[Canna-dev 82] IPv6 support

Back to archive index

AIDA Shinra aida-****@jcom*****
2002年 11月 5日 (火) 01:16:15 JST


相田です。

以前から話のあったIPv6サポートを付けてみました。FreeBSD4.7で、ACLが動
作し、IPv4とIPv6のアドレスを区別できることを確認しています。ただし、今
回のものは、ローカル接続でしか確認できておらず、実際のIPv6のネットワー
ク上で正しく動作するかどうかは分かりません。また、今回の実装とわずかに
異なりますが、以前3.5b2ベースで、実際のIPv6ネットワーク上でテストした
こともあります。この時は、FreeBSD4.6とSolaris8の間で、実際のIPv6ネット
ワークを経由した相互接続ができることを確認しています。

今の所、テストできたのはこれだけで、より多くのテストが必要です。このあ
たりは実装依存の部分が少なくなく、コンパイルできても動くとは限らないの
で、特にアクセス制御と名前解決に関しては、自分のプラットフォームで動作
するかどうかの詳細なテストが欠かせません。

なお、アクセス制御が「正しく」動くというのは、IPv4とIPv6でホスト名が同
じであれば、そのホスト名をhosts.cannaに書けば両方でアクセスでき、ホス
ト名が違えば、対応するプロトコルでのみ接続が許可される、という意味です。

serverの起動オプションは-inet6となります。また、IPv6のアドレスを直接入
力する時は、[::1]のように指定してください。例えば、::1の1番目のserver
に接続する時は、
cshost -cs '[::1]:1'
のように指定します。また、hosts.cannaの書式も、
[::ffff:192.168.0.3]:yourname
のようになります。(この例のようにIPv4射影アドレスも使用でき、単なる
IPv4のアドレスと同様に扱われるはずです。もちろんIPv4のアドレスを直接指
定しても問題ありません。)

----------
AIDA Shinra



Canna-dev メーリングリストの案内
Back to archive index