[LE-talk-ja 100] Re: ISO-2022-JP-MS について

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Kazuhiro Kazama kazam****@mac*****
2006年 4月 30日 (日) 21:56:24 JST


On 2006/04/29, at 10:02, Tomoyuki Asakawa wrote:
> Unicodeで統一すればというのは理想ですが、わたしの知ってる過去2
> 5年間の歴史から考えると無理ですね。
> すべて併存されてしまうでしょう。
>
> その、併存を前提にものを考えないと、いつまでたっても、同じ話を繰
> り返す事になる。
>
> そうすると、新しい、コードページを作るというのは、非常に危険です。

私もレガシーエンコーディングに関して新しいコードページを作ることは,百 
害あって一利無しだと思っています.あと,情報交換用コードと,システム内 
部コードを区別すべきだと思います.

今でさえ,レガシーエンコーディングが山のように有ります.それらを使わざ 
るをえないケースというのはあるでしょう.しかし,今更,それらと違う新し 
いレガシーエンコーディングを作っても,どちらにせよ完全に解決できない問 
題を,さらに複雑化するだけでしょう.

また,新しいことは,できる限り国際的にやるべきであって,局地的にやるべ 
きではないと思います.局地的にゲリラ的にやるのは,ソフトウェアの世界に 
対するテロでしかないと思います.としたら,今はISO/IEC 10646に対してお 
こなうしかない.

もちろん,あんな問題だらけのUnicode/10646ではなく,新しい体系に移って 
もかまわないでしょう.ただし,歴史的には完璧な文字コードは決して設計で 
きないことが証明されてしまっているので,よほどのメリットがない限りは大 
小同意の結果になるだろうと思っています…というのは,文字は技術や文化だ 
けでなく,宗教的・政治的な側面を持つからです.

On 2006/04/29, at 19:19, Takahiro Kambe wrote:
> あまり歴史のことを掘り返しても仕方ないかもしれませんが、

ただ,その設計の背景を知って貰うのは重要でしょう.

森山さんのような若い世代は,ISO-2022-JPの背景を知らないと思っていま 
す.いかにもISO/IEC 2022に完全に準拠しているようでしていないとか,ある 
種の文字がサポートされていないのは,単なる欠陥ではなく,意図的に除外し 
ているのだということとか.

それを教えるのは,意味があることではないでしょう.
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風間 一洋 (kazam****@mac*****)





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