= Express5800/i110Ra-1h = == 対象ディストリビューション:Red Hat Enterprise Linux ES3 Update8 ( KERNEL 2.4.21-47.EL ) == 記号の意味[[BR]] ◎…当該ディストリビューションで動作可能[[BR]] ○…当該ディストリビューションに最新ドライバ等を適用し動作可能[[BR]] ×…動作不可[[BR]] -…未サポート[[BR]] 本動作確認情報は、下記事項をよくご理解いただいた上でご利用ください。 * インストールは起動などの基本動作の確認を行なっています。 * 特別な設定が必要なものに関しては、動作レポート内に設定方法が記されています。 * インストール時のヘルプデスク対応、トラブル対応等に関するお問合せにはお答えできません。 * ハードウェアのサポートは、Windowsと同様にディストリビューション、カーネル、ドライバなどに依存しないサポートを !ExpressSupportPack などの各種保守サービスにてご提供します。 * Express5800シリーズでは、安心してLinuxを利用いただくためのサポートサービス「Linuxサービスセット」(有償)を用意しています。詳しくは[http://www.express.nec.co.jp/linux/supported/index.html こちら]を参照ください。 [[PageOutline(start=2, depth=9, type=unordered)]] == ■製品情報 == ハードウェア製品情報は[product_i110Ra-1h こちら]を参照してください。 == ■インストール確認 == === ハードウェア構成 === ==== 構成1 (SATA2) ==== N8100-1366Y:Express5800/i110Ra-1h ディスクレスモデル Pentium M 1.73GHz×1[[BR]] N8102-242:512MB増設メモリボード×1[[BR]] N8150-204A:増設用80GB HDD (SATA2/300/7200rpm)×1[[BR]] N8150-205A:増設用160GB HDD (SATA2/300/7200rpm)×1[[BR]] N8160-64:外付けDVD-ROM×1 ==== 構成2 (AACRAID) ==== N8100-1368Y:Express5800/i110Ra-1h ディスクレスモデル Pentium M 2GHz×1[[BR]] N8102-242:512MB増設メモリボード×1[[BR]] N8150-206A:増設用250GB HDD (SATA2/300/7200rpm) [RAID1]×2[[BR]] N8116-06:PCI RiserCard×1[[BR]] -:Adaptec 2410SA (SATA RAID)×1[[BR]] N8160-64:外付けDVD-ROM×1[[BR]] N8170-20:109型キーボード(W)×1[[BR]] N8170-15:マウス(2ボタン、ホイール付)×1 === 動作確認 === ==== 構成1 ==== * 評価項目:結果:コメント * '''OSのインストール:◎(注1)''':CD-ROM からの Boot にてインストール。 * '''X-Windowの動作:◎''':1024x768 LCD (注2) * '''PS/2 マウス・キーボード:◎''': * '''標準LANポート:◎''':telnet, ftpの動作を確認。 * '''CPUの認識:◎''':cat /proc/cpuinfo を確認。 * '''メモリの認識:◎''':cat /proc/meminfo を確認。 * '''作成パーティション数:14''':ドライブ全領域を使用。 * '''ハードドライブ:◎''':ファイルのコピー/比較を確認。 * '''RAIDドライブの縮退動作:-''':電源断後にRAID構成のHDDを1つ取外しても、起動・動作。 * '''RAIDドライブの再構築:-''':電源断後にDEADのDISKを交換し、POSTユーティリティにて再構築後、起動・動作。 * '''RAIDユーティリティ(ASM)の動作:-''':Degrade/Optimal 状態の表示。 * '''負荷ランニング:48h''':各ドライブ、ネットワーク・ドライブへの負荷。 * '''再起動:10''':繰り返し回数。 * '''シリアル・コンソール:◎''':設定を行うことで、コンソール出力が表示される。ログインできる。 '''(注1)'''インストールに際して、BIOS設定の変更を行ってください。これによりHDDがDMAモードで動作します(SCSIドライブとして認識されます)。 BIOS設定変更手順[[BR]] 1. 起動時にF1キーで、BIOSセットアップメニューに入る。 2. Advancedメニューを開く。 3. Integrated Peripherals を選択。 4. On Chip IDE Device を選択し、次の設定を行う。[[BR]] On-Chip Serial ATA : Combined Mode[[BR]] PATA IDE Mode : Secondary [[BR]] インストール時の手順[[BR]] 1. インストールの初期に「Warning」という表題で「No Hard drive have faund.....」という表示がでた場合、YESを押し、下記の2-4までの操作を行います。この表示が出ない場合は、2-4までは実施しません。 