[Anthy-dev 74] XML vs LISP

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yusuk****@cheru***** yusuk****@cheru*****
2003年 1月 25日 (土) 15:21:42 JST


田畑です。

先日の未踏ソフトのイベントで、このMLに参加されている
LISP/Scheme業界の大物である某氏とお話をする機会がありました。

入力システムでScheme使うことのメリットを語ると同時に
ありがちなXML vs S式の話をしたのですが、入力システムの
世界ではこの対立は単なる議論のネタではなくて、リアルに
技術的対立があるということを説明するのを忘れていたので
ここで、補足説明をしたいと思います。

Linux等のOSで共通かつ高品質な国際化をやっていくOpenI18N
という組織(http://www.openi18n.org/)があって、色々な組織
が参加しています。(これ自体は素晴らしいことだと思います)
その一つのsubgroupとしてinput methodを扱う
http://www.openi18n.org/subgroups/im/IIIMF/index.html
というのがあります。このIIIMFは
*Solarisで長く使われている
*Linux用のATOKで使用されている
*それなりに権威のある組織が普及を図っている
ということで普及する可能性はそれなりにあるのですが、
作りに対して色々不満があってうちのプロジェクトでは
代替を提供することを目指しています。

このIIIMFへの不満の一つとしてXMLの誤用が
あるというのが言いたかったことです。
文字入力の問題を整理した以前のメール
(http://lists.sourceforge.jp/pipermail/anthy-dev/2002-December/000057.html)
の中で紹介した
http://mail.gnome.org/archives/gtk-i18n-list/2002-July/msg00056.html
ですが、まともなLISP書きがこれを見ると(放送禁止用語につき略)だと思います。
#XMLの使い道としてもあんまりな気がします

そんなわけで、UIMの普及をがんばっていきたいと思います。
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  Yusuke TABATA (yusuk****@cheru*****)



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