します。100を超えた場合は100になります。 (関連チケット28165) - JTalk2 多言語音声エンジンで、タイミングが不適切になる問題に対応しました。 (関連チケット23234) - JTalk でキーエコーを聞き取りやすくするために、 「スペル読み」有効の場合に、1文字読みの話速を強制的に標準速度にするようにしました。 (関連チケット28157) - JTalk の出力デバイス設定が有効になりました。 (関連チケット28302) - "KGS点字ディスプレイ" および "KGS点字ディスプレイ(ポート手動選択)" というドライバを追加しました。 「ポート手動選択」のドライバではCOMポートの設定が可能です。 手動選択でないドライバの場合は、ポートは自動選択されます。 (関連チケット28226, 27953) ブレイルメモ BM シリーズを USB 接続で使う場合は仮想シリアルドライバのインストールが必要です。 - 点字テーブルの選択肢に 日本語 (NVDAJP) を追加しました。これはリストの最後にあります。 日本語の自動点訳は不完全で、実装されていない処理が多く残っています。 点字テーブル「日本語」は KGS 以外のドライバでも有効です。 - ブレイルセンスプラスへの対応(関連チケット28523):http://sourceforge.jp/ticket/browse.php?group_id=4221&tid=28523 - 日本語入力のオン・オフの読み上げが「日本語オン」「日本語オフ」から「日本語変換」「変換停止」に変更されました。 (関連チケット28534) - Windows XP で点字ディスプレイを有効にしたときにワードパッドで日本語入力ができない現象への対策を行いました(関連チケット28618)。 - Microsoft Speech Haruka でカーソル移動時の文字の読み上げや文字単位の説明が行われない不具合への対応を行いました。またこの音声エンジンの名前を変更しました。 Haruka (nvdajp) を選んでください。(関連チケット28168) - WinAltair 実行時にスリープモードになるようにしました。(関連チケット28156) - NVDA本家版からの変更点: - 今までの日本語版と同じく、無変換キー対応、日本語音声エンジンの追加、日本語入力の読み上げ対応などを追加しています。 - 新しく導入された自動更新チェック機能は日本語版では無効にしています。 (関連チケット28159) - ログにマルチバイト文字を出力する変更を行いました。 (関連チケット28553) - NVA本家版にフィードバックされた変更点: - 「Welcome to NVDA」メッセージを「ようこそNVDAへ」に変更しています。 - 詳細読み・記号読み辞書のギリシャ文字およびロシア文字を修正しました。 (関連チケット28244) - ユーザーガイド「日付と時刻の通知」を修正しました。(関連チケット28636) - 既知の不具合は以下のとおりです: - 本家版は実行ファイルにデジタル署名を行っていますが、日本語版(開発版)はデジタル署名を行っていません。そのため、デバイスマネージャーの読み上げなど、いくつかの機能が動作しません。(関連チケット28236, 27801) - 実験的な日本語点字ディスプレイのドライバ DirectBM については、 Windows の64ビット版で動作しない現象が確認されています。 (関連チケット28211) 各チケットの状況は下記をご確認ください: http://sourceforge.jp/projects/nvdajp/ticket/ nvdajp のリポジトリは下記です: lp:~nvdajp/nvdajp/jp2012.2 rev 5221 lp:~nvdajp/nvdajp/MiscellaneousDependencies rev 83 本家 releases/2012.2 リビジョン 5257 に基づいています: http://bzr.nvaccess.org/nvda/releases/2012.2 (以上)