2. 「Devices」という表題がでたら、Add Device を押します。 3. 「Select Device Driver to Load」という表題がでたら、タブ・キーと矢印キーを使って、「Intel PIIX/ICH ATA controllers (ata_piix)」を選択し、OKを押します。 4. 「Devices」という表題がでたら、Doneを押します。 5. 以降は通常のインストールを実行します。 インストール後の手順[[BR]] 1. /etc/modules.confファイルを編集し、次のような行がある場合は削除します。[[BR]] # alias scsi_hostadapter ahci[[BR]] また、次のような行がない場合は追加します。[[BR]] # alias scsi_hostadapter ata_piix 2. 上で/etc/modules.confを編集した場合、下記のコマンドを順に実施します。編集しなかった場合は必要ありません。[[BR]] # cd /boot[[BR]] # mkinitrd -f initrd-2.4.21-47.EL.img 2.4.21-47.EL 3. システムを再起動します。 以上でインストール作業は終了です。 '''(注2)'''モニタあるいはVGA折り返しコネクタを接続した状態でOSを起動してください 未接続の場合、起動後にモニタを接続しても表示ができないことがあります。 ==== 構成2 ==== * 評価項目:結果:コメント * '''OSのインストール:◎''':CD-ROM からの Boot にてインストール。 * '''X-Windowの動作:◎''':1024x768 LCD (注2) * '''PS/2 マウス・キーボード:◎(注3)''': * '''標準LANポート:◎''':telnet, ftpの動作を確認。 * '''CPUの認識:◎''':cat /proc/cpuinfo を確認。 * '''メモリの認識:◎''':cat /proc/meminfo を確認。 * '''作成パーティション数:14''':ドライブ全領域を使用。 * '''ハードドライブ:◎''':ファイルのコピー/比較を確認。 * '''RAIDドライブの縮退動作:◎''':電源断後にRAID構成のHDDを1つ取外しても、起動・動作。 * '''RAIDドライブの再構築:◎''':電源断後にDEADのDISKを交換し、POSTユーティリティにて再構築後、起動・動作。 * '''RAIDユーティリティ(ASM)の動作:○(注4)''':Degrade/Optimal 状態の表示。 * '''負荷ランニング:48h''':各ドライブ、ネットワーク・ドライブへの負荷。 * '''再起動:10''':繰り返し回数。 * '''シリアル・コンソール:◎''':設定を行うことで、コンソール出力が表示される。ログインできる。 '''(注2)'''モニタあるいはVGA折り返しコネクタを接続した状態でOSを起動してください 未接続の場合、起動後にモニタを接続しても表示ができないことがあります。 '''(注3)'''この構成では、PS/2 マウス・キーボードを未接続の場合に起動できないことがあります。この問題は、BIOS ver 1.70 にアップデートすることで解決します。 [http://www.express.nec.co.jp/dload/y2k/y2k_bios.html こちら ( U3B10170.EXE 管理No.2217001151 )] から入手し、適用してください。 '''(注4)'''[http://www.adaptec.com/en-US/speed/raid/aac/sm/asm_linux_v4_30-16038_rpm.htm アダプテック社サイト]から Adaptec Storage Manager under Linux and VMware v4.30-16038 (asm_linux_v4.30-16038.rpm) を入手してインストールしました。 == ■HDD増設 == * 型番:機器名称:結果:評価概要 * '''N8150-204A:増設用80GB HDD(SATA2/300/7200rpm):◎''':ファイルのコピー/比較動作を確認。 * '''N8150-205A:増設用160GB HDD(SATA2/300/7200rpm):◎''':同上 * '''N8150-204A:増設用250GB HDD(SATA2/300/7200rpm):◎''':同上 == ■メモリ増設 == * 型番:機器名称:結果:評価概要 * '''N8402-242:512MB増設メモリボード×1:◎''':cat /proc/meminfo にて計1GBを確認。 * '''N8402-243:1GB増設メモリボード×2:◎''':cat /proc/meminfo にて計2GBを確認。 == ■LAN増設 == * 型番:機器名称:結果:評価概要 * '''N8104-88:100BASE-TX接続ボード(LowPro)×1:◎''':telnet, ftpの動作を確認。 * '''N8104-115:1000BASE-T接続ボード(LowPro)×1:◎''':同上 == ■USB機器 == * 型番:機器名称:結果:評価概要 * '''N8460-002:USB FDD×1:◎''':OS起動後に接続して自動認識に問題なし。ファイルのコピー/比較を確認。 * '''N8160-64:外付けDVD-ROM×1:◎''':同上