From tutimura @ nn.iij4u.or.jp Wed Jun 28 17:45:11 2006 From: tutimura @ nn.iij4u.or.jp (Nobuyuki Tsuchimura) Date: Wed, 28 Jun 2006 17:45:11 +0900 Subject: j1.32, j1.33, and TODO Message-ID: <20060628174511U.tutimura@nn.iij4u.or.jp> 土村です。 xdvik-22.84.10-j1.32 と j1.33 をリリースしました。 j1.32 は、VFlib のサポートをやめたぐらいで、 使い勝手はほとんど変わっていないはずです。 内部的には、縦書き文字周辺の不要コードを削除しています。 昨年末の CVS を固めたものです。 (アナウンスが遅くなってすいません。) j1.33 は今年に入ってからの作業を反映しましたが、 動作はそれほど大きくは変化してないはずです。 最大の改良点は、FC5 などでも文字列選択&検索が、 日本語でも正しく動くようになったことでしょう。 あと、./configure --disable-kanji でも 正しくコンパイルできるよう修正しました。 また、メモリリークも減らしました。 内部的には、vf2ft.c にあった unicode テーブルや zeit.c にあった関数を、別ファイルに切り出したりして、 ソースの構成が若干変わっています。 Unicode テーブルが JIS X 0208 の範囲を越えていましたので、 (Windows 機種依存文字まで入っていたのでしょう) 余分な部分を捨てておきました。 これで dvipdfmx/dvips と動きが同じになります。 TODO ですが、以下のようなことを考えています。 (1) NTT jTeX サポートの削除 (2) USE_ZEIT, USE_VFONTMAP, PTEX, KANJI 等のマクロの単純化 (PTEX or KANJI の一本に集約してよい?) (3) vfontmap の扱いを変更 (multi style を廃止、map ファイルを xdvi.cfg で指定する、 Ryumin-Light などの置き換えを定義できるようにする?) (4) ソースファイル名の変更? vf2ft.c -> ft2.c or freetype2.c vfontmap.c -> ptexmap.c or kanjimap.c zeit.c -> ptex.c or kanji.c or (vfontmap.c に吸収?) (5) ライセンスの見直し (「GPL, LGPL と混ざっても OK」と宣言してよい? xdvik 本体のライセンスと同じにすることは可能か?) (1)(2) は簡単で、やると決心すればいつでもできます。 以前に土屋さんが作業されたことを真似するだけです。 他はいろいろ面倒そうです。 ----- 土村 展之 Nobuyuki Tsuchimura From uchiyama @ appi.keio.ac.jp Wed Jun 28 19:24:02 2006 From: uchiyama @ appi.keio.ac.jp (Takanori Uchiyama) Date: Wed, 28 Jun 2006 19:24:02 +0900 (JST) Subject: j1.32, j1.33, and TODO In-Reply-To: <20060628174511U.tutimura@nn.iij4u.or.jp> References: <20060628174511U.tutimura@nn.iij4u.or.jp> Message-ID: <20060628.192402.00765009.uchiyama@appi.keio.ac.jp> From: Nobuyuki Tsuchimura Subject: j1.32, j1.33, and TODO Date: Wed, 28 Jun 2006 17:45:11 +0900 > (1) NTT jTeX サポートの削除 NTT jTeX の DVI を表示できないのは困るケースもあるでしょう. n2a の virtual font について, 何らかの方法でユーザに分かるようにするこ とを考慮しておいたほうがよいと思います. > (3) vfontmap の扱いを変更 > (multi style を廃止、map ファイルを xdvi.cfg で指定する、 > Ryumin-Light などの置き換えを定義できるようにする?) rml が Ryumin-Light-H になったものを, もう一度他のものに置き換えるため でしょうが, virtual font の目的からすると, しっくりこないようにも感じ ます. かといって, virtual font の本来の目的のように, jis.vf から rml ではなく, (仮に xdvi 様の明朝体のつもりで) xdvimin に変換させて, xdvimin を map ファイルで実体のあるフォントファイルに結びつけようとす ると (1) dvipdfmx の map ファイルを元にして xdvi 用の map を生成しにくく なるでしょうし, (2) デバイス毎の差を吸収するためにあるのが virtual font だということを理解して使い分けることを要求するのは, ハードルが高 くなるようにも思いますし, (3) Ryumin-Light は実体のフォントファイルが なく, フォントの PostScript name だけで使えるので, どこかで実体のファ イルと結びつける仕掛けが必要である, ということもあり, Ryumin-Light の 置き換えでいいのかなというようにも思います. ただ, 私は, rml を Ryumin-Light ではなく, RyuminPro-Light にして使うこ ともあり(Distiller で PDF にする, あるいは dvipdfmx で埋め込む), Ryumin-Light がキーワードになるのは, どうかなという気がします. > (5) ライセンスの見直し > (「GPL, LGPL と混ざっても OK」と宣言してよい? > xdvik 本体のライセンスと同じにすることは可能か?) xdvi 17 のころの miyu patch の杉浦さん, markpage+toc+printdvi の小野さ んのコードがどのくらい残っていますかね. 大昔に, 山賀さんが「著作権を明 示してあれば配布してよい」ということまでは確認してくださっています. そ れらが具体的にどのライセンスに対応するかまでは, 確認されていなかったよ うに思います. -- Takanori Uchiyama, Ph.D. Dept. Applied Physics & Physico-Informatics, Fac. Science & Technology, KEIO University From jsawa @ attglobal.net Thu Jun 29 01:37:15 2006 From: jsawa @ attglobal.net (=?ISO-2022-JP?B?GyRCXzdFREBQGyhCIBskQj1nGyhC?=) Date: Thu, 29 Jun 2006 01:37:15 +0900 Subject: j1.32, j1.33, and TODO In-Reply-To: <20060628174511U.tutimura@nn.iij4u.or.jp> References: <20060628174511U.tutimura@nn.iij4u.or.jp> Message-ID: Nobuyuki Tsuchimura wrote: > xdvik-22.84.10-j1.32 と j1.33 をリリースしました。 ありがとうございしまた。澤田石@OS/2ユーザ です。 私としては歴史のある VFlibから FreeType(FT) への移行は 寂しく残念ですが、FT ライブラリ自体の機能の素晴らしさを 考量すると正しい選択だとは思います。Device independent という観点でも、問題ないです。OS/2の XFree 86 で xdvi + jpatch をメイクしてきた私としては、事実として device independent なパッチをこれまで長年にわたり 使わせていただき感謝のみです。  VFlib の実装の一つがなくなってしまつたことは実に 寂しいですね............ # 澤田石 順 # OS/2のページ - http://homepage1.nifty.com/jsawa/os2/ # 銀座山の会 - http://homepage1.nifty.com/jsawa/