== 8. 仮想バッファー ウェブページのような、複雑で読み込み専用の文書は、NVDAでは仮想バッファー内に表現されます。 仮想バッファーとは、文書原文のフラットな表現であり、ユーザが文書中にある本文とフィールドを読み上げさせることを可能にします。テキストが、リンクなのか見出しなのかといった情報は、移動するごとに通知されます。 仮想バッファーの中には二つのモードがあります。ブラウズモードでは、仮想カーソルを使ってすべてのテキスト上を動き回ることができます。フォーカスモードでは、直接コンテンツ上のコントロール(エディットフィールド、コンボボックス、ラジオボタンなど)と、通常使用しているキーを使ってやり取りをすることができます。ブラウズモードを使用している時、Tabキーやクリックなどで特定のコントロールに移動した場合、NVDAは必要に応じて自動的にフォーカスモードに変更することができます。変更が必要なコントロール上でEnterやSpaceを押した場合も、フォーカスモードに変更できます。NVDA+Spaceキーを押すことで、手動でフォーカスモードに変更することもできます。Tabキー操作やクリックに、Enter/Spaceキーによって、もしNVDAが自動的にフォーカスモードに変更された場合でも、Tab操作やクリックを押すことで、フォーカスモードが必要ない部分に移動した場合やESCキーを押した場合は、自動的にブラウズモードに戻ります。しかしながら、もしNVDA+Spaceキーで手動でフォーカスモードに変更した場合は、手動でブラウズモードに戻すまではフォーカスモードのままになります。フォーカスモードの場合はいつでも、ESCキーを押すかNVDA+Spaceキーを押すことで、ブラウズモードに戻ることができます。 NVDAメニューの中の、設定メニュー内の仮想バッファー設定ダイアログでは、自動的にフォーカスモードとブラウズモードを切り替える機能を無効にできます。 目下NVDAはMozilla Firefox、Microsoft Internet ExplorerとAdobe Readerにおける読み上げのために仮想バッファーを使用しています。