Akira TAGOH
akira****@tagoh*****
2012年 5月 8日 (火) 11:45:18 JST
Fedoraでman-pages-jaパッケージのメンテナをしています、たごうです。 一点のみ意見があります。 2012/5/7 Akihiro MOTOKI <amoto****@gmail*****>: > 配布物の絞込みをするより、翻訳しやすいように po4a 化などをやってほしいという > 御意見でも構いません。翻訳者が確保できるかどうかは分かりません。 > 今は翻訳者の目処が立たないのに po4a 化をするのは労力の無駄だと思うので、 > 必要に応じてするのがいいかなと思っています。 翻訳しやすくするというメリットもありますが、一番のメリットは変更箇所の追従ができることだと思います。現状では、古くなったmanは人力で探し修正する他ありません。これではユーザーが正しい日本語manかどうかを知るには英語のmanを参照する以外に手立てはなく、LANG=C manしよう、という流れにつながります。 po化することで、古い情報は根こそぎ落とすことができるので、鮮度は一目瞭然です。また、未翻訳箇所の把握も簡単にできますし、微々たるものではありますが、同じ文がある場合は共通化ができるので、いくらか作業量を減らすこともできます。 po化自体はそれほど難しいことではないので、ざっくりとgithubにpo化したman-pagesのgit repoを作ってみました。 https://github.com/tagoh/man-pages-i18n POTの中をご覧いただくとわかりますが、po化しても、敷居が以前よりはちょっとまし、という程度で、やはりroffの書式だったり、一部po4aが解釈可能な書式に変更されてたりと、癖はあります。 また、JMの方々にはあまり興味のないことかもしれませんが、po化することの他のメリットは日本語に限らず他の言語でも同様な成果が見込めることです。 翻訳リソースについては、POTをtransifexやzanataといったweb serviceに上げることで各言語の翻訳者の協力が得られるのではないかと期待しております。 -- Akira TAGOH