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PeerCast-Users@jpについて
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readme1st
last update
2003-03-12 14:58
type
HTML
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(del#4348)
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このプロジェクトを立てた経緯及び目的
language
Japanese
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PeerCast-Users@jpプロジェクトの主旨

はじめに

PeerCastは、 P2P方式のインターネット放送用ソフトウェアです。 このプロジェクトは、日本のPeerCastユーザへの情報提供を主な目的としております。

現在、私たちが利用しているPeerCastはv0.116Bですが、 以下の形でオープンソース開発が行われています。

  • peercast.org, PeerCast CVS より引用

    PeerCast is licensed under the terms of the GPL license,
    you are free to download, modify and distribute it as long as
    you agree to the terms of the GPL. 
    

このプロジェクトの目的は、PeerCast及びその周辺に関するドキュメントやニュース、 フォーラム、tipsの集積、日本語訳、共有にあります。

現時点では、PeerCast日本語版などを開発する為のプロジェクトではありません *1

活動内容及び方針

活動としては、peercast.orgでは 補完しきれていない日本語の情報やドキュメントの日本語訳、 フォーラムからの重要な情報の抜き出し 及び日本語訳、ストリームの送受信設定等のtips等があります。

具体的には、「プロジェクトWebサーバ」にWikiクローンなどを置いて 任意に情報を追加・編集し、「ディスカッションフォーラム」などで それらについて議論し、最終的に「プロジェクト文書」としてまとめたり、 各種フォーマットのドキュメントとしてリリースすることが、 このプロジェクトの活動となります。

これらの情報自体のライセンスは、 元がPeerCast本体に付随するものである場合にはGPLとして、 そうではない場合はX11/MIT類似のライセンス形態をとる予定です。

つまり提供する情報ごとにライセンスが別々になる可能性がある ということです。実際にどのライセンス(もしくは独自のもの)を選ぶかは、 プロジェクト内での相談となります。

しかし、閉鎖的な形態にはしませんし、そのような事になった場合は その情報に関する作業を破棄するか、プロジェクト自体を停止することでしょう。

日本でのPeerCastの現状

同様の活動は個人や同人団体等の小規模なレベルで行われていたり、 「にちゃんねる」のような掲示板のスレッドでの情報交換など、 全体として連携がとれていません。

PeerCastにて比較的大規模な配信を行った団体もありますが、 その技術的情報は公開されないままです。

peercast.orgから手に入るものと異なるバイナリ・パッケージを 個人的に配布されている方々も居られますが、 元がGPLであるにも関わらず配布条件などが提示されないまま公開されています。

このような状況を改善するために、中立的かつポータル的に機能する 日本の情報源が必要だと、私は考えております。 このPeerCast-Users@jpプロジェクトがそうなるとは言い切れませんが、 そうなるよう私は努力しますし、プロジェクトに参加してくださる 皆さんの活躍に期待しています。

また、競合するようなサイト・団体・プロジェクトが現れるのを私は歓迎します。

PeerCast-Users@jpの今後

まずは、PeerCastの導入から聴取・放送までの手順や、 PeerCast自体の構造についてまとめたマニュアル的ドキュメントが必要でしょう。 PeerCast自体だけではなく、各種環境における聴取・放送環境のtipsを まとめることも必要だと考えております。

また、関連情報サイトをまとめたリンク集・イエローページを作ることも 忘れてはいけません。

さらに、将来的にですが、PeerCastに関する日本発のソフトウェア 及びそのソースの一元管理、他環境への移植、バグ追跡を行ったり、 開発元であるpeercast.orgへの効率的な情報のフィードバックを行う為にも、 このプロジェクトを活用できればと考えております。

この「将来的なソフトウェア開発」におけるライセンスは、 PeerCast本体がGPLである限り、それらもGPLとして公開することになります *2

最後に

現在、P2P共有・交換ソフトウェアというと、 違法コピーなどのダーティーなイメージがついてしまっています。

しかし、PeerCastが他のP2P共有・交換ソフトウェアと違うのは、 個人レベルで楽曲を制作されている方々の、新たな公開の場になる可能性を 秘めているという点です。

残念ながら、そういった作品を持っていらっしゃる方々の多くは、 PeerCastの存在を知らないか、知っていても使えないでいる状態です。

また一般の方々がその素晴らしい作品を知る機会を失っているのも事実です。

そういったクリエイタ・リスナの為にも、 PeerCastを広めると共に、このPeerCast-Users@jpに参加して、 情報を集めていきましょう!


*1将来的にはソフトウェア開発を含む可能性もあります。
*2恐らくPeerCast本体のソースを閲覧する事になるでしょうし、 どう頑張っても派生物と見なされてしまうことでしょう。