Forums: Help (Thread #19391)

License of Togoshi Fonts (2008-07-23 16:27 by mnowak #37785)

Hi mshio-san,

Fedora community would like to pack Togoshi Fonts them to be
included in Fedora Linux Distribution. To proceed in packaging
we are missing clear state on what actually is the current
license?

I went thru SF.net web page and font atchives there too, but
I failed to found any license text.

Could you be clear on this?

The preferred way is to have license inside source package,
which we can download from SF.net and/or inside the font
itself as a comment (can be seen in gnome-font-viewer).

Thank you for your time and hope in positive reply, mshio-san.

PS: Here are the Fedora approved licenses

http://fedoraproject.org/wiki/Licensing#SoftwareLicenses

RE: License of Togoshi Fonts (2008-07-25 19:09 by mshio #37819)

Hi Nowak-san,

Thank you for your interest in Togoshi Fonts.

The current license is the same as that of the Kochi-Substitute,
which is included in some Linux distributions.
(To be precise, it is the same as the Wadalab font,
because the Togoshi Fonts has no embedded bitmap fonts.)
# Kochi-Substitue:
# http://sourceforge.jp/projects/efont
# http://en.wikipedia.org/wiki/Kochi_font

The Kochi-Substitute and Wadalab fonts have no English
license documents, but the Japanese one.

I think it is the most desirable that the Togoshi Fonts has the license
which has already been approved, but it is based on
the Kochi-Substitute, I might not be able to change the license.
Reply to #37785

English web page (2008-07-26 12:23 by mshio #37828)

I have made a new English web page in SF.jp.

http://togoshi-font.sourceforge.jp/index_en.html

Being bad at writing English,
I had not written it until now,
but I thought that even such a page was better
than no page. I tried.

Actually, the license has been displayed
in the web page and readme.html file
from the beginning (but only in Japanese).
I can write some comments inside the font file
as well as web page.
But I cannot translate the Wadalab license.

I feel uneasy about whether this license is
appropriate.
Reply to #37785

RE: License of Togoshi Fonts (2009-03-08 13:45 by henrich #42404)

こんにちは、やまね@Debian JP Project です。
戸越フォントのライセンスについて私も質問と要望があります。

戸越フォントは「東風代替フォント」をベースにしているとのことですが、これを「さざなみフォント」ベース
に変更することは不可能でしょうか?

理由がありまして、実は和田研フォントライセンスはいわゆる FLOSS ライセンスに適合するものではなく
(歴史的経緯から改変再配布が行われてきたものの)、これをベースにしたフォントを Linux ディストリ
ビューションで配布しようとすると制限が生じることになるのです。

#一度私も Debian への登録を試みたのですが、reject されてしまいました。

一方、さざなみフォントはライセンスの再変更が行われ、修正BSDスタイルのライセンスとなっています。
http://lists.sourceforge.jp/mailman/archives/efont-devel/2004-May/000053.html
http://lists.sourceforge.jp/mailman/archives/efont-devel/2004-June/000060.html

データ的にはさざなみフォントと近しいものだと思いますが、如何なものでしょうか?
利用者からの要望ということでご検討ください。

Reply to #37785

RE: License of Togoshi Fonts (2009-03-14 16:31 by mshio #42546)

こんにちは。mshioと申します。
ご活躍の視野に戸越フォントを加えていただけたとのこと、大変ありがたく存じます。
それから、プライベートでいろいろ瑣事がありまして、返事が遅くなってしまいました。お詫び申し上げます。

さて、戸越フォントの制限は、提供側としても極力なくしたい考えですので、ご提案の内容は、とても興味深いものでした。
ただ、ベースを変更するという操作には、少し難しい面もあるかもしれないな、と考えました。
というのも、たとえば A というプロダクトを改変して A' というものを作ったとします。そして、その A' の未改変部分をすべて別の B というプロダクトのものに差し替えたとします。気になるのは、こうした場合、A' は B を改変したものと見なせるのか? という点です。見なせるのかもしれませんが、「それは A' と B の混合物じゃないの?」と言われるかもしれないな、と考えることもできます。

基本的に、戸越フォントが代替東風のライセンスからキッパリ逃れるというのは難しいものなのではないだろうか、と考えているのです。問題がないことがわかれば(そして私にやれる範囲のことであれば)できるだけのことはやらせていただきたいと思っています。

