matsuand です。 サーバーサイドのバッチジョブ処理内にて ちょっとした潜在バグを見つけましたので 報告しておきます。実害は現状ありません。 現状、翻訳を行う対象が roff 形式であれば サーバーディレクトリ manual 配下、 pod 形式であれば サーバーディレクトリ pod 配下 にそれぞれ翻訳関連ソースを収容します。 manual と pod の双方に同名ディレクトリ、 つまりは同名パッケージを配置すると、 tarball 配布が pod のものだけになり、 manual 配下の tarball は日の目を見ません。 私はこの手のものは設計バグと解釈します。 現実に双方に同名ディレクトリが存在するものとして sudo があるのですが、幸いなことに sudo の場合、 pod 側に translation_list を含んでおらず、これが ために tarball が生成されないという仕様になっています。 ここにもし translation_list が存在していたら、pod 側が優先されてしまい、manual 側の tarball は消されて しまっていました。 現実には起こる確立が相当低いと思いますが、 唯一可能性としてあるのは、pod ベースで翻訳を進め、 それを途中で断念して(そのソースは放置しておいて)、 roff ベースの翻訳に切り替えて作業を進めた場合です。 この場合、頑張って roff ベースの作業を進めても tarball 配布に結びつかないという結果に陥ります。 pod 側に放置していたディレクトリを削除すれば、 その状況は回避できます。 現実には可能性が極めて低いことから、ジョブ処理上の 変更は行わない方向として、運用で回避する方向に 考えようかと思います。具体的には翻訳手順ドキュメント を整備して、そこに留意事項として書き加え、そのような 状況を回避するように求めるものです。 それまでの間、なんとなく覚えておいてください。