[JM:01028] Re: [POST:DO] at at.allow.5

Back to archive index

長南洋一 cyoic****@maple*****
2014年 8月 5日 (火) 22:18:15 JST


長南です。

> .\"O The
> .\"O .I /etc/at.allow
> .\"O and
> .\"O .I /etc/at.deny
> .\"O files determine which user can submit commands for later execution via
> .\"O .BR at (1)
> .\"O or
> .\"O .BR batch (1) .
> .I /etc/at.allow
>> .I /etc/at.deny
> ファイルは、どのユーザーが
> .BR at (1)
> もしくは
> .BR batch (1)
> によって後から実行するコマンドを登録できるのかを決定する。

語感の問題ですから微妙ですが、「後から実行する」というのは、話し言葉的な
表現だと思います。文章上では、普通、「後で実行する」と言うのではないで
しょうか。固い言い方をするなら、「後刻」です。

それから、語順を変えた方が、「どのユーザが」がどこに掛かるのか、曖昧さが
なくなるかもしれません。たとえば、

  /etc/at.allow と /etc/at.deny ファイルは、at(1) や batch(1) 経由で
  後刻実行するコマンドを、どのユーザが登録できるかを決定する。

あるいは、

  /etc/at.allow と /etc/at.deny ファイルでは、at(1) や batch(1) を使って
  後刻実行するコマンドを登録できるのは、誰と誰かを指定する。
  
ちょっと読みにくいかもしれません。では、こう。

  /etc/at.allow と /etc/at.deny ファイルは、at(1) や batch(1) 経由で
  後刻実行するために、どのユーザがコマンドの登録をできるかを決めている。

あるいは、

  /etc/at.allow と /etc/at.deny ファイルでは、後で実行するために、
  at(1) や batch(1) を使ってコマンドを登録できるユーザを限定している。

いっそのこと、意味だけ取って、こんなふうにしてしまう手もあるかもしれません。

  /etc/at.allow と /etc/at.deny ファイルは、コマンドを後で実行するために、
  どのユーザが at(1) や batch(1) を使用できるかを決めている。  

もうひとつ。

  /etc/at.allow と /etc/at.deny ファイルによって、at(1) や batch(1) 
  経由で後刻実行するためにコマンドを登録できるのは、どのユーザかが
  限定される。

どれもぴったりしませんね。submit や determine というのは、訳すのが
難しい言葉です。

> .\"O The format of the files is a list of usernames, one on each line. Whitespace
> .\"O is not permitted.
> ファイルフォーマットは、一行ごとにユーザー名を書いたリスト形式である。空
> 白は許されない。

細かいことですが、原稿ではできるだけ行末に句読点が来るようにした方が、
整形されたとき、きれいに見えます。groff は空白や改行を目安に行の整形を
しているので。

「フォーマット」は「書式」の方がわかりやすいのではないでしょうか。
「リスト形式」の「形式」はいらないと思います。たとえば、「ファイルの
書式は、1 行に 1 ユーザ名を書いたリストである」などでよいのでは。

Whitespace には、タブも含まれますから、「空白」では足りないと思います。
私は、たいてい「空白 (whitespace)」で済ませてしまいますが、「スペースや
タブは使えない」といった訳し方も考えられます。

> .\"O If the file
> .\"O .I /etc/at.allow
> .\"O exists, only usernames mentioned in it are allowed to use
> .\"O .BR at .
> もし
> .I /etc/at.allow
> ファイルが存在すれば、そこにユーザー名が書かれた者のみが
> .BR at
> の使用を許される。

この部分は、前の訳では at.1 の方にありましたが、こうなっていました。

  /etc/at.allow があれば、そこに書かれたユーザーのみが at を使える。

どちらでもよいと思います。「そこに名前を書かれたユーザのみが at を
使用できる」といったバリエーションも考えられます。

> .\"O An empty
> .\"O .I /etc/at.deny
> .\"O means that every user may use
> .\"O .BR at .
> .I /etc/at.deny
> が空の場合は、全ユーザーが
> .BR at
> を使用できることを意味する。

この部分も、前の訳では、at.1 の方にありました。

means を「... の場合は」という構文で訳したのなら、「ことを意味する」は、
いらないのではないでしょうか。もちろん、あっても構いませんし、「ことに
なる」と止める手もあると思います。

-- 
長南洋一




linuxjm-discuss メーリングリストの案内
Back to archive index