ところで、さざなみと代替東風は、同じものをベースとした、ほぼ同じフォントだと思いますが、少なくとも Debian の判断で見ると、両者のライセンスは、大きく違うものになっています。一方はフリーであり、一方はノンフリーです。
さざなみに修正 BSD が適用された経緯を見ると、想像するに、どうも当事者としては、和田研フォントライセンスと BSD ライセンスをほぼ同じ意味のものだと判断していたように見受けられます。おそらくそのために、このライセンスの変更はギモンもなく行われ、その結果、(少なくとも Debian の判断では)母体(和田研フォントのことです)はノンフリーだが、その派生物(さざなみのことです)はフリーであるという、なんとなくスッキリしない(と私は思うのですが…)現状が生まれたのではないか、と思います。

私が言うことではないのかもしれませんが、想像が正しければ、和田研フォントライセンスの文言は、著作者の意図をただしく反映していないのではないか、と思います。
つまり、ライセンスのココロとしては BSD ライセンスとほぼ同等なのだということであれば、少なくとも Debian プロジェクトには、そうは受け取られていないということなのでしょうから、それはライセンスの文言に、何らかの問題があるということなのではないかと思います。もしそうであるならば、「ライセンスの文言の改正」が、そういう権限を持っている人物によって行われたとしても、それはまったく自然なことではないだろうか、と思います。
できることなら、そういう方向で解決できればいいな、と個人的には考えました。

少なくとも、原著作者の考えと Debian プロジェクトの考えは、同じ地平に立っていないという感じがあります。そのため、Debian 的な視点で見ると、スッキリしないような感じの結果が生じるということなのではないか、と思います。
そうであれば、これを是正できるような文言に改正するというのは、理にかなったことではないかなと思います。

とはいえ、何分こうした類のことにはほとんど知識がないので、推論や判断が正しいのかどうかはよくわかりません。

個人的にはこんな感じの考えももったのですが、こちらの件に関しましても、どんなものなのかお伺いできればと思っています。
よろしくお願いいたします。
Reply to #42404

RE: License of Togoshi Fonts (2009-03-15 19:07 by henrich #42564)

[メッセージ#42546 へのフォロー]
> それから、プライベートでいろいろ瑣事がありまして、返事が遅くなってしまいました。お詫び申し上げます。

 すいません、そのような最中にありがとうございます。感謝致します。


> さて、戸越フォントの制限は、提供側としても極力なくしたい考えですので、ご提案の内容は、とても興味深いものでした。
> ただ、ベースを変更するという操作には、少し難しい面もあるかもしれないな、と考えました。
> というのも、たとえば A というプロダクトを改変して A' というものを作ったとします。そして、その A' の未改変部分をすべて別の B というプロダクトのものに差し替えたとします。気になるのは、こうした場合、A' は B を改変したものと見なせるのか? という点です。見なせるのかもしれませんが、「それは A' と B の混合物じゃないの?」と言われるかもしれないな、と考えることもできます。

イメージとしては diff だけを取って、それを新しい(より問題の少ない)
ライセンスのものに適用すれば、それは diff 部分は(改変度合いによりますが)
原著作者がどのようなライセンスで提供しても問題が無いです。

・改変(新規作成)部分を取り出す
・その部分については作者の意向でライセンスは如何様にでもできる
・なので、それを別のものに当てる

ということです。

または面倒だとは思いますが、元々のAの著作者の許可を取れば改変部分が
どのような由来であったとしても別ライセンスとすることは可能です。
#一番手間がかかりますが、最もすっきりする形でしょう。


> 基本的に、戸越フォントが代替東風のライセンスからキッパリ逃れるというのは難しいものなのではないだろうか、と考えているのです。問題がないことがわかれば(そして私にやれる範囲のことであれば)できるだけのことはやらせていただきたいと思っています。

お言葉、ありがとうございます。



> 少なくとも、原著作者の考えと Debian プロジェクトの考えは、同じ地平に立っていないという感じがあります。そのため、Debian 的な視点で見ると、スッキリしないような感じの結果が生じるということなのではないか、と思います。
> そうであれば、これを是正できるような文言に改正するというのは、理にかなったことではないかなと思います。

