[tomoyo-users 542] Re: TOMOYO Linux 1.6.0 - 1.6.5 の不具合について

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Toshiharu Harada harad****@nttda*****
2009年 1月 29日 (木) 16:58:48 JST


蛇足、あるいは余談かもしれませんが、

On 2009/01/28, at 20:50, Tetsuo Handa wrote:
>   TOMOYO Linux 1.6.0 〜 1.6.5 に不具合が発見 
> されました。
>
> あるパス名に対して allow_read/write というアクセス許 
> 可だけが
> 与えられている場合、「読み書きモードでのオープン」は許可さ 
> れますが、
> 「読み込みモードでのオープン」および「書き込みモードでの 
> オープン」が
> 拒否されてしまうことが判明しました。

「読み書きモード」が「読み込み」と「書き込み」を包含するというのが
TOMOYO Linuxの「仕様」なわけです。というと、

「読み書きモードでのオープン」の他に陽に(冗長に)
「読み込みモードでのオープン」や「書き込みモードでのオープン」を
指定したらどうなのだろう?

と思いませんか?(私は思いました)それについては、

「allow_read と allow_write のように分けて書いて 
あった場合、
カーネルによって自動的に allow_read/write に変換され、
「読み込み」「書き込み」「読み書き」いずれも許可される」そうです。
つまり、再起動しないでも本来の仕様のとおりに動作させることが
できます。ただ、

「 savepolicy によりカーネルの外部へ退避される際には
既に allow_read/write に変換されているため、退避された 
ポリシーは
allow_read と allow_write ではなく allow_read/write  
となってしまう
(次に loadpolicy によりカーネル内に復元された際には
「読み書き」だけが許可され、「読み込み」「書き込み」は拒否さ 
れます)」
ので、あくまでも暫定対処で、なおかつ先生が書いている下記手順 
のほうが
簡単、確実ですね。

 >  再起動が許されないシステムの場合、ポリシーを再読み込みす 
ることで
 > 解決できます。具体的には
 > # ccs-savepolicy -d | ccs-loadpolicy -d
 > というコマンドを実行することにより、既にビット0がセットさ 
れている場合
 > ビット2とビット3もセットされるようになります。

1.6.6のリリースまで、ご迷惑をおかけしますが、以上よろしくお願 
い致します。

--
原田季栄
harad****@nttda*****




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