元木です。 On Sat, May 1, 2021 at 8:20 PM matsuand <michio_matsu****@yahoo*****> wrote: > > matsuand と申します。質問です。 > > Linux JM プロジェクトガイドの翻訳の指針においては、 > 文体として特に理由がなければ「である調」を採用すべきことが書かれています。 > > 一般にマニュアルは「ですます調」がわかりやすくふさわしいと考えています。 > そこで質問ですが、そういった私的感覚だけで、 > 上に示した "特に理由が" あるものと解釈して頂けますか。 私の記憶をたどる限り、「である調」に統一しましょうと指針になったのは、 このプロジェクトが発足した20年以上前の話です。 私も当時から関わっていますが明確な記憶はありませんし、サイト移転で ML の履歴も消えています。明確な理由を説明できる人は今はいないと思います。 「である調」と「ですます調」が混在するのは統一感がないのでどちらかに 統一しようというのが趣旨で、「である調」になっているのは意見が多かった方に なったのだと思います。 ここまでが経緯で、個人的な印象を述べると、「ですます調」の場合、形容詞で 終わるときに少し違和感を感じます。例えば、「〜が小さい。」はしっくり来ますが、 「〜が小さいです」には違和感を感じます。 「です」は「だ」は丁寧語なので、「小さいだ」はおかしいですよね。 この場面で「ですます調」と「である調」のどちらか一方を選べと言われたら、 自分だと「である調」を選びます。 ここまでが一般論としての個人的の意見です。 > > つまり「ですます調」で訳出したものを提示した場合、受領されますか拒絶されますか。 > 「である調」への変換指示が出ますか。 ある程度の統一感は大事だと思います。 既存の翻訳があるパッケージに対してであれば、既存のルールとあわせてください、 ということになると思います。例えば、 LDP man-pages の翻訳で、一部が「である調」で 一部が「ですます調」だというのは、一番避けるべきことだと思います。 一方で、新規のパッケージであれば、その中で「である調」「ですます調」が 統一されていれば思っています。 上記の指針は筋が通っているでしょうか? 「ですます調」を使っている例外もあり、GNU coreutils では「である調」ルールに したがっていません。これはマニュアルを --help 出力から help2man で生成していて、 オリジナルの coreutils の翻訳が、基本は「ですます調」で、オプションの説明は 「である調」で、昔から行われているので、それにしたがっています。 例 http://linuxjm.osdn.jp/html/GNU_coreutils/man1/chown.1.html > > 私は近々に訳案提示を行いたく考えていますが、 > 「ですます調」での訳出を行いたく思っています。 > > プロジェクト各位のお考えをお聞かせください。よろしくお願いします。 > > matsuand > michio_matsuyama AT yahoo DOT co DOT jp > > _______________________________________________ > linuxjm-discuss mailing list > linux****@lists***** > https://lists.osdn.me/mailman/listinfo/linuxjm-discuss