このプロジェクトで公開したいと考えているのは、以下の辞書のEPWINGデータです。 ◆紙の辞書 o Lewis, Elementary Latin Dictionary (中型羅英) o Lewis and Short, A Latin Dictionary (特大羅英) o Liddell and Scott, Intermediate Greek-English Lexicon (中型希英) o Liddell and Scott, A Greek-English Lexicon (特大希英) ◆「辞書に載っている形」を引く辞書 o ラテン語の変化形から「辞書に載っている形」と変化形の解説(時制・数・性など) o ギリシア語についても同様 私はただの素人ですので、これらの辞書の元データを作ることはとても出来ません。しかし、幸いなことに、 o Peruseus Digital Library http://www.perseus.tufts.edu/hopper/ http://www.perseus.tufts.edu/hopper/opensource/download o Diogenes@sf.net http://sourceforge.net/projects/freshmeat_diogenes/ で全文データが公開されています。元の辞書の著作権が切れており、そのファイル自体もCCL, GPLで公開されているので、非商用などの条件を守る限り、自由に利用できます。これらのファイルに対して適切なデータ変換をし、EBStudio(EPWINGデータ作成ソフト)でEPWING化します。全文スキャンを今から始めるわけではありません。 目標とする検索処理はPerseusでも出来るのですが、ネットワーク経由のアクセスとなりますし、Perseus内の検索しかできません。EPWING化することで手元で高速に検索でき、羅英・希英以外の辞書とも組み合わせて利用できます。 PerseusやDiogenesは、既に古典をバリバリ読める方向けに、多機能・高機能を目指しているように思います。このプロジェクトでは単に辞書データだけを公開し、その利用方法は利用者に任せることで自由度を上げる方向を目指します。