Kentaro Shirakata
argra****@users*****
2006年 4月 12日 (水) 20:49:49 JST
Index: docs/perl/5.8.4/perl584delta.pod diff -u docs/perl/5.8.4/perl584delta.pod:1.2 docs/perl/5.8.4/perl584delta.pod:1.3 --- docs/perl/5.8.4/perl584delta.pod:1.2 Sun Apr 9 03:02:07 2006 +++ docs/perl/5.8.4/perl584delta.pod Wed Apr 12 20:49:49 2006 @@ -17,6 +17,8 @@ =head1 Incompatible Changes +(互換性のない変更) + =begin original Many minor bugs have been fixed. Scripts which happen to rely on previously @@ -63,6 +65,8 @@ =head1 Core Enhancements +(Core の拡張) + =head2 Malloc wrapping =begin original @@ -151,6 +155,8 @@ =head1 Modules and Pragmata +(モジュールとプラグマ) + =begin original The (mis)use of C</tmp> in core modules and documentation has been tidied up. @@ -169,6 +175,8 @@ =head2 Updated modules +(更新されたモジュール) + =over 4 =item Attribute::Handlers @@ -453,6 +461,8 @@ =head1 Changed Internals +(内部の変更) + =begin original Some bugs have been fixed in the hash internals. Restricted hashes and @@ -479,6 +489,8 @@ =head1 Platform Specific Problems +(プラットフォーム依存の問題) + =begin original This release is known not to build on Windows 95. @@ -546,7 +558,7 @@ =end original -F<README >ファイルに一般的なことがあります。 +F<README> ファイルに一般的なことがあります。 =begin original @@ -557,3 +569,10 @@ F<Artistic> 及び F<Copying> ファイルに著作権情報があります。 =cut + +=begin meta + +Translate: Kentaro Shirakata <argra****@ub32*****> +License: Same as Perl + +=end meta Index: docs/perl/5.8.4/perl58delta.pod diff -u docs/perl/5.8.4/perl58delta.pod:1.1 docs/perl/5.8.4/perl58delta.pod:1.2 --- docs/perl/5.8.4/perl58delta.pod:1.1 Wed Apr 12 05:21:11 2006 +++ docs/perl/5.8.4/perl58delta.pod Wed Apr 12 20:49:49 2006 @@ -2243,7 +2243,7 @@ C<List::Util>はGraham Barrによるものですが、sum()やmin(), first()及び shuffle()などのようなリストに関する一般的なユーティリティサブルーチンが -集まったものです。L<List::Util>。 +集まったものです。L<List::Util>を参照してください。 =item * @@ -2256,6 +2256,10 @@ =end original +Neil Bowers による C<Locale::Constants>, C<Locale::Country>, C<Locale::Currency> +C<Locale::Language>, L<Locale::Script> が追加されました。 +フランスは "fr"、アメリカドルは "usd"、日本は "ja" といった、 +さまざまなロケール標準のコードを提供します。 use Locale::Country; @@ -2269,6 +2273,8 @@ =end original +L<Locale::Constants>, L<Locale::Country>, L<Locale::Currency>, +L<Locale::Language> を参照してください。 =item * @@ -2281,6 +2287,10 @@ =end original +Sean Burke による C<Locale::Maketext> はローカライズフレームワークです。 +L<Locale::Maketext> と L<Locale::Maketext::TPJ13> を参照してください。 +後者はソフトウェアローカライズに関する記事で、 +The Perl Journal #13 に掲載され、許諾の元に再配布されています。 =item * @@ -2291,6 +2301,9 @@ =end original +Tels からの C<Math::BigRat> は Math::BigInt 及び Math::BigFloat と使う、 +巨大な有理数を扱うためのモジュールです。 +L<Math::BigRat> を参照してください。 =item * @@ -2301,6 +2314,9 @@ =end original +C<Memoize> は Mark-Jason Dominus によるもので、 +サイズを速度の引き換えにして関数を速くします。 +L<Memoize> を参照してください。 =item * @@ -2312,7 +2328,7 @@ =end original -C<MIME::Base64>はGisle Aasによるものですが、 +C<MIME::Base64> は Gisle Aas によるもので、 RFC 2045 - I<MIME (Multipurpose Internet Mail Extensions)> に従って base64 エンコードを可能にします。 @@ -2341,9 +2357,10 @@ =end original -C<MIME:QuotedPrint>はGisle Aasによるものですが、RFC 2045 - -I<MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)>で定義されている -quoted-printable encodingでデータをエンコードすることを可能にします。 +C<MIME:QuotedPrint> は Gisle Aas によるもので、 +RFC 2045 - I<MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)>で +定義されている quoted-printable encoding でデータをエンコードすることを +可能にします。 use MIME::QuotedPrint; @@ -2370,6 +2387,8 @@ =end original +C<NEXT> は Damian Conway によるもので、メソッドの再ディスパッチの +ための擬似クラスです。L<NEXT> を参照してください。 =item * @@ -2394,6 +2413,11 @@ =end original +C<PerlIO::scalar> は Nick Ing-Simmons によるもので、 +"インメモリ" な Perl スカラのための上述した IO 実装を提供します。 +これはまたローダブル PerlIO 層の例となっています。 +その他の将来の可能性としては PerlIO::Array と PerlIO::Code があります。 +L<PerlIO::scalar> を参照してください。 =item * @@ -2405,6 +2429,9 @@ =end original +C<PerlIO::via> は Nick Ing-Simmons によるもので PerlIO 層として +振る舞い、(典型的には Perl コードで実装された) クラスで提供される +PerlIO 層の機能をラップします。 =item * @@ -2455,8 +2482,8 @@ =end original -C<Pod::Text::Overstrike>はJoe Smithによるものですが、 -追加されました。overstrike文章をPODデータにコンバートしてくれます。 +Joe Smith による C<Pod::Text::Overstrike>が追加されました。 +PODデータをフォーマットされた overstrike 文章にコンバートします。 L<Pod::Text::Overstrike>を参照してください。 =item * @@ -2497,6 +2524,16 @@ =end original +C<Storable> は Perl データを高速でコンパクトなバイナリフォーマットで +ファイルに保存及びファイルから読み込むことで、 +Perl データ構造に永続性を与えます。 +Storable が Perl データ構造を直列化するので、 +これによって深い階層的なデータ構造をコピーすることが出来ます。 +Storable は Raphael Manfredi が作成しましたが、 +現在は Abhijit Menon-Sen によって保守されています。 +Storable は 二つの新しいハッシュ機能である Unicode キーと +制限ハッシュを理解するように拡張されました。 +L<Storable> を参照してください。 =item * @@ -2506,7 +2543,7 @@ =end original -C<Switch>はDamian Conwayによるものですが、追加されました。単に: +Damian Conway による C<Switch> が追加されました。単に: use Switch; @@ -2551,6 +2588,9 @@ =end original +Michael Schwern による C<Test::More> は テストスクリプトを書くための +フレームワークの一種で、Test::Simple より拡張されています。 +L<Test::More> を参照してください。 =item * @@ -2561,7 +2601,7 @@ =end original -C<Test::Simple>はMichael Schwernによるテストを書くための基礎となる +C<Test::Simple>は Michael Schwern によるテストを書くための基礎となる ユーティリティです。L<Test::Simple>を参照してください。 =item * @@ -2573,8 +2613,8 @@ =end original -C<Text::Balanced>はDamian Conwayによるもので、複数の文字列から区切られた -テキストの連続を抽出するためのものですが、追加されることになりました。 +文字列から区切られた一連のテキストを展開するための、 +Damian Conway による C<Text::Balanced> が追加されました。 use Text::Balanced 'extract_delimited'; @@ -2615,12 +2655,12 @@ =end original -C<threads>がArthur Bergmanによるものですが、インタプリタスレッドへの -インターフェースです。