Arch User Repository(略称AUR)はコミュニティが運営する非公式リポジトリである。バイナリパッケージではなくビルド方法が書かれたスクリプト(PKGBUILD)がまとめて置かれており、しばしば「ユーザーの知の結晶」と表現される。 makepkgを使ってソースからパッケージを作り、それを[ソフトウェア/Pacman Pacman]で導入できる。なお人気のあるパッケージは公式リポジトリの「extra」(2023年5月中旬のリポジトリ統廃合以前は「community」)に取り込まれる場合がある。 = 注意 = AURのパッケージはユーザー達が提供するため、Arch公式では検査が行なわれていない。 新日本放送がサポートするパッケージは以下の通りである。 * UnivalentのリポジトリにあるAUR由来のパッケージ * 「Chaotic AUR」に存在するパッケージ = 試してみよう = パッケージの検索やダウンロードは[https://aur.archlinux.org/ Arch公式によって提供されるウェブインターフェイス]でできるようになっている。また「makepkg」でパッケージを生成して、Pacmanで環境への導入も可能である。 == 準備 == ```[https://www.archlinux.jp/packages/core/any/base-devel/ base-devel]```^core^メタパッケージを導入してあるか確認しよう(Univalentでは標準で同梱済み)。 == ビルドファイルの取得 == 欲しいパッケージはAURのページから検索できる。 ビルドファイルは以下の方法で取得できる。 * パッケージのGitリポジトリを複製する(推奨) 「git pull」でパッケージの更新ができるという利点がある。 ||```git clone https://aur.archlinux.org/''pkgname''.git```|| * スナップショットをダウンロードする。 パッケージのページの右側にある「パッケージアクション」→「スナップショットのダウンロード」リンク、或いは以下のコマンドでtarballを取得する。 ||```wget https://aur.archlinux.org/cgit/aur.git/snapshot/''pkgname''.tar.gz```|| 解凍をする必要があるので、(可能であればAURビルド用ディレクトリ内で)解凍しよう。 ||```tar xvf ''pkgname''.tar.gz```|| = AURヘルパー? = AURヘルパーとは、AURの利用を自動化するソフトである。代表的なのは```yay```^chaotic-aur^、```paru```^chaotic-aur^だが、他にも様々なのがある。 = ファ~キュ~ッ! = == どんなパッケージがあるの? == 例えばユーザーがそれぞれ使いたいパッケージとか、ライセンスの関係で再配布ができないパッケージとか、公式パッケージのベータ版とか…それから[ソフトウェア/動的カーネルモジュールサポート DKMS]対応モジュールだったり[デスクトップ環境/GNOME GNOME] Shellの拡張機能もあるよ。ただパッケージというと語弊があるかな…。正確には単なる「ビルドスクリプト」、つまりPacman用にバイナリを作成するレシピだ。 == 旧communityとの違いって? == communityはバイナリパッケージが置いてあった。コミュニティの十分な関心が集まるとパッケージは「community」リポジトリに移され、自分でパッケージを作る必要がなくなるのだ!なお2023年5月中旬からextraに統合されたので、今後はそこに移される模様。 == このパッケージが古いよ~! == そんな時は「out-of-date」フラグを立てるといい。理由を書く欄には可能であれば最新版の公開アナウンスとか、それへのtarballへのリンクも含めてくれると助かるかも。 その間に自分の環境でPKGBUILDを編集してパッケージを更新するのもいいかな。ビルトプロセスの変更がないなら、「pkgver」と「source」、チェックサムの変更だけで十分だ。 == 鍵認証に失敗しちゃった。。。(ERROR: One or more PGP signatures could not be verified!) == 最もありえるのが、ファイル検証用の公開鍵が君の個人キーリング内に無いという事だ。鍵をインポートするか、makepkgを行なう際に「--skippgpcheck」で一時的に無効にするかしてクレメンス。