[Tomoyo-dev 348] Re: 開発会議について

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Toshiharu Harada harad****@nttda*****
2007年 7月 23日 (月) 11:00:26 JST


原田です。

ちょっと気になるところがあるので、コメントします。

Kentaro Takeda さんは書きました:
> 武田です。
> 
> 議題の優先度が高いと思うものについてコメントです。
> 
>> ・今後の機能拡張の方向について
>> ・ノキアからの要望への対応
>> ・独自機能
>> ・ 1.4.x では使えるが現状のLSM仕様では使えない機能の扱い
> 今後1.xと2.xをどのように開発していくのか、どちらに軸足を置くのかが、
> 今後の方向として一番議論すべきことだと思います。選択肢としては、
> ・現状どおり2系統の開発を続ける
> ・1.x系をテストベッドとし、2.x系に取り込む(FedoraとRHELのように)
> ・1.x系はフリーズして完全に2.x系に注力する
> くらいでしょうか。

先にメールしたようにTOMOYOはオープンソースのプロジェクトで
あると同時にNTTデータのプロジェクトで(NTTデータの経費により、
開発が進められています)。オープンソースのプロジェクトとしての
部分は、話し合いにより決める自由度がありますが、NTTデータの
プロジェクトとしての活動は、社内で説明、承認を得た範囲になります。

現在のNTTデータにおける状況としては、メインライン化を
目指すことについて今年度上期までの活動が承認されており、
会社としての取り組みはそれが中心となります。
下期の取り組みについては、上期の結果をもとに
社内規定に従い判断されます。

私は、オープンソースプロジェクトとしての方針や目的は、
会社としての範囲内に収めなければならないと言うつもりは
ありませんし、オープンソースのプロジェクトとしての
活動にも関わり支援を続けるつもりです(これまでもしてきたように)。

もし、オープンソースのプロジェクトとしての方針や目的が
将来NTTデータとしてのそれに完全に一致しなくなった場合には、
以前根津さんが書いていたように別のプロジェクトとしてfork
するということもあり得ないことではありません。

少しややこしいのは、私や武田君、あるいは半田さんや
平坂さんは、データの社員、あるいはデータからの委託契約を
受けて作業しているということです。従って、この4人に
ついては、義務の部分が存在していますから、少なくとも
時間的に100%オープンソースとしてのコミュニティとしての
活動はできません。

また、当たり前のことですが、NTTデータとして、
TOMOYO Linuxの開発、提供、サポートに関する義務は存在
していません。同時に、何かを「握って」いるわけでもありません。

開発会議で話をしようと思っていたのは上記の内容です。
オープンソースとしてのTOMOYO Linuxとしても、
メインラインにいれることが最大の目的であるというのが
自分の認識です。メインラインに入れない限りは、
結局いつかなくなり、忘れ去られます。
メインラインに入れることを目指し取り組みながら、という
前提のもと1.Xはプライオリティを下げながら取り組みを
継続するべきと思っており、それについては、これまでの
スレッドで書いたとおりです。

>> ・ソースコード管理で使う subversion レポジトリの運用について
>> ・新機能の追加手順
>> ・ tags ディレクトリを利用した複数バージョンのメンテナンス
>> ・ tags ディレクトリにコピーされた時点でのバイナリパッケージの作成と配布
>> ・ branches ディレクトリの利用
> これは「どうしましょう?」ではなく、
> 具体的に「こういう運用でどうだろう?」という提案に
> 事前になっているといいと思います。

そうですね。

-- 
原田季栄 (Toshiharu Harada)
harad****@nttda*****




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