matsuand です。 On Mon, Mar 14, 2022 at 10:10 AM 長南洋一 <cyoic****@maple*****> wrote: > > 長南です。 > > 皆さんの議論からずれているかもしれませんが、私の考えを書いておきます。 まず返信頂いた内容につき、 全般に亘って意見表明や状況確認をいただき、 感謝すると同時に、大変「上から目線」の表現に なってしまいますが、好意をもって評価いたします。 強いて申しますに、諸々の状況は、ほぼほぼ すべて「プロジェクト憲章を作成すべき」という matsuand の意見に集約できるものと思います。 プロジェクト憲章と言わないまでも、本プロジェクト の総意としてコンセンサスを採ることを意味しますが そのコンセンサスが得られれば、それはすなわち プロジェクト憲章が書けるということにつながります。 個々のすべてを網羅的に指摘することはできません が、プロジェクト憲章に結びつける論を記しておきます。 > ○ コピーライト表示について ... > 著作権を放棄・譲渡したい場合は (それが日本では有効であれ、無効であれ)、 > ヘッダの適当なところに、その旨はっきり書いておくのが、一番わかりやすい > のではないでしょうか。 著作権の譲渡は割と面倒な法的問題を含んでいるため (具体的にはあまりに法律専門的すぎて詳述できませんが) その方向はあまり考えない方がよいと思います。 すべて共同著作権者として扱われることを憲章に記せば 事足りると思います。 > ○ 著作権について ... > まとめて平たく言えば、「書いた人に敬意を払う」ということでしょう。 > その一点さえ押さえておけば、著作権の問題は、大筋では間違えないのでは > ないかと思っています。 残念ながらその点だけでは不十分で、先にも書いたとおり 編集、改訂、(再)頒布、等々を(無償)許諾する旨を 現行著作者が合意していなければなりません。 プロジェクト憲章に書いて、それを受容することを条件 とすれば実現できます。 > ○ 当プロジェクトのような共同作業における著作権の緩和 > > ただし、このプロジェクトのように、共同で何かをする場合には、すこし > 違うところがあります。上の 1) は、変わりません。しかし、2) と 3) に > ついては、「ある条件」のもとでは、前の人が書いた文章を使用することや、 > それを変更することを認めることになります (盗用や改竄とは見なさない)。 > そうしなければ、翻訳の引き継ぎも出来なければ、訳文の改善も出来ないからです > (もちろん、まったくゼロから訳しても構いませんが)。 ... > 私としては、こうしたことは、訳者の引き継ぎを想定している当プロジェクト > のようなところでは、暗黙の了解事項だと思っていました (一種の紳士協定)。 > そして、ここ十年ほど、そのように行動してきました。 直前の指摘にも含まれる考え方ですが、 引き継ぎが出来なくなる点や改善ができなくなる点が 存すること、暗黙の了解事項、紳士協定といったことは、 著作権侵害の訴えに対する対抗要件とはなり得ません。 希望的観測でそう願っているだけにすぎない内容です。 であるからこそ、プロジェクト憲章です。 > 当プロジェクトでは、既成の訳文の再利用と変更を認めるのですから、実のところ、 > 著作権の放棄や譲渡には、あまり意味がないのではないかと思います。 訳文の再利用や変更を認める権限は、当プロジェクトには ありません。(そんな強権的なプロジェクトはどこの社会にも 存在しえないと思います) その権限はあくまで著作者のみに存在します。 「あまり意味がない」とする後段部分ですが、 申し訳ないですが、これはどこに行っても通じない論と思います。 提訴されたら簡単に敗訴するだけです。 > ○ 翻訳履歴について この件はプロジェクト憲章とは離れます。 翻訳履歴を書くべきとするお考えに関してですが、 私は面倒だから反対です。今の世において そんなことをする必要を感じません。なぜなら 我々は git システムを使っているからです。 git log を見れば一目瞭然で、誰が何を したか、どの文面がどの文字が誰の変更に よるものか、そして極論すればその変更改修 によって著作権の帰属が(共同)著作者の うちの誰に及ぶか、など、完璧に判明する はずだからです。 ご存知ですか? ソフトウェアによっては ChangeLog の記述内容を git log の 出力結果で代用しているものもあるくらい ですよ。 以上です。ありがとうございます。