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== NVDA 2011.2j (NVDA日本語版) Readme

 * 最終更新日:2011/09/30
 * 更新者:NVDA日本語化プロジェクト

=== 免責事項

このNVDA日本語版は、予期できない問題を含んでいる可能性もありますので、ご自身の責任でご利用ください。
NVDAは、NVDA Projectが開発元であり、このパッケージは、日本語環境でNVDAをご利用いただく目的で作成した物であることをご了承ください。

=== リリース内容

 * nvda_2011.2j_installer.exe:NVDA 日本語版インストールファイル
 * nvda_2011.2j_portable.exe:インストールが不要なポータブル版自己解凍ファイル
 * readme.txt:この Readme ファイル

NVDA 日本語版ではインストールに必要な空きディスクスペースは 120MB 程度です。

このソフトウェアの最新版は NVDA 日本語化プロジェクト http://sourceforge.jp/projects/nvdajp/ から入手できます。

=== ドキュメントの構成

このバージョンでは「ユーザーガイド」および「キーボードコマンド」は、NVDA プロジェクト(本家)が配布している内容と同じです。
本家版の日本語訳を修正した箇所がありますが、内容の追加はありません。

この Readme では「本家版」を日本語で使う場合の注意点と NVDA 日本語化プロジェクト(nvdajp) による「日本語版」で独自に拡張された機能を説明しています。

NVDA 日本語版をお使いになる方は、この Readme と「ユーザーガイド」と合わせてご参照ください。

=== 参考Webサイト

 * NVDA Project http://www.nvda-project.org/
 * NVDA日本語化プロジェクト http://sourceforge.jp/projects/nvdajp/
 * NVDA日本語版ユーザーメーリングリスト http://groups.google.com/group/nvda-japanese-users/
 
なお、NVDA で Web ページを閲覧する方法が下記の「NVDA 日本語版 操作ガイド」にまとめられています。

http://nvdajp.sourceforge.jp/howto/manual/

=== 日本語環境での制約

NVDA を日本語環境で使うときの制約は以下の通りです:

 * 日本語キーボードでは CapsLock キーをNVDAキーとして使用できません。これはNVDA本家版もNVDA日本語版も同じです。
 * NVDA本家版の標準の音声エンジン eSpeak は日本語に対応していません。
 * NVDAの点字ディスプレイ出力機能は日本語に対応していません。

=== NVDA日本語版の主な機能

NVDA日本語版は、日本語環境でご利用いただくために、以下の設定が行われております:

 * ノート型のコンピュータでの利用を想定し、NVDAキーを無変換キーに設定できます。
 * 日本語を読むことができる音声エンジン JTalk を同梱しています。NVDA日本語版のデフォルトの音声エンジンは JTalk に設定されています。
 * 内蔵されたJTalkによってインストール中の読み上げを行います。
 * Microsoft Speech Platform 音声ドライバを追加しました。 [http://bit.ly/gDGZeN Microsoftのダウンロードサイト]
 * 日本語入力のオンおよびオフの操作を読み上げます。また、日本語入力中の漢字の変換候補を詳細読みできます。(Windows 32ビット版および64ビット版に対応)

 * マウス移動時に、ビープ音でマウス位置を通知する機能がoffに設定されています。NVDAメニューの「設定」→「マウス設定」から、「マウス移動時ビープ音で通知」のチェックボックスをonにすることで利用できます。
 * マウス位置のオブジェクト名を通知する機能がoffに設定されています。NVDAメニューの「設定」→「マウス設定」から、「マウス位置のオブジェクト名を通知」のチェックボックスをonにすることで利用できます。
 * NVDAメニューの「設定」→「音声設定」から、「サポートされている場合、スペル読み機能を有効にする」チェックボックスの初期値を無効に変更しています。
 * NVDAメニューの「ヘルプ」→「Webサイト」から開かれるページを、SourceforgeのNVDA日本語化プロジェクトのページに変更しています。
 * NVDAメニューの「ヘルプ」→「貢献者」では、NVDA日本語版への貢献者の情報が表示されます。

なお、2011.1.1j で実装された実験的な日本語点字ドライバ(DirectBM)は、このバージョン 2011.2j では実装されていません。
将来の日本語版で再度実装する予定ですのご了承ください。

=== 日本語IMEの読み上げに関する不具合

NVDA 2011.2j における日本語IMEの読み上げ機能は開発途上のものです。
処理が不完全な場合や、システムの動作が不安定になる場合があります。
特に以下の点にご注意ください。

(1)IMEがONの状態でのNVDAの終了について

メモ帳などのアプリケーションで、IMEがONのままNVDA日本語版を終了して、
アプリケーションに戻って日本語を入力しようとすると、そのアプリケーションが不正終了します。
NVDA の読み上げを一時的に止めたい場合は、NVDA を終了せず、NVDA + S による読み上げモード切替でご対応ください。
NVDA + S を押すごとに「読み上げモード オフ」「読み上げモード ビープ」「読み上げモード トーク」に順番に切り替わります。 

詳細:チケット 25031 http://sourceforge.jp/ticket/browse.php?group_id=4221&tid=25031

(2)Webブラウザでの日本語入力時のEscキー操作について

Webブラウザのテキストボックスで日本語IMEをONにして日本語を入力しているときに、未変換文字や未確定文字がある状態で Esc を押すと、日本語IMEの入力キャンセルではなく、ブラウザの「エディットモードからブラウズモードへの切り替え」として扱われてしまい、誤動作が起こります。
Internet Explorer 9 と Firefox 7 の両方で確認されています。
お手数ですが、以下のいずれかの方法をお使いください。

