AIDA Shinra
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2002年 11月 5日 (火) 01:16:15 JST
相田です。 以前から話のあったIPv6サポートを付けてみました。FreeBSD4.7で、ACLが動 作し、IPv4とIPv6のアドレスを区別できることを確認しています。ただし、今 回のものは、ローカル接続でしか確認できておらず、実際のIPv6のネットワー ク上で正しく動作するかどうかは分かりません。また、今回の実装とわずかに 異なりますが、以前3.5b2ベースで、実際のIPv6ネットワーク上でテストした こともあります。この時は、FreeBSD4.6とSolaris8の間で、実際のIPv6ネット ワークを経由した相互接続ができることを確認しています。 今の所、テストできたのはこれだけで、より多くのテストが必要です。このあ たりは実装依存の部分が少なくなく、コンパイルできても動くとは限らないの で、特にアクセス制御と名前解決に関しては、自分のプラットフォームで動作 するかどうかの詳細なテストが欠かせません。 なお、アクセス制御が「正しく」動くというのは、IPv4とIPv6でホスト名が同 じであれば、そのホスト名をhosts.cannaに書けば両方でアクセスでき、ホス ト名が違えば、対応するプロトコルでのみ接続が許可される、という意味です。 serverの起動オプションは-inet6となります。また、IPv6のアドレスを直接入 力する時は、[::1]のように指定してください。例えば、::1の1番目のserver に接続する時は、 cshost -cs '[::1]:1' のように指定します。また、hosts.cannaの書式も、 [::ffff:192.168.0.3]:yourname のようになります。(この例のようにIPv4射影アドレスも使用でき、単なる IPv4のアドレスと同様に扱われるはずです。もちろんIPv4のアドレスを直接指 定しても問題ありません。) ---------- AIDA Shinra