[cvs-jp-info 172] WinCVSのライセンス

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Mineo Kasai kasai****@sid*****
2003年 7月 11日 (金) 22:17:26 JST


かさい@なにしてんだろう、です。

  最近、いろんなところで話題になる「ソフトウェアの不正使用」というやつ
がらみで、ライセンスについて調べる機会があります。今日もまた、人から尋
ねられて答えに窮してしまったので、WinCVSのライセンスについて調べていま
した。が、こいつが、どうにもよくわかりません。

  ざっぱにいって、私は「WinCVSをタダでつかえる」、ということは、どこで
保証されるのかなあ、という点で悩んでいます。

  いえ、GPL2に基づいて配布されているのは百も承知なのですが、そのGPLの
Preambleを読んでいると、"When we speak of free software, we are referr
ing to freedom, not price. "と書いてあるわけです。"free software"は、
価格のこと(free of charge)を言っているのではなく、"freedom software"
だっていってるんですよね。

  英語に弱いんでよくわからないんですが、ここでは、GPLで配布されていて
も、無料でないソフトウェアがあるよ、という理解をしました。

  それからの文脈は、ひたすら改変と再配布について述べられているように読
取れます。"Activities other than copying, distribution and 
modification are not covered by this License; they are outside its 
scope."などというくだりもあります。適用範囲外、ですか。

  だとすれば、ソフトウェアの使用料に関しては、GPLで解決できないので、
別途ライセンスがないと、タダでつかっていいという裏づけが取れないですよ
ね。

  "The act of running the Program is not restricted, "という一節をもっ
てタダで使えるんだ、と強弁することも出来なくもないようなきもしますが、
ずばりの回答でないきもします。

  www.wincvs.orgをうろうろしてみたのですが、「タダで入手できる」という
状態ではあるものの、「タダでつかっていい」という話はどこにもないように
見えました。

  どなたか、この辺詳しい方いらっしゃいませんでしょうか。多分、GPLを適
用した根っこのソフトウェアが「無料で使用できる」、と宣言していれば、受
け取った権利をそのまま提供しなくてはならない、というGPLの構造に乗っ
かって、無料である、といえる気もしますが、説明するのが面倒だなあ……。

駄文、長々とすみませんでした。よろしくお願いします。

-- 
Mineo Kasai mailto:kasai****@pb*****



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