私も推論を含めて書きますが、

・原著作権限者のライセンスは「自由に利用可能だろう」ということで和田研フォント
 ライセンスを制定して利用をしてもらっていた。
・ところが、実際に FLOSS が普及するにつれて「どこまでが許容範囲だろう?」という
 議論が Debian 内で行われた。
・結果、和田研フォントライセンスは Debian 的(=OSS的)には「制限がかかると見られる」
 ことが判明(変更を開発元に連絡してくれ、というのがライセンス内にあるのが問題です)
・「さざなみフォント」は、東風代替フォントから変更する際に「同時に原著作権限者の許可
 を得て」ライセンス変更を実施している

というところです。


一度、旧和田研フォントライセンスでライセンスされたものは、和田研フォント
ライセンス自体が変更されても「基本的に旧和田研フォントライセンスに準じる
まま」です。なので、和田研フォントライセンス自体を変更するのは、正直意味
あいが余りないと思います。

#和田研フォントライセンスがどのように変更されても、東風代替フォントフォント
 がリリースされた時点でのライセンスが適用されていますから、それをベースに
 した戸越フォントのライセンスの和田研フォントライセンス相当部分は変更できません。


なので、
・diff 取ってさざなみにマージで迂回
・東風代替フォントの現著作権者の許可を取って変更する
のいずれかがお願いしたいところです。


込み入った話で申し訳ありませんが、上記如何でしょうか?
Reply to #42546

RE: License of Togoshi Fonts (2009-03-18 01:33 by mshio #42612)

ご返事ありがとうございます。
おおよそ考え方は理解できたと思います。

結論から申しますと、

> ・diff 取ってさざなみにマージで迂回
> ・東風代替フォントの現著作権者の許可を取って変更する

の二者選択であれば、後者のほうが安全そうだと思いました。
後者のほうで検討してみたいと思います。

diff の件は、たぶんフォントの場合、diff で得られるのは、パスの
制御点を表す数値の羅列のようなものになるでしょう。
その場合、その羅列から直接「改変の度合い」を読み取るのは
難しいかもしれないな、と思いました。
結局改変度合いを確認するには、ひとつひとつグリフを目で見て
判断するということになりかねません。これは結構手間かな、と。

また、パスの一部分だけを変更している場合、改変者の著作に当たるのは
その部分だけになるのか、それとも改変を含むパス全体なのかとか
(diff なら行単位?)あるいは、ひとまとまりのパスを位置だけ
移動したり、伸張、縮小しただけの場合はどうなるのかとか、
そのほかにも細かい判断が必要なケースが出てくるかもしれません。
少なくとも現状の私は、そういう判断基準がイメージできていませんから、
お手上げになってしまう危険もあります。

もっとも、どこまでの厳密さが必要なのかというお話も出てくる
かもしれません。しかし万一グダグダになってしまうといろいろ厭なので、
少なくとも現時点では、こちらの作業は気が引けてしまう、
というところです。

一方、代替東風の著作権者から許可をとる方法も、基本的にさざなみと同じ
ということでしょうから、何となくの違和感は残るのかもしれないな、
と思いました。

もっとも、Debian が和田研フォントライセンスを拒否した理由が
「変更を開発元に連絡してくれ」というくだりにあるのであれば、
実はあまり根の深い話ではないのかもしれません。
実際には「字形の誤り等の指摘があれば連絡せよ」という内容だと
思いますし、そういう何らかの連絡を促す箇所が問題だという
判断に立ったとしても、さざなみや戸越フォント等派生物の存在に別段
矛盾が生じることもなく、Debian が示した 2 つの判断——母体の
ライセンスを拒否するが、(ライセンス変更した)派生物は受け入れる
ということ——に、個人的にも違和感はなくなりそうです。
ライセンス変更だけで、すべての問題はスッキリ解消ということに
なるかな、と思いました。

# ただ、Debian の判断は、多少の誤解の上に成り立っている
# ようにも見受けられます。もしそうなら、それはそれで
# 解消しておいたほうがいいのかもしれません。

全体的に複雑なので個人的に再度よく整理してみて、
問題が見付からなければ動いてみたいと思います。
Reply to #42564

RE: License of Togoshi Fonts (2009-03-18 07:33 by henrich #42613)

了解しました。
私もさざなみ関係者に尋ねてみます(efontプロジェクトにも参加しましたので)。
Reply to #42612