= Pleiades 翻訳ルール 基本は Pleiades 辞書の元となっている過去に配布されてきた eclipse.org の言語パック (IBM NLS 翻訳ガイドがベース) に合わせます。しかし、これら eclipse.org の言語パックは各サブ・プロジェクト間で完全に統一されていなかったため、Pleiades への辞書取り込み時に多くの部分を最適化、統一、誤訳修正しています。これらを踏まえた上で訳を辞書に新規追加、修正する際の基本的な考え方を下記に示します。 * 辞書式である性格上、同じ英文は同じ日本語訳となり自動的に統一されます。 * '''Pleiades では辞書自体が用語辞書である'''という考えのもと、翻訳が行われています。つまり訳を辞書に追加する場合は必ず既存辞書 (conf/translation.properties) から用法を検索し、言い回しや出現頻度が多いものを使用します。ほとんどの場合、似たような訳は既に存在しています。 * 統一されていない部分、統一できない部分も辞書に存在しています。 * 取り込み元となった eclipse.org 言語パック、別途追加した訳にももちろん誤訳は存在していると思います。 * 明らかな間違いでない限り過去のリソースを優先します。 * 明らかな間違いが判明した場合は、同様の語句、言い回しをすべて修正します。ただし、これは辞書全体に影響を及ぼすため、安易に行うことはありません。 == ●語句の統一 代表的なもの下記に示します。なお、辞書に追加した語句が統一されていなくても、いくつかの項目や言い回し (現在約 80 項目) は Pleiades が持つ翻訳ルール・エンジンにより統一されます。 * shared=共用 (共有ではない) * save=保管 (保存ではない) * preserve=保存 (ただし文脈により保持でも良い) * remove=除去 (削除ではない) * delete=削除 == ●半角スペース 隣接する英数字と全角文字の間に挿入します。 正しい例) * ObjectWeb コンソーシアム Eclipse 更新サイトです。 ただし括弧の内側およびコロンやはてなの左側には挿入しません。 正しい例) * 英数字以外の 1 文字 (単語の文字以外): * 削除しますか? == ●中黒 (・) 隣接するカタカナ単語の区切り文字として用います。 正しい例) * ODA フラット・ファイル == ●長音 末尾の長音は JIS と異なり伸ばします。 正しい例) * プロパティー * パラメーター名 * 構造イテレーターです * エンティティー == ●複数形の省略 正しい例) * TODOs=TODO == ●訳の省略 * 通常、1 人称 (I)、2 人称 (You) は訳しません。 * 3 人称 (It など) も省略されほうが多い。 正しい例) * I Agree=同意します * Do you wish to remove it?=除去しますか? == ●使用しない漢字 正しい例) * できません (出来ません ではない) == ●訳さない単語 英単語で既によく利用されているもの 正しい例) * Web * Bean * Apache * : == ●カタカナに訳す単語 正しい例) * location=ロケーション * validator=バリデーター (でも validation は検証) * archetype=アーキタイプ * artifact=アーティファクト * : == ●カタカナに訳さない単語 正しい例) * annotation=注釈