 * すべての文字が消えるまでバックスペースを繰り返し押す
 * NVDA + F2 を押してから Esc を押す(NVDA + F2 は次に押されるキーを NVDA が受け取らないようにする機能です) 

詳細:チケット 25680 http://sourceforge.jp/ticket/browse.php?group_id=4221&tid=25680

=== 仮想マシン環境について

Mac の VMware fusion など仮想マシン環境で Windows をお使いの場合は、キー入力に関する問題が生じる可能性があります。

例えば英語キーボードであっても CapsLock が NVDA キーとして使えない場合があります。

また IME の ON/OFF の読み上げで誤動作が起きることがあります。

詳細:チケット 26426 http://sourceforge.jp/ticket/browse.php?group_id=4221&tid=26426
 
=== 日本語化に関するチケット

NVDA日本語化プロジェクトでは SourceForge JP の「チケット」機能で、確認された不具合および対応を公開しています。

http://sourceforge.jp/projects/nvdajp/ticket/

=== メーリングリスト

NVDA日本語版ユーザーメーリングリスト nvda-japanese-users は Google グループで運営されています。

Google のアカウントをお持ちでなくても、下記にメールを送信することで、登録を行うことができます。

nvda-japanese-users+subscribe@googlegroups.com

=== Twitter

Twitter ハッシュタグ #nvdajp は NVDA 日本語版の関係者が使用しています。

NVDA 日本語化プロジェクトが SourceForge.jp で行う活動は @nvdajp でお知らせしています。

=== 開発に興味をお持ちの方へ

NVDA 日本語版をソースから実行したい、開発に参加したい、という方は、下記をご覧ください。

http://sourceforge.jp/projects/nvdajp/wiki/FrontPage

=== Welcome to NVDA ダイアログボックス

NVDAを初めて起動すると、NVDA制御キーとNVDAメニューに関する設定を含む「Welcome to NVDA」というダイアログボックス(「ようこそ画面」)が表示されます。

日本語版ではこのダイアログボックスには3つのチェックボックスがあります。

1つめは「CapsLockキーをNVDA制御キーとして使用する」ですが、この設定は無効です。

2つめが「無変換キーをNVDA制御キーとして使用する」で、3つめが「NVDA起動時にこのダイアログを表示する」です。

=== 漢字の変換候補の読み上げ

NVDA日本語版は「キーボード設定」に日本語IMEの読み上げに関する設定を追加しています。

 * 確定読み上げ:チェックありの場合、確定操作のときに確定された文字列を読み上げます。
 * 詳細読み上げ:チェックありの場合、未確定文字の読み上げのときに、漢字の詳細な説明を行います。
 * フォネティック読み:チェックありの場合、未確定文字の読み上げのときに、仮名文字のフォネティック読みを行います。

例えば「にほんご」と入力し、変換キーを押し、候補を選び、最後に確定キーを押すと:
 * 確定読み上げ・なし:なにも読み上げない
 * 確定読み上げ・あり:「にほんご」と読み上げる

例えば「たすける」と入力し、変換キーを押し、候補を「助ける」を選ぶと:
 * 詳細読み上げ・なし+フォネティック読み・なし→「すけ・け・る」
 * 詳細読み上げ・あり+フォネティック読み・なし→「たすけるのじょ・け・る」
 * 詳細読み上げ・なし+フォネティック読み・あり→「すけ・ひらがな・けしきのけ・ひらがな・るすばんのる」
 * 詳細読み上げ・あり+フォネティック読み・あり→「たすけるのじょ・ひらがな・けしきのけ・ひらがな・るすばんのる」

=== 日本語音声エンジン JTalk

NVDA 日本語版に同梱されている JTalk は、オープンソースプロジェクト Open JTalk および Mecab の成果を利用しています。

 * 男性 m001 と女性 mei の2種類の音声を搭載しています。m001 は 16kHz サンプリング、mei は 48kHz サンプリングの音声です。CPU 性能の低いマシンでは mei の利用時に応答が遅くなることがあります。
 * 速さと音量の調整は有効ですが、高さと抑揚の調整は無効です。

このエンジンの開発は NVDA 日本語化プロジェクトが独自に行っています。
開発中の技術であり不完全な点があることをご了承ください。

読み上げ辞書を改良するための情報を下記のサイトで収集しております。

http://ja.nishimotz.com/project:nvdajp-jtalk-dic
 
=== SAPI 5 日本語音声エンジン

SAPI 5 (Speech API バージョン 5) 対応エンジンは NVDA 本家版および NVDA 日本語版で使用できます。

マイクロソフトは障碍のある方、ボランティアの方を対象に、SAPI 5 に対応した日本語音声合成エンジンを無償 (数量限定) で提供しています。

「Microsoft 日本語音声合成エンジンのご提供について」

http://www.microsoft.com/japan/enable/7narrator/default.mspx

=== msspeech (Microsoft Speech Platform) 音声合成エンジン

NVDA 日本語版にはMicrosoft Speech Platform音声合成のためのドライバが組み込まれています。

音声エンジンはマイクロソフトのWebサイトから入手できます。

ランタイムの入手:

http://www.microsoft.com/download/en/details.aspx?displayLang=en&id=10208

license.rtf を確認してください。

以下のファイルをダウンロードしてインストールしてください。

  * x64 SpeechPlatformRuntime (Windows 64ビット版で必要)
  * x86 SpeechPlatformRuntime (Windows 32ビット版および64ビット版で必要)

言語ファイル:

http://www.microsoft.com/downloads/en/details.aspx?FamilyID=47ffd4e5-e682-4228-8058-dd895252a3c3&displayLang=en

日本語に対応した言語ファイルとして Haruka を使用します。以下をダウンロードしてインストールしてください。

  * MSSpeech_TTS_ja-JP_Haruka

(以上)