TOMOYO Linux 2.0 (LSM対応版)をリリースしました
2007-06-07 13:28 (by haradats)

2007年6月7日、TOMOYO Linux 2.0をリリースしました。

TOMOYO Linux 2.0は、TOMOYO Linuxの開発成果をLinuxカーネル
メインラインへの組み込むための最初のステップであり、6月5日に
リリースした1.4.1の上位バージョンではないのでご注意下さい。

2.0は、既存のTOMOYO LinuxをベースにLSMを利用するよう
移植されたものですが、強制アクセス制御機能としては、
ファイルに対するアクセス制御のみしか含まれていません。
LSMは2.6カーネルしかサポートしていないので、2.4カーネルでは
ご利用できません。また、現行のLSMの仕様により1.x系にはない
制限があります。

より詳しい情報については、下記をご参照下さい。
http://tomoyo.sourceforge.jp/wiki/?TOMOYO-LSM

2.0のソースコードは下記URLよりブラウズ出来ます。
2.0の実体は、security/tomoyo配下にあります。
http://tomoyo.sourceforge.jp/cgi-bin/lxr/source/

TOMOYO Linux 1.Xではシステムコールを独自にフックして
いましたが、2.0ではLSMのフックを使用しています。そのため
パッチは
tomoyo-lsm-2.0-20070605.txt
という43行のファイル1個に統合されています。そのため、
2.0はこれまで対応していなかったディストリビューションでも
容易にご利用いただくことが可能です。

TOMOYO Linuxプロジェクトでは、今後2.0のコードを
メインラインにマージするための活動に注力します。
6月27日から始まるOttawa Linux SymposiumではBOFセッションを
持ちますが、それに先立ちTOMOYO Linux 2.0をlkmlに投稿する
予定です。2.0がメインラインにマージされれば、引き続き1.4.1の
機能を2.0に追加していくことを目指します。

1.4.1を含め1.Xについても並行して開発とサポートは継続
しますので安心してご利用下さい。

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株式会社NTTデータ
原田季栄

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