Akihiro MOTOKI
amoto****@gmail*****
2011年 9月 10日 (土) 22:41:23 JST
元木です。 release 頂いたページは Git に登録しました。 登録するついでに、ioctl.2 の release ページを読んでみました。 At Fri, 09 Sep 2011 19:57:20 +0900 (JST), R4000 2.2 wrote: > > .\" > .TH IOCTL 2 2000-09-21 "Linux" "Linux Programmer's Manual" > .\"O .SH NAME > .\"O ioctl \- control device > .SH 名前 > ioctl \- デバイス (device) を制御する 以前から残っていましたが、 括弧内の device はいらないように思います。 > .\"O .SH DESCRIPTION > .SH 説明 > .\"O The > .\"O .BR ioctl () > .\"O function manipulates the underlying device parameters of special files. > .\"O In particular, many operating characteristics of character special files > .\"O (e.g., terminals) may be controlled with > .\"O .BR ioctl () > .\"O requests. > .\"O The argument > .\"O .I d > .\"O must be an open file descriptor. > .BR ioctl () > 関数はスペシャル・ファイルを構成するデバイスのパラメータを > 操作する。特に、キャラクタ型のスペシャル・ファイル (例えば端末 (terminal)) > の多くの操作可能な特性を > .BR ioctl () > リクエストによって制御することができる。引き数 > .I d > はオープンされたファイル・ディスクリプタでなければならない。 operating characteristics は「操作可能な特性」ではなく、 character device (terminal) の「動作時の特性」ではないでしょうか。 operating の主語を補うとすると character device のように思います。 分かりやすく言うと、「端末がどのような動作をするか」ということだと思います。 いかがでしょうか。 > .\"O The second argument is a device-dependent request code. > .\"O The third argument is an untyped pointer to memory. > .\"O It's traditionally > .\"O .BI "char *" argp > .\"O (from the days before > .\"O .B "void *" > .\"O was valid C), and will be so named for this discussion. > 2 番目の引き数は、デバイス依存のリクエスト・コードである。 > 3 番目の引き数は、メモリへの型を指定しないポインタである。 > この引き数は伝統的に (C で > .B "void *" > という書き方が有効になる前から) > .BI "char *" argp > と表記されている。したがって、この文章でもそう名付けることとする。 named と書かれていますが、「名付ける」よりも 「この文章でのそのように表記する」などの方がしっくり来るように思います。 具体的には、慣習に従って char * という表現をするということですね。 > .\"O .SH "RETURN VALUE" > .SH 返り値 > .\"O Usually, on success zero is returned. > .\"O A few > .\"O .BR ioctl () > .\"O requests use the return value as an output parameter > .\"O and return a nonnegative value on success. > たいていの場合、成功するとゼロが返される。 > ただし、 > .BR ioctl () > リクエストの中にはパラメータの出力に返り値を使用しているものが若干あり、 > その場合は、成功したときに非負の値が返される。 細かなことですが、「成功したときには」と「は」を補いたいと思いました。 > .\"O .SH NOTES > .SH 注意 > .\"O In order to use this call, one needs an open file descriptor. > .\"O Often the > .\"O .BR open (2) > .\"O call has unwanted side effects, that can be avoided under Linux > .\"O by giving it the > .\"O .B O_NONBLOCK > .\"O flag. > このシステムコールを使うには、オープンされたファイル・ディスクリプタが > 必要である。しばしば > .BR open (2) > コールは望んでいない副作用を伴うことがあるが、Linux では 「しばしば」を open コールの後ろにおいた方が読みやすいのですが、 いかがでしょうか。 open(2) コールはしばしば望んでいない副作用を伴うことがあるが、 以上です。 -- Akihiro MOTOKI <amoto****@gmail*****>