長南です。 詳しく説明してくださって、ありがとうございます。納得しました。 > 一方、PC-9801/9821のコンソールには文字色と独立に背景色を指定する機能がなく、 > 「黒背景+8色の文字」と「黒文字+8色の背景」しか表示できません。 > このエスケープシーケンスを98x1のコンソールに食わせた場合、31(文字=赤)と > 指定してあってもその後に46(背景=シアン)があるので、文字は黒になって > しまいます こういうことをご存知だと、 > というわけで、次のような訳文になります。 > > しかし、複数のモードを同時に設定した場合 (たとえば、--underline と > --half-bright を同時に) の結果は、ハードウェア依存である。 確かに、こういう解釈になりますね。ただ、何で --underline と --half-bright を例に挙げたのだろうかという疑問は残ります。--foreground と --background でも よかったろうし、そのほうが紛れがない。--underline と --half-bright では、 結果に複数のモードを持つものを multiple modes と言った、と取れなくもありません。 でも、multiple modes で「マルチプルモード型の機能 (オプション) たち」を 意味するのは、少し無理がありそうなので、飯嶋さんのお説の方が正しそうです。 そちらにしましょう。 > #余談ですが、dependentの訳語は個人的には「依存」で統一したいところです。 > #たとえばパッケージ管理界隈での「dependency」は「依存関係」としか > #訳せないわけで、それで統一するのがスジかなと。 分かります。術語は訳語を統一すべきだと思いますし、パッケージ管理関係では、 dependency は「依存」だと思います。でも、「依存」という日本語は、 あるものがあって、それ故、別のあるものがあるというかなり強い関係を表して いますが、depend には、そういう意味で使われることもあれば、「場合によりけり」 ぐらいの軽い意味のこともあるわけです。ですから、私としては、その場その場で 臨機応変に訳すよりないと思っています。 それで、ここではどうか? 「に依存している」「次第である」、どちらも あるんじゃないでしょうか。 また、考えが変わるかもしれませんけれど、その場合はご容赦。 -- 長南洋一