TSUCHIMURA Nobuyuki
tutim****@nn*****
2013年 5月 5日 (日) 20:28:54 JST
土村です。 xdvi-jp の ML で、あからさまに書くつもりはなかったのですが、 話の流れが中途半端ですので、もう少し続けさせていただきます。 > evinceソースを眺める限り、かなりしっかりSyncTeX対応が進められているようです。 > 今後の方向性については、 > 私の考えはそちらをもっと調べてから整理してみます。 ミクロな構成も重要ですが、 マクロな TeX の動きについてもご紹介したいと思います。 #もっとも、ttk さんはご存知のこととは思います。 #話をまとめておくという意味で書いてみます。 世界の TeX の動きとしては、 DVI 飛ばしの傾向にあるようです。 今の latex エンジン(pdflatex)は、 DVI を生成せずに、直接 PDF が生成できます。 XeTeX は(独自拡張の DVI を経由して、専用の DVI ware である) xdvipdfmx に PDF 出力をさせているようです。 昔の TeX の常識で言えば、DVI フォーマットを中心として、 様々な DVI ware が TeX システムを構成していましたが、 その中心が PDF へと移動してきているということです。 dvitty のようなツールも、PDF を中心としたものに 置き換わっていくことでしょう。 SyncTeX 対応の PDF のプレビューアが急速に数を増やしてきたのも、 このような流れの中では当然の出来事と理解できます。 #今になって xdvik のバージョンアップが行われたことは意外でした。 日本語に話を絞ります。 pdflatex = LuaLaTeX で日本語フォントを扱う場合は、 PDF 出力させるのが必須のようです。 http://zrbabbler.sp.land.to/lualatexuni.html >>注意: 先述の通り、LuaLaTeX は DVI 出力を行えるが、 Unicode フォント >>を用いた場合は DVI 出力は 「事実上使えない」 ので PDF 出力を用いる必 >>要がある。 日本語の組版ルールは、LuaTeX-ja の試みでは、 Lua マクロで実現しようとしています。 http://sourceforge.jp/projects/luatex-ja/ まだ開発版とはアナウンスされてますが、 pTeX を用いずに日本語の組版ができる時代も近づいているようです。 #北川さん、よかったら宣伝を。(^^;) 長い目で見た場合、将来の日本語 TeX は LuaTeX-ja のような方式(=LuaLaTeX + Lua マクロ) になるでしょう。その時には、日本でも DVI 飛ばしが起こります。 pTeX から、いつ移行できるかはまったく見通せませんが、 PDF のプレビューアは、今も将来も、 変わらず使い続けることができると指摘しておきます。 ----- 土村 展之 TSUCHIMURA Nobuyuki