インタプリタスレッド(ithreads)はPerl5.6で導入された +Arthur Bergman による C<threads>は、インタプリタスレッドへの +インターフェースです。インタプリタスレッド(ithreads)は Perl5.6 で導入された 新しいスレッドモデルでしたが拡張機能を書く人に対して内部形式の インターフェースのみしか利用できませんでした (また、Win32のPerlではC<fork()>のエミュレーションのためのものでした)。 -L<threads>、L<threads::shared>及びL<perlthrtut>を参照してください。 +L<threads>, L<threads::shared>, L<perlthrtut> を参照してください。 =item * @@ -2632,9 +2672,7 @@ =end original C<threads::shared>はArtur Bergmanによるものですが、インタプリタスレッドで -データを共有することを可能にします。データの共有が不明瞭である -古い5.005でのスレッドモデルに対するものとして、ithreadsモデルではスレッド間での -データの共有は明示的でなくてはなりません。<threads::shared>を参照してください。 +データを共有することを可能にします。<threads::shared>を参照してください。 =item * @@ -2645,6 +2683,9 @@ =end original +C<Tie::File> は Mark-Jason Dominus によるもので、 +Perl の配列をファイルの行と関連付けます。 +L<Tie::File> を参照してください。 =item * @@ -2655,6 +2696,9 @@ =end original +C<Tie::Memoize> は Ilya Zakharevich によるもので、 +オンデマンドで読み込まれるハッシュを提供します。 +L<Tie::Memoize> を参照してください。 =item * @@ -2666,9 +2710,10 @@ =end original -C<Tie::RefHash::Nestable>はEdward Avisによるものですが、ハッシュのリファレンスを -格納することを可能にします(Tie::RefHashとは異なるものです)。本モジュールは -Tie::Refhashを含んでいます。L<Tie::RefHash>を参照してください。 +C<Tie::RefHash::Nestable>はEdward Avisによるもので、ハッシュのリファレンスを +格納することを可能にします(標準の Tie::RefHash とは異なるものです)。 +本モジュールは Tie::Refhash に含まれています。 +L<Tie::RefHash>を参照してください。 =item * @@ -2679,7 +2724,7 @@ =end original -C<Time::HiRes>はDouglas E. Wegcheidによるものですが、高精度の +C<Time::HiRes>はDouglas E. Wegcheidによるもので、高精度の 時間操作(ualarm, usleep, and gettimeofday)を提供します。 L<Time::HiRes>を参照してください。 @@ -2705,9 +2750,9 @@ =end original -C<Unicode::Collate>はSADAHIRO Tomoyukiによるものですが、Unicode文字列を -ソートするためのUCA(Unicode Collation Algorithm)の実装です。 -L<Unicode::Collate>を参照してください。 +C<Unicode::Collate> は SADAHIRO Tomoyuki によるもので、Unicode 文字列を +ソートするための UCA(Unicode Collation Algorithm) の実装です。 +L<Unicode::Collate> を参照してください。 =item * @@ -2718,6 +2763,9 @@ =end original +C<Unicode::Normalize> は SADAHIRO Tomoyuki によるもので、 +さまざまな Unicode の正規化方法を実装しています。 +L<Unicode::Normalize> を参照してください。 =item * @@ -2729,6 +2777,9 @@ =end original +C<XS::APItest> は Tim Jenness によるもので、XS API を学ぶためのテスト拡張です。 +現在のところ C<printf()> のみがテストされています: +XS からさまざまな基本データを出力する方法です。 =item * @@ -2740,6 +2791,10 @@ =end original +C<XS::Typemap> は Tim Jenness によるもので XS タイプマップを +学ぶためのテスト拡張です。 +何もインストールされませんが、コードは拡張を書く人々にとっては +学ぶ価値のあるものです。 =back @@ -2761,6 +2816,12 @@ =end original +以下の独立してサポートされているモジュールが +CPAN から最新のバージョンに更新されました: +CGI, CPAN, DB_File, File::Spec, File::Temp, +Getopt::Long, Math::BigFloat, Math::BigInt, the podlators bundle +(Pod::Man, Pod::Text), Pod::LaTeX [561+], Pod::Parser, Storable, +Term::ANSIColor, Test, Text-Tabs+Wrap. =item * @@ -2770,7 +2831,7 @@ =end original -attributes::reftype()は現在を持ってtieされた引数で動作するようになりました。 +attributes::reftype()は現在を持って tie された引数で動作するようになりました。 =item * @@ -2780,7 +2841,7 @@ =end original -AutoLoaderはC<no AutoLoader;>によって利用不可にすることが +AutoLoader は C<no AutoLoader;>によって無効にすることが 可能になりました。 =item * @@ -2794,6 +2855,10 @@ =end original +B::Deparse は Robin Houston によって大きく拡張されました。 +ほとんど全てのテストスイートを逆パースできるようになりました +(テストは成功するままです)。 +これを試すための make ターゲットは "test.deparse" です。 =item * @@ -2805,6 +2870,9 @@ =end original +Carp はよりよいインターフェースドキュメントが付き、 + @ ISA と独立してエラーがどこで報告されるかを追加で制御するための + @ CARP_NOT インターフェースが Ben Tilly によって追加されました。 =item * @@ -2857,6 +2925,8 @@ =end original +Data::Dumper には B::Deparse を使ったコードリファレンスをダンプする +オプションが付きました。 =item * @@ -2867,6 +2937,8 @@ =end original +DB_File は新しいバージョンの Berkeley DB に対応し、 +さまざまな改良も行われました。 =item * @@ -2878,6 +2950,9 @@ =end original +Devel::Peek に Perl のメモリ状況のためのインターフェースが +追加されました(これは perl の malloc を使っていて、 +デバッグモードでコンパイルされているときにのみ動作します)。 =item * @@ -2888,14 +2963,11 @@ =end original - -=begin original +English モジュールは以下のように書くことで性能に影響を +与えずに使うことができるようになりました。 use English '-no_match_vars'; -=end original - - =begin original (Assuming, of course, that you don't need the troublesome variables @@ -2904,6 +2976,9 @@ =end original +(もちろん、問題のある C<$`>, C<$&>, or C<$'> を使わないことを仮定しています。.) +また、C<@-> と C<@+> の別名として C<@LAST_MATCH_START> と +C<@LAST_MATCH_END> が導入されました。 =item * @@ -2916,6 +2991,9 @@ =end original +ExtUtils::MakeMaker は大幅にクリーンアップされ、修正されました。 +拡張されたバージョンはPerl の以前のリリースにもバックポートされ、 +CPAN に登録されたので、以前のリリースでも修正を享受できます。 =item * @@ -2928,10 +3006,11 @@ =end original -Makefile.PLにおけるWriteMakefile()の引数は以前より選り注意深く、正確な -チェックを行うようになりました。これはモジュールがインストールされるとき -新たな警告を発生させることでしょう。さらなる詳細はL<ExtUtils::MakeMaker>を -参照してください。 +Makefile.PL における WriteMakefile() の引数は以前より注意深く、 +正確なチェックを行うようになりました。 +これはモジュールがインストールされるとき +新たな警告を発生させることでしょう。 +さらなる詳細は L<ExtUtils::MakeMaker> を参照してください。 =item * @@ -2942,6 +3021,8 @@ =end original +ExtUtils::MakeMaker は、移植性が高まるように内部で File::Spec を +使うようになりました。 =item * @@ -2978,6 +3059,11 @@ =end original +File::Find は処理前後にコールバックを持つようになりました。 +また、シンボリックリンクを追うときに正しくディレクトリを +変更するようになりました。 +"return;" ではなく "next;" で終了する(行儀の悪い) コールバックも +動作するようになりました。 =item * @@ -2999,6 +3085,8 @@ =end original +File::Find による警告は自身のカテゴリに従うようになりました。 +C<use/no warnings 'File::Find';> によってオン/オフできます。 =item * @@ -3010,8 +3098,8 @@ =end original -組み込みのglob()と名前が重複してしまうため、File::Glob::glob()は -File::Glob::bsd_glob()に名前を変更されました。古いほうの名前は +組み込みの glob() と名前が重複してしまうため、File::Glob::glob() は +File::Glob::bsd_glob() に名前を変更されました。古いほうの名前は 互換性を保つためにまだ利用可能ですが、非推奨です。[561] =item *