[JM:03247] サーバーサイド処理の潜在バグについて

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matsuand michi****@gmail*****
2022年 2月 22日 (火) 16:17:17 JST


matsuand です。
サーバーサイドのバッチジョブ処理内にて
ちょっとした潜在バグを見つけましたので
報告しておきます。実害は現状ありません。

現状、翻訳を行う対象が
roff 形式であれば
サーバーディレクトリ manual 配下、
pod 形式であれば
サーバーディレクトリ pod 配下
にそれぞれ翻訳関連ソースを収容します。

manual と pod の双方に同名ディレクトリ、
つまりは同名パッケージを配置すると、
tarball 配布が pod のものだけになり、
manual 配下の tarball は日の目を見ません。
私はこの手のものは設計バグと解釈します。

現実に双方に同名ディレクトリが存在するものとして
sudo があるのですが、幸いなことに sudo の場合、
pod 側に translation_list を含んでおらず、これが
ために tarball が生成されないという仕様になっています。
ここにもし translation_list が存在していたら、pod
側が優先されてしまい、manual 側の tarball は消されて
しまっていました。

現実には起こる確立が相当低いと思いますが、
唯一可能性としてあるのは、pod ベースで翻訳を進め、
それを途中で断念して(そのソースは放置しておいて)、
roff ベースの翻訳に切り替えて作業を進めた場合です。
この場合、頑張って roff ベースの作業を進めても
tarball 配布に結びつかないという結果に陥ります。
pod 側に放置していたディレクトリを削除すれば、
その状況は回避できます。

現実には可能性が極めて低いことから、ジョブ処理上の
変更は行わない方向として、運用で回避する方向に
考えようかと思います。具体的には翻訳手順ドキュメント
を整備して、そこに留意事項として書き加え、そのような
状況を回避するように求めるものです。

それまでの間、なんとなく覚えておいてください。


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