[Gauche-devel-jp] sys-mkdirの仕様と挙動の違いについて

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Jiro KANAYAMA majir****@openj*****
2002年 12月 9日 (月) 00:23:31 JST


金山@OpenJEと申します。

sys-mkdirの仕様と挙動について、相違点を見つけましたので、お知らせ差し
上げます。

test/system.scmで

(test "mkdir" "drwxr-x---"
      (lambda ()
        (sys-mkdir "test.dir" #o750)
        (get-lsmode "test.dir")))

というテストがありますが、たとえば

umask 077

のような状態でmake testすると、

test mkdir: expects "drwxr-x---" => got "drwx------"

ということで、Errorとなってしまいます。

infoによると、

日本語版:(「機能」となってるのはご愛敬:-)
 - 機能: sys-mkdir pathname mode [POSIX] Makes a directory PATHNAME
     with mode MODE.  The parent directory of PATHNAME must exist and
     be writable by the process.  To create intermediate directories
     at once, use `make-directory*' in `file.util' (see *Note Directory
     utilities::).
英語版:
 - 機能: sys-mkdir pathname mode [POSIX] ディレクトリPATHNAMEをモード
     MODEで作成します。PATHNAMEの親ディレクトリは存在して、プロセスが
     書き込めるようになっていなければなりません。中間のディレクトリも
     一度に作成するには、`file.util'の`make-directory*'が使えます (see *Note 
     ディレクトリユーティリティ::)。

ということですので、厳密には、仕様と挙動が食い違っていることになります。

なお、環境は次の通りです。
OS: Redhat Linux 7.2
Shell: Zsh 4.0.2
Gauche: 数日前のCVSツリーでス…

どっちに合わせるか、どうあるべきかについては、ちょっと考えないといけな
いところだと思いますが、とりいそぎご報告でした。

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  <department>    OpenJE.org     </department>
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