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= Express5800/i120Rg-1 =

== 対象ディストリビューション:FreeBSD 6.2-RELEASE ==

http://www.express.nec.co.jp/linux/distributions/confirm/i120Rg-1/i120Rg-1_FBSD62.html

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== ■製品情報 ==
ハードウェア製品情報は[product_i120Rg-1 こちら]を参照してください。

== ■インストール確認 ==
=== ハードウェア構成 ===
==== 構成1 (SATA) ====
N8100-1357Y:Express5800/i120Rg-1 SATA ディスクレスモデル XD2/1.60G(4)×1[[BR]]
N8150-207A:増設用80GB HDD(SATA2,7200rpm,!HotPlug)×1[[BR]]
N8150-208A:増設用160GB HDD(SATA2,7200rpm,!HotPlug)×1[[BR]]
N8150-209A:増設用250GB HDD(SATA2,7200rpm,!HotPlug)×1[[BR]]

==== 構成2 (SAS) ====
N8100-1359Y:Express5800/i120Rg-1 3.5インチSAS ディスクレスモデル XD2/L2.33G(4)×1[[BR]]
N8150-199:増設用36.3GB HDD(SAS,15000rpm)×1[[BR]]
N8150-200:増設用73.2GB HDD(SAS,15000rpm)×1[[BR]]
N8150-201:増設用146.5GB HDD(SAS,15000rpm)×1[[BR]]

==== 構成3 (SAS-ZCR) ====
N8100-1359Y:Express5800/i120Rg-1 3.5インチSAS ディスクレスモデル XD2/L2.33G(4)×1[[BR]]
N8103-99:ディスクアレイコントローラ(SAS HDD用 0ch)×1[[BR]]
N8150-201:増設用146.5GB HDD(SAS,15000rpm)(SAS-ZCR,RAID5)×3[[BR]]
N8460-002:外付FDD (USB接続)×3[[BR]]

==== 構成4 (SAS) ====
N8100-1360Y:Express5800/i120Rg-1 2.5インチSAS ディスクレスモデル XD2/L2.33G(4)×1[[BR]]
N8150-219:増設用36.3GB HDD(2.5インチSAS,10000rpm)×3[[BR]]
N8150-220:増設用73.2GB HDD(2.5インチSAS,10000rpm)×3[[BR]]

==== 構成5 (SAS-ZCR) ====
N8100-1360Y:Express5800/i120Rg-1 2.5インチSAS ディスクレスモデル XD2/L2.33G(4)×1[[BR]]
N8103-99:ディスクアレイコントローラ(SAS HDD用 0ch)×1[[BR]]
N8150-228:増設用146.5GB HDD(2.5インチSAS,10rpm)(SAS-ZCR,RAID5)×3[[BR]]
N8460-002:外付FDD (USB接続)×3[[BR]]

==== 注 ====
※オンボードディスクアレイ機能(LSI Logic Embedded MegaRAID)は使用できません。[[BR]]
※N8116-09 ライザカード(PCIEXPRESS)は使用できません。[[BR]]
※ディスクアレイコントローラ( N8103-91/-101/-103 )は、N8116-09 ライザカードが使用できないため使用できません。

'''ここまでやった'''

=== 動作確認 ===

==== 構成1 ====
 * 評価項目:結果:コメント
 * '''OSのインストール:○''':CD-ROM からのBootにてインストール。[#footnote (注1)]
 * '''X Window Systemの動作:◎''':1024x768 LCD
 * '''PS/2 マウス・キーボード:◎'''
 * '''標準LANポート:○''':telnet,ftpの動作を確認。[#footnote (注2)]
 * '''CPUの認識:◎''':dmesgを確認。
 * '''メモリの認識:◎''':dmesgを確認。
 * '''作成パーティション数:28''':ドライブ全領域を使用。(4slice x 7partition)
 * '''ハードドライブ:◎''':ファイルのコピー/比較を確認。
 * '''USBフロッピードライブ:◎''':OS起動後に接続(ホットプラグ)して自動認識されることを確認。ファイルのコピー/比較を確認。
 * '''USB DVD-ROMドライブ:◎''':同上
 * '''RAIDドライブの縮退動作:-''':電源断後にRAID構成のHDDを1つ取外しても、起動・動作。[#footnote (注3)]
 * '''RAIDドライブの再構築:-''':電源断後にDEADのDISKを交換し、起動することで運用中再構築。[#footnote (注3)]
 * '''負荷ランニング:48H''':ハードドライブ,CD,FDD,ネットワークへの負荷。[#footnote (注5)]
 * '''再起動:12H''':システム起動後10分で再起動を繰り返す試験。
 * '''シリアル・コンソール:?''':コンソール出力が表示され、ログインできる。

