<STATUS> stat: RO ppkg: util-linux page: blkid.8 date: 2020/10/04 mail: cyoic****@maple***** name: Chonan Yoichi </STATUS> 主に訳注ですが、かなりいじったので、もう一度 RO を出します。 私が勘違いをしているようなら、御指摘ください。 それから、"probe" を「探査」から「精査」に戻しました。 probe にどういう訳語を選べばよいのかは、かなり面倒な話なんです。 --probe オプションの説明に「Switch to low-level superblock probing mode (bypassing the cache).」とあります。ですから、ファイルシステムの スーパーブロックを調べるのが、ここで言う probe の本来の働きなわけです。 もっとも、上の説明のすぐ後に、「なお、low-level probing では、 ... パーティションに関する情報もやはり報告する」と書いてありますけれど、 --probe と一緒に -D オプションを指定すると、「low-level probing モードのとき、 パーティションテーブルから取得した情報 (PART_ENTRY_* というタグ) を表示しない」 というのですから、パーティション関係の情報は、--probe にとって二義的なもの ということでしょう。 ところが、実際に --probe を付けた場合と、付けない場合とをくらべてみると、 (ぞろぞろと出てくるのは、パーティション (テーブル) 関係の情報ばかりで、) ファイルシステム関係の情報は、ext4 の場合、VERSION と USAGE しか ないのです。つまり、blkid は、--probe がなくても、ファイルシステムの スーパーブロックを調べているらしい。 そんなわけで、探りに行くことに焦点を当てる「探査」よりも、情報が詳しくなる 「精査」の方が、少しはマシな訳語ではないかと思ったのです。たった一つか 二つしか情報が増えないとしても。 今気が付いたのですが、low-level が重要なのかもしれませんね。 でも、そこまで技術的な話になると、私には分かりませんから。 例によって、添付ファイルの構成を書いておきます。 $ tar tzf blkid-2.35.2-rel2.tar.gz blkid-2.35.2-rel2/ blkid-2.35.2-rel2/po4a/ blkid-2.35.2-rel2/po4a/man8/ blkid-2.35.2-rel2/po4a/man8/blkid.patch blkid-2.35.2-rel2/po4a/man8/blkid.po blkid-2.35.2-rel2/release/ blkid-2.35.2-rel2/release/man8/ blkid-2.35.2-rel2/release/man8/blkid.8 blkid-2.35.2-rel2/original/ blkid-2.35.2-rel2/original/man8/ blkid-2.35.2-rel2/original/man8/blkid.8 -- 長南洋一 -------------- next part -------------- テキスト形式以外の添付ファイルを保管しました... ファイル名: blkid-2.35.2-rel2.tar.gz 型: application/octet-stream サイズ: 23359 バイト 説明: 無し URL: <https://lists.osdn.me/mailman/archives/linuxjm-discuss/attachments/20201004/6585065f/attachment-0001.obj>