==== 構成2 ====
 * 評価項目:結果:コメント
 * '''OSのインストール:○''':CD-ROM からのBootにてインストール。[#footnote (注1)]
 * '''X Window Systemの動作:◎''':1024x768 LCD
 * '''PS/2 マウス・キーボード:◎'''
 * '''標準LANポート:○''':telnet,ftpの動作を確認。[#footnote (注2)]
 * '''CPUの認識:◎''':dmesgを確認。
 * '''メモリの認識:◎''':dmesgを確認。
 * '''作成パーティション数:28''':ドライブ全領域を使用。(4slice x 7partition)
 * '''ハードドライブ:◎''':ファイルのコピー/比較を確認。
 * '''USBフロッピードライブ:◎''':OS起動後に接続(ホットプラグ)して自動認識されることを確認。ファイルのコピー/比較を確認。
 * '''USB DVD-ROMドライブ:◎''':同上
 * '''RAIDドライブの縮退動作:◎''':電源断後にRAID構成のHDDを1つ取外しても、起動・動作。[#footnote (注3)]
 * '''RAIDドライブの再構築:◎''':電源断後にDEADのDISKを交換し、起動することで運用中再構築。[#footnote (注3)]
 * '''負荷ランニング:48H''':ハードドライブ,CD,FDD,ネットワークへの負荷。[#footnote (注5)]
 * '''再起動:12H''':システム起動後10分で再起動を繰り返す試験。
 * '''シリアル・コンソール:◎''':コンソール出力が表示され、ログインできる。

==== 脚注 ==== #footnote
'''(注1)''' CDブートでのインストールはNG。インストールCDよりBoot/KernelFDを作成してインストール実施しました。
 * FreeBSD5.4CD内、/floppies/配下、kern1.flp,kern2.flp,boot.flpからFDを作成してください。
 * FDDより起動させるため以下のBIOS設定(Boot配下)を変更してください。
   * 変更前[[BR]]
     First Boot Device [ CD-ROM ][[BR]]
     Second Boot Device ![Removable][[BR]]
   * 変更後[[BR]]
     First Boot Device ![Removable][[BR]]
     Second Boot Device [ CD-ROM ]

'''(注2)''' インストール時に標準LANが認識されないため、以下のドライバを適用して認識/動作確認を行いました。
 * 1000B-T (em) : 100B-TXでのカーネル再構築/再起動後に実施してください。
   1. Intel社Webよりem-2.1.7.tar.gzをDL(2006年2月現在)。
   2. DLしたファイルを展開[[BR]]
      # tar zxvf em-2.1.7.tar.gz
   3. # cd em-2.1.7/src
   4. # make
   5. # make install
   6. "/boot/loader.conf"に以下の行を追加[[BR]]
      if_em_load="YES"
   7. 再起動

 * 100B-TX (fxp)
   1. /usr/src/sys/dev/fxp/if_fxp.c(L175辺り)に以下の行を追加[[BR]]
      `{ 0x1064, -1, "Intel 82562EZ (ICH6)" },`[[BR]]
      '''`{ 0x1065, -1, "Intel82562GZ" }` , ← 追加'''[[BR]]
      `{ 0x1209, -1, "Intel 82559ER Embedded 10/100 Ethernet" },`
   2. 作業領域へ移動[[BR]]
      `# cd /usr/src/sys/i386/conf`
   3. 設定ファイルをコピー[[BR]]
      `# cp GENERIC GENIC`
   4. 設定ファイルを編集し、ファイル内の"GENERIC"を"GENIC"に変更[[BR]]
      `# vi GENIC`
   5. `# config GENIC`
   6. `# cd ../compile/GENIC`
   7. `# make depend;make`
   8. `# make install`[[BR]]
      現行カーネルkernelはkernel.old にバックアップされる。
   9. 再起動

'''(注3)''' FreeBSDで動作可能なRAID監視/管理ユーティリティはありません。ソフトウェアからはRAID状態の確認ができませんのでご注意願います。

'''(注4)''' 高負荷時に発生し得る現象について
 1. ディスクのスペースが十分ある(du コマンドで確認した使用量は総容量の数%程度)にもかかわらず、ディスク使用量が100%を超え"no spaceleft"のエラーが発生する場合があります。[[BR]]
    本現象発生時にはtunefsコマンドを使用し、minifreeの値(Default=8%)を5%程度に変更することで、エラーを回避できることを確認しています。

== ■HDD増設 ==
 * 型番:機器名称:結果:評価概要
 * '''N8150-204A:増設用80GB HDD(SATA2/300/7200rpm):◎''':ファイルのコピー/比較動作を確認。
 * '''N8150-205A:増設用160GB HDD(SATA2/300/7200rpm):◎''':同上
 * '''N8150-206A:増設用250GB HDD(SATA2/300/7200rpm):◎''':同上

== ■LAN増設 ==
 * 型番:機器名称:結果:評価概要
 * '''N8104-88:100BASE-TX接続ボード(!LowProfile)×1:◎''':telnet, ftpの動作を確認。(注1)
 * '''N8104-115:1000BASE-T接続ボード(!LowProfile)×1:◎''':同上

'''(注1)''' InboxドライバでNICは認識されますが、OnboardNICの動作上、updateしたドライバで動作確認を実施しました。

== ■USB機器 ==
 * 型番:機器名称:結果:評価概要
 * '''N8460-002:外付け FDD×1:◎''':ホットプラグでの挿抜して動作可能なことを確認
 * '''N8160-64:外付けDVD-ROM×1:◎''':同上